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101、「ゾンダーコマンド」をご存じだろうか?君たちも戦ってみろ!

第二次大戦中、ポーランド南部の「アウシュビッツ強制収容所」で多くのユダヤ人がガス室で「処分」された。その数は110万人とも言われている。

ご存じの方も多いだろう。ナチスドイツは罪のないユダヤ人を、女性も子供も全てこの世から消し去ろうとしていたのだ。何ともおぞましい歴史的出来事だ。

しかし、アウシュビッツ強制収容所や、その他多くの強制収容所の存在は知っていても、「ゾンダーコマンド」という特殊任務を請け負う部隊を知っている人は少ないのではないだろうか?

「ゾンダーコマンド」は、アウシュビッツ強制収容所等、多くの収容所で組織された部隊だ。

部隊と言ってはいるが、実際は強制収容所内の囚人で組織された作業班といったところだ。

ゾンダーコマンドは強制収容所の囚人――そう、ユダヤ人によって組織された部隊なのだ。ゾンダーコマンドは強制収容所に送られてたきたユダヤ人を「ガス殺」することを任務とした、ユダヤ人によって組織された部隊なのだ。ゾンダーコマンドはユダヤ人の同胞を殺す為の部隊なのだ。

ゾンダーコマンドの任務を命じられたユダヤ人はもちろん苦しむこととなる。知らないふりをして同胞をガス室に誘うのだから、その罪悪感は計り知れない。

戦後、ゾンダーコマンドとして従事したユダヤ人のメモが発見されている。その一部を以下に紹介しよう。苦しい心情が吐露されている。

「いったいどうすれば仲間を焼くなどということができるだろうか。私は何度も一緒にガス室に入ろうと考えた。しかし、その度に復讐心が押し留めた。殺された父と母、そして姉の復讐のため私は生きる」
「幼い少年はこう言った。『あなたたちもユダヤ人でしょう。仲間をガス室に送って自分だけが助かるなんて、どうしてそんなことが平気でできるの?殺人者として生きることが僕たちの命よりも大切なの?』」
「私はごく普通の人間だ。根性が腐った人間でも、残忍な人間でもない。そんな私がこの任務に慣れていく。誰かが泣き叫ぼうが、毎日のことだと無関心に傍観する。生きるためには仕方がないと、自分を納得させるようになる。今生き残っているのは、二流の人間ばかりだ。自らの命はどうでもいいと理由を探して取り繕っているが真実は、何が何でも生きたいのだ」

ゾンダーコマンドのユダヤ人は苦しんでいたようだ。しかし、任務を拒否することは、即ち己の「死」を意味する。だから、そのうちおぞましい任務にも無関心になっていったのだろう。生きる為に無関心になったのだろう。彼らはとにかく生き延びたかったのだろう。

私はゾンダーコマンドのユダヤ人を単純な正義感で責めることができない。「自分だったらどうするか?」「この極限状況でどのような選択をするのか?」――こう考えると、自分は一体どのような選択をするのか知れたもんじゃない。やはり、生き延びることを選んでしまうのではないだろうか?

しかし、このコロナ禍を終わらせまいとする者や、危険極まりないコロナワクチンの接種を推し進めようとする者は、一体どのような心理状態なのだろうか? ゾンダーコマンドのように罪悪感を抱いているのだろうか? そして、無関心になってしまっているのだろうか?

だとしたら、ふざけるんじゃねぇといったところだ。ゾンダーコマンドのユダヤ人が任務を拒否できなかったことは、良くはないが納得することができる。拒否=「死」だからだ。「生か死か」という極限の選択をしなければならなかったからだ。

それに引き換え、マスコミの煽りコメンテーターや司会者、インチキ専門家やワクチン接種推進運動を繰り広げる運動家医師、ポピュリズム政治家どもに、一体どのような極限の選択が突き付けられているのだろうか? ――そんなものありゃしねぇだろうが!

前言撤回したところで、何も殺されてしまうワケじゃないだろう。己の罪を認識している筈だ。早々に前言撤回して、正しい道を歩むべきだ。このままではゾンダーコマンドではなく、自らナチスドイツの側に立つことになってしまうぞ?! ――いや、既にナチスドイツの側に立ってしまっているかもしれないぞ?! 大量虐殺を実行している側に立ってしまっているかもしれないぞ?! 正しい道を歩むのだ!

アウシュビッツ強制収容所のゾンダーコマンドは何もしなかったワケではない。彼らは反乱を画策したのだ。あのガス室を破壊しようという大きな計画を画策したのだ。

この反乱計画についてもメモが残されている。

「反乱は、金曜日に実行することになった。開始は午後4時。まず最初に私たちは、10人の見張りを皆殺しにし、武器を奪う。5時になると、夜勤の見張り20人が位置に着く。1人に対し5人のゾンダーコマンドが一斉に襲いかかる計画だ。仲間の中には、銃を使える者もいる。見張りの20人を殺したら、私たちのうち一部はさらに他の見張りを襲い、残りはガス室の外へ向かう。バラックに火を付け、仲間たちを逃がすためだ。誰も自分が助かろうなどと思ってはいなかった。それどころか、確実に殺されることも分かっていた。それでも、誰もが満足だった」

結局、ゾンダーコマンドのこの計画は失敗に終わった。計画実行前に仲間の300人が何処かへ移送されてしまったからだ。

計画は失敗してしまったが、ゾンダーコマンドのユダヤ人は、現状を良しとはせず、最後には命を懸けて戦おうとしたのだ。確実に殺されることは分かっていても反抗しようとしたのだ。

コロナ禍を延命させているマスコミや専門家や医師や政治家の皆さん、あなたたちの中に現状を良しとしていない人が多くいるだろう。もう、プライドや社会的地位なんて捨て去って反抗してみたらどうだろうか?

3月になったら5~11歳の子供へのワクチン接種が始まろうとしている。今が汚名挽回する最後のチャンスだ。反抗したところでゾンダーコマンドのように殺されはしない筈だ。

子供を守る為に、ここで反乱を起こしてみないか?! 正義の味方として歴史に名を残してみないか?!

――どうだ?! やってみないか?!






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