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【本】「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より⑤

新年度がスタートして2週間。朝のラッシュアワー時には、フレッシュな新入社員と思われる若い方々も多く、マニュアルのようなものを読み込んでいたり、スマホで業務を確認したり・・・と、初々しい光景を目にしております。まずはしっかり週末まで乗り切り、そしてさらには月曜から出社できているだけでグッジョブでしょう(甘いですかね?笑)。

あと10日で初任給です!あれこれ一喜一憂があるかもですが、1ヶ月の頑張りでもありますからね、ひとまず25日を楽しみにしてもらい、さらには月末、来月はじめには大型連休が控えていますので、そこもまた楽しみにしながら、日々乗り切ってください!そのうえでもし、ちょっとしんどいときに、このnote記事を見つけた方にもぜひ読んで頂ければと思います。


相手の長所を引き出す

真の友人とは、相手の弱点に同情するのではなく、相手の長所を引き出す人のことだ。あなたには長所を指摘する必要のある友人がいるだろうか。困難な状況に置かれていて自分の長所を忘れている友人がいれば、長所を指摘してあげよう。真の友人になるための素晴らしいチャンスだ。相手が自分の長所に気付くためにほんの少し手を貸そう。あなたはすぐには気付かないかもしれないが、やがて自分の長所にも改めて目が向くことになるだろう。

「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より

突然ですが、みなさんは友人って多い方ですか?少ない方ですか?まあ、基準が曖昧なので、なかなか分かりづらいところですが、私自身はそれほど多くない方だと思います。「友人」の定義ってなかなか難しいですよね。もうこのテーマだけで、何時間でも考えられるような気がします(笑)。ただ、私がこれまで出会った中で、関係性を大事にしたいと思う友人は、それほど多くはないかもしれませんが、向こうがどうであれ、私自身はこの「縁」を大事にしたいな、と思っている方々です。

年齢も年齢ですので、なかなか頻繁には会えませんが、数年ぶりに会ったとしても、一瞬で昔の空気に戻れる学生時代の友人や、職場での仲間(ま、私の場合、社員さん同士よりも、一緒に働いたスタッフとの縁の方が濃い気もしますが・・・)などなど。共通しているのは、ドンさんが書いているように、私にはない長所や特技、尊敬できる何かを持っている方が多いように思います。しかも友人なので、それを嫉んだりとかいうネガティブな感情はなく、ただただリスペクトしているって感じですかね。互いにそうやって高められる仲でありたいですよね。

自分の能力を人のために使う

「人間は得ることで生計を立て、与えることで人生を築き上げる」-チャーチルのこの言葉を本で読んだ時、祖父の言葉を思い出した。祖父は「まず与えなさい。そうすれば、得ることについて心配をする必要はなくなる」とよく言っていた。あまりにも多くの人が得ることばかり心配して、自分に与えられた長所や才能、資質を世のため人のために使うことを忘れている。あなたが持っているもので、それをあなた以上に必要としている人に与えることができるものは何だろうか。時間を取って考えてみよう。

同上

これは経済評論家の勝間和代さんで言うところの「GIVEの5乗」というやつでしょうか。人生「GIVE & TAKE」ではなく、「GIVE、GIVE、GIVE、GIVE、GIVE」してようやく、1つTAKEがあれば良いという考えですね。別の表現では「GIVER」と「TAKER」という考え方もありますよね。小賢しく「TAKER」であり続ける人も稀にいますが、私自身はたいしてGIVEするものはありませんが、それでも気持ち的には「GIVER」でありたいな、と思います。

前職時代、一つの教室を任されていたときには、一緒に働くスタッフに「自分の特技と思うものを挙げて欲しい」というお願いをしたことがあります。まあ、こう言うとなかなか挙げてくれないので、全スタッフに紙を配って、一人一人メンバーの優れているところ、教えて欲しいスキルを書きだして欲しい、とお願いして、書いてもらい、集計を出して一覧にし、上位のスキルを全員が披露する、という会を開いたことがあります。最初は照れくさそうにしていましたが、周りから認められたというのが嬉しかったのか、徐々にテンションが上がっていき、とても活性化した会になったことを覚えています。全員が自分の持つ「長所」を出し切れば、みんなの「短所」をカバーできるんじゃないかな、と思いますね。

