見出し画像

【LIFE BLOG】転職してみて感じたこと

新年度を迎え、新入社員さんたちの初々しい姿をあちこちで見かける中、なんとも不謹慎な話題なんですが、それはそれで自分も転職組の一人としては、ちょっと思ったことをまとめてみたいと思います。


やっぱりスキル(=手に職)は大事!

当たり前ですが、転職がしやすいのは手に職、つまりは資格を持っている人。そりゃそうですよね、中途採用は即戦力を期待しているわけですから、そんな中途にイチから教えるなんて手間暇かけたくないですよね。そういう意味で、事前にスキルを持っておくことがとっても大事だと言うことは、転職活動中に痛感しました。

転職は同業種内の移動が中心?

これもその通りだと思います。やっぱりその方が動きやすいですからね。ただ、そうなるとこの場合の転職は「待遇・条件」によるものになるのでしょうかね。金融・証券・保険業などはそうしたジョブホッパーの方も多いような気がします(あくまでも漠然とした印象論ですが・・・)。こういう方々は同業であればスキルを持っているので、転職活動もしやすいのだと思います。

短期間の入退社はマイナスに?

これもまた当たり前ですよね、やっぱり履歴書を見て、なんでこの人は短期間でこれだけ入れ替えしているのかって話ですから。しかもあまりに多岐にわたった経歴の場合、それってあんまりプラスではなく、むしろマイナスに働くような気もしますよね・・・。同じように、ブランク(空白)期がある場合も、それに相応しい理由がないと訝しがられる可能性大ですよね。

じゃあ、「石の上にも三年」論は正しいのか?

うーん、どうなんでしょう?これは私自身が最短10日で見切った経験があるので、あまり褒められたものではないんですよね・・・涙。前職(学習塾)では20年ほど勤めていたのですが、その前はワーホリに行ったりしてまして、ワーホリ後はなかなか仕事が見つからず、見つけたのがなんと・・テレアポ。これはキツかったです!朝からひたすら電話がけ。どうにもストレスで、早期に見切りをつけてしまったという、ヘタレです(涙)。

ということで、私には「少なくとも三年は頑張ろう」なんて偉そうに語ることはできません。それこそ無理しすぎることで、体調を崩したり、さらに悪化すると心を病んでしまう可能性だってあると思います。そこまでして働かなくてもいいんじゃないか!っていう気もします(というか、私自身がそうでした。もう辛すぎて辛すぎて・・・受話器で耳痛いし・・・笑)。

ただし、社内で学べることもあるのは確か

一方、学習塾では入社当初は、それこそ覚えることも多く、体力勝負のハードな世界だったのですが、当時から少数精鋭(といえば聞こえが良いですが、要は人不足)だったこともあり、なんでもかんでも自分でやらないといけなかったので、まあいろんなことを覚えますよね、頭と言うより身体で(笑)。当時は若かったこともあり、なんだかんだで無理をしてでも動けてしまうので、脳筋の私には良かったのかもしれません。授業で生徒さんたちと関わるのも楽しかったですしね。

そういうわけで、なんだかんだ1年、つまりはワンサイクル回してみることで、どの時期が繁忙期で、どの時期は少しゆっくりできる、とかいう緩急が分かるという利点もあります。また、1年目の土台のうえに、どんどん積み上がっていくので、前年よりもブラッシュアップできる、というのも一つの会社で続けるメリットだと思います。

ただし「燃え尽き症候群」には要注意!

私はまさにコレの一種だったと思います。気づくと20年が過ぎていた、という感じです。なんだかんだと、とにかく突っ走った20年、ま、後半2,3年は若干トーンダウンしていたとはいえ、恐らく同世代の中では一番「もう十分働いた」というくらい仕事にどっぷり浸かった20年だったと思います(ま、人間、誰でも自分に甘いので、ここらへんはお許し下さい!笑)。20代、30代と頑張れた気力が、40代に入り、厄年前後にはほとんどガス欠に。そのままなんとか気合いで乗り切ろうとしたもので、本当にエンストを起こしてしまった感じです、私の場合。

仕事との適度な「距離感」も大事(実話)

これは私の後悔。もう本当にどっぷり仕事三昧だったもので、後半はそれに追われて若干(相当?)心が滅入っていたように思います。というのも、30代後半、40代前半までは、なんとか自分が若干無理をしてでも、ここで踏ん張れば結果が出せる。すると、謎のパワーが湧いてきて、また頑張るか、となる。しかし、やっぱり無理が効かなくなる時が来るもので、そうしたら本当にアウトです。私の場合は仕事に追われ(というか仕事そのものよりも人間関係問題でしたが)、寝られなくなるところから始まりましたね。

