【バスケW杯】選手たちの「言葉」で振り返る日豪戦!
現在、1勝2敗。残念ながら順位決定戦に回ることにはなりましたが、あくまでも目標は「パリ五輪出場」。アジア1枠のために残り2試合も全力を尽くしてくれることでしょう!繰り返しますが、日本は現状、世界ランキング36位。昨夜のオーストラリアは3位ですし、ドイツもフィンランドも超格上。ですからフィンランドを破ったことが大金星、もしくはジャイアントキリングともいえる快挙だったわけで、世界の一流チームと戦えるチャンスはそうそうないはず。絶対にこの3連戦でよりパワーアップしている日本チーム。残り2試合にも期待しましょう!ということで、今回は選手たちのコメントで1次リーグを振り返ってみたいと思います。
まずはキャプテンの富樫選手から
なかなか初めの2試合で得点に結びつかず、本人が一番苦しまれたと思います。そんな中、ようやく本領発揮!キャプテンの意地でしょうか。フィンランド戦の若手コンビに触発されたのか、ここは日本のエースとしてのプライドを感じるスーパープレーを魅せてくれました。コメントもいいですよね、下を向かず、残り2試合に賭けている姿、素晴らしいです。
続いて馬場雄大選手のコメントです
ドイツ戦では随所に光るプレーを披露してくれた馬場選手も、フィンランド戦は徹底マークに遭い、実力を出し切れずな印象でしたので、オーストラリア戦では馬場選手の底力をしっかり出してくれたと思います。トム・ホーバス監督(以降、親しみを込めてトムさんと呼ばせてください!)の戦術を選手たちもしっかり理解し、さらに賛同していることが伝わるコメントです。こういう信頼感って本当に大事。そこで続いて名将トムさんの登場です。
そして頼れるボス!トム・ホーバス監督!
・・・と、終了後には「仏」のトムさんでしたが、試合途中はキレッキレ。タイムアウト時には「ふざけんな!細かいこと!分かってないんだったらダメだよ!簡単なことじゃないですか!」、「それ言い訳!最初から…だよっ!」と、物凄い「喝」。ただ、すでに選手とトムさんの間に信頼関係が出来ているから、これでムードが悪くなるわけではない、というのが理想のチーム像。トムさんに鼓舞され、そこから空気を変えようとスイッチが入っていったことも事実です。どうやら河村選手への指摘だったようですが、まだまだ成長著しい選手ですので、こうした叱咤をバネにして伸びてくれることでしょう!
さらに渡邊雄太選手もこんなコメントを残しています!
満身創痍の絶対エース、渡邊雄太選手。足の調子も決して万全ではないはずですが、それを全く言い訳にせず、この試合でも大奮闘。最後は5ファールで退場となりましたが、普通はファール4つもらったところで、アグレッシブなプレーが出来なくなるのですが、渡邊選手は違いました。それまで以上に気迫のプレーでチームを鼓舞。そんな気持ちが入ったコメントを試合後のインタビューでも語っていたのが印象的でした。
フィンランド戦のヒーロー、河村選手は・・・
フィンランド戦から一転。相手チームからのマークも激しさを増し、なかなか自分の思うプレースタイルに持ち込めず、イライラもあったでしょう。なかなか波に乗れず、考えあぐねている様子は画面からも伝わって来るようでした。そんな苦しい経験をしながらも、ご紹介したようなコメントを残せるあたり、本当に「大物」。絶対にこの試合を通じて「成長」していることでしょう。次の試合が楽しみです。
同じくフィンランド戦のヒーロー、富永選手は・・・
富永選手も第1戦再来のごとく、徹底マーク。そんななか、中に切り込みシュートを決め、さらにはこれまで以上に大きな声を出し、周りを煽るパフォーマンスが印象的だったのですが、それはこういうことだったのか・・・と合点がいきました。本人の持ち味である3ポイントが封じられている今、自分にできることを考えていたわけですね。たしかにフィンランド戦は神がかっていましたから。もはやシュートを外す気がしない状態。富永選手もまた、河村選手同様、この試合を経て「経験値」が一層増したと思いますので、今後の伸びに期待です。
本当は原選手、川真田選手、比江島選手、吉井選手、そしてホーキンソン選手らのコメントも紹介したかったのですが、ここまでですでになかなかの文字数になってしまいました・・・。また改めてまとめていきたいと思います。まずは明日のベネズエラ戦。油断大敵、というかそんな気持ちは全くないとは思いますが、目標に向けて日本らしいプレーで40分間戦い抜いてほしいと思います!
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