つらいときこそ、上を向く

最近、親友が「あるオフィスの天井に面白い張り紙を見つけた」と言ってきた。それには「将来の見通しが暗い時は、上を向こう」と書かれていたというのだ。「上を向こう」という言葉は、マイナス思考に陥っている人たちを勇気づけるのにぴったりだ。上を向くことは、目標を設定して頂点を目指すことである。今日、あなたは上を向いて生きているだろうか。上を向くことが生きていく上でどれだけプラスになるかを考えてみよう。「上を向こう」。これは素晴らしい言葉だ。

同上

これは本当にその通り。でも、調子の悪いときに「下を向いてしまう」という経験があるので、そんなに脳天気に「上を向いて歩こう!」とも言えないというの分かる気がします。どうしても上を向けない時もあるんですよね、長いこと生きていると。そんな時に空元気を出して「上を向かなきゃ」と義務感で上を向いてもクビが痛くなるだけなわけで・・・涙。どうすればいいのかは、本当に難しいですよね。

私の経験的には、「今、自分の運気は下降気味だ」というのを認めたうえで、ちょっと弱っていることを周囲(の自分の信頼できる人たち)に口に出して言えることからスタートすることだと思います。私は最初、なかなか認めたくなくて、なんとか這い上がってやる、と我武者羅になりすぎて、それがどんどん空回りして・・・という悪循環でした。あるとき、本当に苦しすぎて、周囲に吐露できたところから、ちょっとずつ好転していったという記憶があります。ですから、無理に「上を向こう」と思わなくても大丈夫です。ちょっとずつ自分の中で落とし込んでいきながら、一歩ずつ前に進んでいけば良いんだと思います。

とはいえ、青空の朝、澄んだ空気を吸い込んで、空を見上げると・・・これがものすごく気持ちよかったりしますよね。または、公園内などでの森林浴をしながら散歩しているときに、木々の木漏れ日を受けながら上を向くと、青々とした緑がとても鮮やかで綺麗だったりします。ちょっと回復したときこそ、ドンさんの仰るように「上を向こう」を実践してみてください。

言うより先に実行する

「立派なことを言うより、立派なことをする方が立派だ」―これは偉大な政治家であり、発明家でもあったベンジャミン・フランクリンの言葉である。「こうすればいい、ああすればいい」と評論家のようなセリフを口にするのだが、さっぱり実行が伴わない人はあなたの周りにもたくさんいることだろう。本当の成功者は、実行した経験をもとに話をするのだ。あなたは口先だけの人物か、実行する人物か、どちらだろうか。あなたが上手くやり遂げられる可能性のあることとは何だろうか。あなたが立派に実行できれば、人々はあなたのアイデアに敬意を抱くようになる。

同上

私は評論家さんたちがとても苦手です。ああだこうだと言うだけなら誰でもできるわけです。実際に行動に移し、たとえ失敗したとしても、挑戦した勇気は素晴らしいですし、何も行動に移さず、周囲で囃し立てるような輩なんて、放っておけばいいんです。とはいえ、世の中にはなんと「評論家」の多いことか!自分では何もしないで、やれだヘチマだ、口ではもっともなことを言っているようで、実行力はまるでゼロ・・・なんて人たちが多いですよね。私は成功者になれてはいないですが、「評論家」で終わる人生だけはしたくないと思いますね。

よく考え、よく行動する

ある思想家がこんなことを言っている。-「失敗者には二種類ある。考えるだけで何も行動しなかったものと、行動するだけで何も考えなかったものだ。」-しかし、私はこの考え方に必ずしも賛成ではない。というのは、失敗者は二種類だけではないからだ。三番目のタイプとして、「考えるし、行動もするのだけど、思考のレベルが低いために失敗する人」がいるのだ。自分の思考レベルを引き上げよう。そうすれば、行動レベルも確実に引き上げることができる。

同上

これもまた深いですよね。「考えただけで何も行動しない」ーこれが一番良くないように思いますが、「何も考えずに行動に移す」ーこれもまた『残念」なタイプ。そして第三として「思考のレベルが低いから失敗する」というのがあるというわけです。10か0の理論ではないんですね、考える「質」が大事だというお話。基本的に二番目の「猪突猛進」タイプで、走りながら考えるタイプの私としては耳の痛い話ですが(笑)。それだけ「考える」ということが大事だと言うことですね。


今回はここまでです。お読み下さった方、本当にありがとうございました。何か少しでも参考にして頂ければ幸いです。私自身、こうして読み返すことで新たな発見があり、考えさせられることばかりです。一度立ち止まって考えてみることって本当に大事ですよね。ではまた次回!

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