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阪神タイガース選手名鑑2023(投手編)

今年も阪神タイガースの選手名鑑を自作します。WBC等から野球に興味を持ち阪神を応援してみようかなという新規勢から、ずっと阪神ファンだよというガチ勢まで、幅広い層に阪神の選手について伝えられるように頑張ります!この記事は投手編です!

選手一覧

13 岩崎優(いわざき・すぐる)

直近6年連続40試合以上に登板している鉄腕左腕。その中で直近4年中3年で防御率1点台をマークするなど、安定感も折り紙つき。昨季は初めて本格的に抑えのポジションを務めたが、今季は再び慣れ親しんだ中継ぎに戻る予定。コメントが“塩対応“なことを持ちネタにしており、結婚発表時の「結婚することができてよかったです。」はプロ野球選手の結婚時のコメント史上最短だと思われる。

14 岩貞祐太(いわさだ・ゆうた)

左腕から150km/hを超えるストレートと切れ味鋭いスライダーで打者を押し込むパワーピッチャー。今季から、憧れの先輩・能見篤史の阪神時代の背番号14を受け継ぐ。当初は先発再転向の予定だったが、再び昨季までの中継ぎで勝負する。いたって真面目な顔でとんでもないボケをかまし笑いを取りに行く変人キャラだが、ブルペンでは頼れるリーダーとして後輩をサポートしている。

15 西純矢(にし・じゅんや)

爽やかな顔で気持ちを前面に出した熱い投球をする若手右腕。昨季はシーズン途中から覚醒し、自己最多の6勝をマーク。特に後半戦は防御率1点台を記録するなど、投げる度に成長を見せた。最速154km/hのストレートに加えフォーク、カーブ、スライダーを中心とした変化球を操り、打撃や守備まで得意な器用さが武器。試合中に新たな球種を習得し、それで抑えるといったマンガのようなエピソードもある。

16 西勇輝(にし・ゆうき)

精密機械のごとくコースに投げ分ける先発右腕。右打者の懐に食い込むシュート、その反対で逃げていくスライダーという横の揺さぶりに加え、低めに落ちるチェンジアップや緩急をつけるカーブ等の全ての球種を思い通りに操り、打者を翻弄する。今季でまだ33歳だがチーム最年長で、自身の勝敗よりも長いイニングを投げて他の投手の負担を減らすといったチームへの献身的な姿勢にこだわる。西純矢は遠い親戚にあたる。

17 青柳晃洋(あおやぎ・こうよう)

他に類を見ない変則フォームから自由自在に球を操る虎のエース。入団時は速球の強さとスライダーしか武器がなかったが、年々成長を続け、今ではコントロールもスタミナも変化球のレベルも格段に上昇。守備も苦手だったが、トスとワンバウンドスローを使い分けることにより克服した。マンガやラーメンなど多様な趣味を持ち、人柄の素直さも人気が高い。自身の登板時に雨天となることが多く、そこから付いたあだ名「雨柳さん」は公式グッズ化している。

18 馬場皐輔(ばば・こうすけ)

馬力を感じさせるフォームから切れ味鋭いスライダー、カーブ、スプリットを操るタフな右腕。先発も中継ぎも問わずこなすことができ、チームが困ったときに出番が巡ってくることが多い。東北出身でおっとりした雰囲気だが、マウンドに上がると気迫満点。ピンチを抑えたときに飛び出す“馬場ガッツ“にも注目。

20 森木大智(もりき・だいち)

軽々と150km/hを上回る速球を投げ込む土佐の剛腕。昨季は高卒1年目ながら二軍で安定した投球を続け、一軍でも先発の機会を得たが、惜しくも勝ち星は掴めなかった。今季はプロ初勝利からの飛躍を目指す。お茶目な部分も持ち合わせており、昨年のファン感謝デーでは白井球審のモノマネを披露した。

21 秋山拓巳(あきやま・たくみ)

恵まれた体格から大きな雄叫びを上げながらキレのある球をコーナーに投げ込む先発右腕。大谷や佐々木のような160km/hを超える剛速球が話題になる中、彼の速球は140km/hにも満たないが、それでも打者を押し込めるだけの技術と力を持っている。EXILEのATSUSHIとは親友であり、マウンドに上がる際にはATSUSHI作曲の楽曲を流す。

24 ブライアン・ケラー

特徴的なインステップから様々な球種を操る新加入の外国人右腕。昨年はアメリカ・マイナーリーグでプレーした。少しコントロールに不安があるが、球速以上に球の力があり、三振を奪う能力にも長ける。チームの投手層は厚いが、巡ってきたチャンスで確実に結果を残し、信頼を得たい。ちなみに、チームメイトに同姓のカイル・ケラーがいるが、アメリカにおいてケラーという姓はそこまで多いわけではないらしい。

