手や顔を洗う動作とは
今回は子どもの手や顔を洗う動作についてを書いていこうと思う。
動作を細かく分けているので、スモールステップで支援の行なう方には役に立つと思う。
参考としては、主に下記の論文を参照にした。
「研究紀要 第37号 特集:乳幼児期の探究II 元 文教大学女子短期大学部 教授 玉井 美知子 先生の 育ち合い─基本的生活習慣の自立をめざして─」
*発達段階に関する考え方は色々あるので参考程度に読んでいただけば嬉しいです。
手を洗う動作
1、手洗い場の前に立ち、左右の袖口をまくり上げる。
2、蛇口の先をひねって水を出し、手を濡らす。そして蛇口の栓を閉めるか水量を減らす。
3.液体石鹸や石鹸をつける
4.手のひらをこすり合わせ、手の甲を手首まで擦る等丁寧に洗う。洗い方には下に一般的な手順を書いているので参考にしてほしい。
お願いのポーズ
手のひらを合わせてスリスリする。まずは1番広いところからしっかり洗う。
亀のポーズ
親子亀のように両手を重ねてスリスリする。忘れがちな手の甲をきちんと洗う。
お山のポーズ
指を組んで三角のお山を作ってゴシゴシする。洗いにくい指の間もきちんと洗う。
狼のポーズ
狼のように爪を立ててゴシゴシする。中に隠れたバイ菌を追い出すように洗う。
バイクのポーズ
バイクの運転みたいに親指を付け根からグリグリする。お口に入りやすい指だから念入りにする
つかまえたのポーズ
手首を握ってグリグリする。机にあたる手首は意外に汚れているので洗う。
5.蛇口の先を開けるか水量を増し、石鹸のぬめりが取れるまで、繰り返し洗い落とす。
6.蛇口部分に水をかけて、綺麗にして閉める。
7.両手合わせて軽く振って水を切る。
8.タオル(ハンカチ)を広げて、手のひら、甲、手首を拭く。
9.タオル(ハンカチ)を元に戻し、袖口を下げる。
顔洗う動作(2歳6ヶ月〜)
1.服の袖をまくり、洗面所の前に立って蛇口の栓をひねる(洗面台の高さに応じて踏み台を用意する)
2.最初は水量が多いので子供の小指の太さに水量を調節し、手をよくこすって洗う。
3.両手に水を貯めて、顔を水のところへ近づけて顔を水で濡らす
4.両手で顔をこする。(1歳6ヶ月ぐらいからできるようになる)。
以上、子どもの手や顔を洗う動作について書かせていただきました。
この記事を読んでいただきありがとうございました。
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