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Jacoがまさかのロック演奏!?Live in Italyに見る全てを掌握する完璧なJaco Pastoriusの演奏に言葉を失う・・・

マンタです。普段はスタートアップ企業で働き、週末は音楽や趣味を探求し新しい生活様式を模索しています。

今回は私ごときが語るのはおごがましいですが、大好きな、私の人生を変えてくれたベーシストである「Jaco Pastorius」のユニークなアルバムを紹介しつつ、彼の抑えるべきアルバムを整理させていただきます。

Jaco Pastoriusとは

もはや語る必要もないぐらいベースを手にしたことがある人は聞いたことがある人物ではないでしょうか。フェンダーのジャズベースをフレットレスで操り、それまでのベースの概念を諸々かき乱し、崩していった天才です。

順風満帆とはいかず最後は無念の死を遂げていますが、彼の功績は大きく、ほぼフレットレスのサウンドを作ったと言っても過言ではない方です。

マンタとJacoの出会い

彼の演奏との出会いは中学でした。私は非常に早い方だと思います。
ロック一辺倒でベースをやっていた際に、塾の先生よりぜひ聞いてみなさいとのことで渡して持ったのがjacoでした。

正直最初何をやっているのかさっぱり分かりませんでしたが、素晴らしいテクニック、演奏内容。当時本当にロックしかやっていなかった自分にとって落雷が落ちたかのような衝撃でした。

それからjacoの譜面を買って練習した記憶があります。特にこの「ジャコ・パストリアスの肖像」を買って「Portrait of Tracy」を鬼のように練習した記憶があります。

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またJazzをしっかりかじった後に聞く「Donna Lee」は正直完璧な演奏すぎて今でも意味が分からない状態です。本当に天才なんだと心の底から思う方です。

今回紹介するアルバム「Live in Italy」

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そんなJacoで今回紹介させていただくのは、この「Live in Italy」です。メンバーはジャコ・パストリアス(b)、ビレリ・ラグレーン(g)、トーマス・ベレッツ(ds)というトリオ形式です。

フュージョンという枠に収まらず、かなり幅広い音楽を展開しています。特に1曲目のインプロ→Teen Townからそうなのでがギターはもはやロックギターですw
歪み全開の演奏に、Jacoが素晴らしい絡みを見せるなんとも言えない極上のサウンドになっています。

正直Jaco以外のメンバーはうまいかと言われればそんなことはないのですが、Jacoがいることで全ての演奏が高次元でまとめられている、そんな印象があります。

またロックサウンドの中でJacoがどのようなプレイをするのか、そういう観点でもなかなか面白いアルバムになっています。正直Jacoがノリにのっているので絶好調な感じなのではないでしょうか。

私はこのアルバムと出会ってから、特に1曲目をヘビリピしている状態です。

Jacoで知っておくべき鉄板アルバム

①Word of Mouth

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Jacoの2ndアルバムにして遺作となってしまったものです。もちろんJaco自身のプレイも素晴らしいですが、楽曲や編曲の素晴らしさ、そしてこの後ビッグネームになる各種人材を投入した素晴らしい作品になっています。
賛否両論はありますが1stに負けじと劣らない素晴らしい作品になっっています。

②Bright Size Life

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こちらはパット・メセニーのアルバムですがこのベースはjacoなんです。そう考えるとパット・メセニー、歳だなぁとか考えてしまうのですがw
特に「Bright Size Life」は私の中ではリチャード・ボナのイメージが強かったのですが元はJacoの演奏になります。彼のソロも素晴らしすぎて涙が出てしまうレベルです。

③Twins Live in Japan 1982

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こちらは日本でのライブ版ですね。Jacoは独自編成のBigbandもやられており、これはそのライブ版です。
やはりこのアルバムの目玉は「Soul Intro〜The Chicken」かと。
日本ではベースをなくすなど奇行が目立ち始める時期なのですが、演奏は素晴らしく今聴いても戦慄が走るレベル内容になっています。

④Heavy Weather

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こちらはジョーザビヌル率いるFusionバンドWeather Reportのアルバムです。
ベースやメンバーは何代も入れ変わりをしているのですが、このアルバムはJacoが参加しています。
名曲BirdlandやTeen Townなどかなり良い曲のオンパレードになっています。

今回は偉大すぎて今まで紹介してこなかったJaco Pastoriusについてまとめさせていただきました。彼を聞くとどうしてもエレキベースを演奏したくなるので困ったものなのですがw。

彼の精神はさまざまなミュージシャンに受け継がれおり、今でも彼の信者は世界中にたくさんいますのでやはり天才の演奏は失われないなと実感します。願わくば天才が花火のように散るような状態にはならないように今後の音楽の世界があって欲しいものです。

blogでも引き続き情報発信の実験を続けていますのでよかったら覗いていただけると幸いです。

本日もご拝読ありがとうございました♪

平日はスタートアップ企業の社員、土日はたまにミュージシャン。読書や芸術、ITネタからガジェットまで興味は尽きない変人。