27 伊藤将司(いとう・まさし)

投げる際にグラブを高く掲げるフォームからテンポよく投げ込む先発左腕。誰もが驚く速球や変化球があるわけではないが、キレのある速球にそれとほぼ同じ軌道から小さく鋭く曲がるツーシーム、カットボールをコントロール良く投げ込むことで打者に狙いを絞らせない。まだ今年で3年目だが、声と投球スタイルの渋さはまるでベテラン。グラブに島田珠代の持ちネタを刺繍するなど、変人エピソードには事欠かない。

28 鈴木勇斗(すずき・ゆうと)

力強いストレートと緩いカーブが特徴的な2年目左腕。プロ入り前からコントロールに不安があるという評価だったが、1年目の昨季はその不安が目立ち、二軍でも四苦八苦する場面が目立った。まずは本来の武器であるストレートの強さを取り戻し、自信を持って相手打者に投げ込んでいきたい。

29 髙橋遥人(たかはし・はると)

ストレート、変化球ともにプロの中でもトップクラスのクオリティを誇る虎のエース候補。しかし、怪我が多く、プロ入りから過去5年間で一度もシーズンを通して投げられたことがない。今季も昨年に受けた手術の影響で出遅れることが決まっているが、ファン皆が彼の帰還を心待ちにしている。投球の凄さとは裏腹に性格はおっとりしており、ヒーローインタビューが最大のピンチと言われることも。

30 門別啓人(もんべつ・けいと)

阪神では久しぶりとなる北海道出身の選手。身長180cmを超える恵まれた体格から、糸を引くような真っ直ぐを投げる左投手。幼い頃に妹を脳腫瘍で亡くしており、高校時代からその妹の名前をグラブに刻んでプレーしている。高卒1年目の今季は、まずは二軍で経験を積み一軍を目指す。

34 二保旭(にほ・あきら)

ソフトバンクから移籍して3年目を迎える右腕。先発も中継ぎもマルチにこなせる便利さが売りで、ツーシームやスライダー、フォーク等を中心に多彩な球種で打たせて取る技巧派。昨季は一軍での登板がなく、今季はチーム最年長とあって、この1年に懸ける思いは強い。苦しい時にチームを支えるピースとなりたい。

35 才木浩人(さいき・ひろと)

肘の手術であるトミージョン手術から2年近くに及ぶリハビリの末、復活を果たした若き剛腕。普段はお茶目な性格だが、復活の白星を挙げた際には、大粒の涙を流しながらこれまで支えてくれた裏方への感謝を口にした。持ち味はストレートとフォークで、3月に行われた侍ジャパンとの強化試合では大谷から三振も奪ったが、ホームランを打たれ悔しさを露わにした。これを糧に更なる飛躍を誓う。

36 浜地真澄(はまち・ますみ)

昨季ブレイクを果たした若き右腕。威力のあるストレートと多彩な変化球を正確無比に投げ込み、試合を勝利へ繋いでいく。その卓越した制球力は球界トップクラスで、昨季は与四球が1試合平均1個以下と凄まじい記録を残した。また、現在日本で使い手がごく少数である球種「パーム」の使い手でもある。酒造の息子であり、今季から甲子園ではコラボメニューとしてヨーグルト梅酒が販売される。

37 及川雅貴(およかわ・まさき)

勢い溢れる若き左腕。投球時に右足を上げてからタメを作るような独特なフォームで、放たれる球の威力は素晴らしいが、少しでも調子を崩すと制球が乱れやすいという不安もある。一昨年は一軍でリリーフとして活躍したが、昨年はその不安が目立ち、一軍登板は僅か1試合にとどまった。登場曲には、高校の先輩でもある遊助に特別に作ってもらった楽曲を使用。

41 村上頌樹(むらかみ・しょうき)

多彩な球種と安定感が武器の若手右腕。入団から2年続けて二軍では圧巻の成績を残しタイトルも複数獲得しているが、まだ一軍定着には至っていない。制球力や変化球の豊富さを持ち合わせているため、あとはストレートの強さを磨くことが一軍への道。迎える3年目、欲しいのは二軍でのタイトルではなく一軍での白星だ。

42 カイル・ケラー

球界屈指のストレートと鋭く曲がるカーブが武器の外国人右腕。昨季は調整に失敗し開幕直後に大炎上を繰り返したが、若手に教えを乞うて鋭く落ちるスプリットを習得するなど必死に日本への適応を目指し、その結果シーズン中盤からは一軍に欠かせないリリーフとなった。球を手にしていないときはマウンドの周辺を常に歩き回ったりするなど、球を投じるその瞬間以外は基本的にじっとしていられないらしい。