ですから、今考えると、なんでここまで入れ込んでいたのかな、なんて思っています。もちろん、本気だったので、そうした気を汲んでくれて一緒に頑張ってくれる仲間や、感謝してくれる生徒さんや親御さんにも助けられ、そうしたことで頑張れたことは確かなのですが、内面(心)の面では限界だったのだと思います。そうなると、ここまで入れ込まずとも、いい距離感を保つことで、もっと違った働き方が出来たのかなとも思っています。ま、そういうと自分に負けた感があるので、あそこまで本気で突っ走ったから、今があると思うようにしていますが・・・笑。

(実行に移すか否かはさておき)準備をするのはアリ!

さて、そんな自分の経験から考えると、転職(ということはその前に退職しなければいけないわけですが・・・)については、頭をよぎったら、「転職活動」くらいはしてもいいのかな、と思います。例えば「転職サイト」にエントリーする、とか。ただし、経験者は語るですが、恐らく「同業」からの募集になると思いますよ。

そうなると、「自分はそこまでして(=今の仕事を辞めてまで)転職したいか?」と自問すると良いと思います。これで留まるなら、それも一つだし、いや、もう十分働いた、もしくはもう嫌だ、となれば、新しい道を一歩踏み出すのもアリなのではないでしょうか。私は後者でした。ちょっと遅すぎる決断だったかな、と今では思っていますけどね。

年齢の壁はある!(実話)

昨今の広告では40代からの転職だとか、50代でも・・・なんて話になっていますが、本音ではやっぱり40の壁はあると思いますよ。だってそりゃ、採用側も残り10年ちょっとの人間、雇いたいですかって話ですよね。私が層でした。たまたま運良く今の会社に拾ってもらいましたが、そもそも定年までの方が近い人間よりも、長く続けてくれる若手の方が欲しいですよね、実際。

そういう風に考えると30代のうちに、やってみたいという職を経験したい、という転職だってあると思います。これは職場への不満とか、そういうのではなく(もちろんそれもあるのかも・・・ですが)、自分の中の夢とか目標といった意味で。まあ、そうなると逆算して、夢を実現するために、現職に就いていながら、次の職に必要なスキルを学ぶことになるので、若干負担は掛かると思いますが、自己実現のためには多少の負荷は仕方ないですよね。

結局、人それぞれ。チャンスは1回限り(のことも)

ここまでダラダラと転職に関して、私の経験を中心にあれこれ書き綴ってきました。ま、結局のところ、考え方は人それぞれなので、自分がどうしたいのかをじっくり考えて、決断するしかないと思います。老婆心ですが、利害関係者への相談は、概ね「説得」されるだけなので、良好な関係であれば親御さんやご兄弟姉妹、さらには信頼できる友人に打ち明けることをお勧めします。

また、チャンスは1回限り、と書きましたが、タイミングを逸することで、「ああ、あのとき、転職していれば・・・」となってしまっては、その後悔は年々大きくなるということもあると思います。とはいえ、一方、見切りが早すぎて、「ああ、あのとき、残っていれば・・・」ということもあるかもしれない。ま、要は自分次第だということ。ちなみに私自身は今のところ、転職してみて良かったな、と思っています。何しろ責任者の立場が私には本当にしんどかったので、今はイチ平社員で動けているので、心の平穏が半端ないです(笑)。

結論・・・自分ファーストでいいんじゃないですかね(笑)

仕事が楽しく、プライベートも充実していて、楽しい人生が送れれば、これが一番ハッピーですよね。もちろん仕事においては多少の負荷がかかったほうが、よい仕事が出来たりしますので、そういった緊張感は常にあったほうがイイと思います。しかし、それが恒常化すると、どこかで支障を来しますし何より仕事が楽しくなくなってしまうと思います(実話)。そしたらプライベートだって楽しめないでしょうし、それこそ、何のために生きているんだって話になりますよね。あんまり「ワークライフバランス」って言葉はあまり多用するのもな・・・というタイプなのですが、じっくり考え、考慮した上での決断であれば、後悔しないじゃないかと思います。即行動に移す前に、よく考えるというのが私の思うベストなアプローチではないかと思いますね。参考になるかは分かりませんが・・・汗。


この記事が参加している募集

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?