46 島本浩也(しまもと・ひろや)

小さな体からテンポよくキレのある球を投げ込むリリーフ左腕。度胸が何より素晴らしく、大柄な打者の胸元にも力強く球を投げ込み三振を奪っていく投球は気持ちが良い。才木とともにトミージョン手術を受けており、長らくリハビリの日々を過ごしていたが、昨季一軍に帰ってきた。今季は1年を通しての活躍に期待がかかる。

47 桐敷拓馬(きりしき・たくま)

テンポよく球を投げ込んでいく若手左腕。1年目の昨季は二軍で圧倒的な成績を残し、一軍での登板機会も幾らか貰ったが、一軍では投手有利なカウントを作っても決め球に苦しみ、白星を手にすることはできなかった。2年目の今季はその課題を克服し、一軍定着を目指す。名字が非常に珍しく、球界に数いる珍名選手の中でもトップクラスに希少。

48 茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)

同期の門別とともに北海道出身の高卒ルーキー。しかし、高校は地元を離れて新潟へ移り、そこで元プロ選手の指導を受けて大きく成長しプロ入りするまでになった。野球センスの高さをスカウトに高く評価されており、その素材を大きく伸ばすためにも今季はまずは二軍で経験を積むところからスタートする。

49 大竹耕太郎(おおたけ・こうたろう)

緩急を自在に操り打者を幻惑する左腕。速いテンポで多様な変化球を投げ込み、打者に狙いを絞らせない。しかし、投球の基本はストレートであり、調子が良い時は140km/hにも満たない球でも相手打者を差し込めるものの、それが決まらないときは痛打されることも。選手の出場機会を増やすことを目的として昨年初開催された現役ドラフトでの移籍選手である。

50 富田蓮(とみだ・れん)

コントロールが光る新人左腕。指を立てて投げるナックルカーブが持ち味であり、その他にも様々な球種を精度良く投げ込み打者を抑える。新人であるため当然今季開幕時点ではプロの公式戦での登板経験はないが、その中でも侍ジャパンとの強化試合でメジャーリーガー・大谷翔平に一発を浴びるといった貴重な経験をした。その経験を糧に、プロで大きく育ちたい。

54 加治屋蓮(かじや・れん)

長身から鋭く曲がる変化球を武器に打者を封じるリリーフ右腕。特に右打者には滅法強く、侍ジャパンにも入るような並みいる強打者でも簡単には攻略できない。そのため、ピンチで右打者を迎える際に出てくることが多い。ストレート、鋭く曲がるカットボール、鋭く落ちるスプリットの見分けがつきにくいらしく、打者が不思議そうに空振りする場面をよく見かける。

56 小林慶祐(こばやし・けいすけ)

長身を傾けるようにして真上から球を投げ下ろすリリーフ右腕。その角度を活かしたストレートと大きく落ちるフォークの組み合わせは強力で、三振を奪う能力に長ける。一方で、ストレートの威力が安定しないという弱点があり、球が走っていないと打者に痛打されることが多い。いつも穏やかな優しい目をしており、その雰囲気に惹かれるファンも多いとか。

64 岡留英貴(おかどめ・ひでたか)

現在阪神では唯一の沖縄県出身選手。ウチナンチュらしい穏やかな雰囲気を持っているが、マウンドに上がると相手打者の懐を突く気迫のある投球を見せる。体を屈めるようにしてサイドから投げ込むストレートと大きく曲がるスライダーが武器。昨季は二度一軍に昇格するも、登板機会は訪れなかった。今季は一軍での登板を果たしたい。

65 湯浅京己(ゆあさ・あつき)

度胸満点に打者を押し込む“アツアツ”な剛腕。高校時代はベンチ外になり甲子園でスタンドから応援、その後も幾度となく怪我に泣き、プロ入り後も長らく投げることもままならなかったが、4年目の昨季は初の開幕一軍を掴むと大ブレイク。圧倒的なストレートと鋭いフォークで三振を積み重ね、最優秀中継ぎのタイトルを獲得し一気に侍ジャパン選出まで駆け上った。WBCでは準決勝のピンチにマウンドに上がるなど信頼を掴み、見事世界一奪還に貢献。1年で人生を大きく変えた若武者は、これからも己の京を築くため投げ続ける。

66 小川一平(おがわ・いっぺい)

ストレートを中心に打者を押し込む右腕。球の力や変化球の精度、制球力全てバランスが良く、その能力を買われ昨季はチームの窮地もあって開幕ローテーション入り。しかし、勝利とはならず、チーム事情もあってすぐに中継ぎに回るなどフル稼働。だが、その結果肘を痛めてしまい、オフに手術を受け現在リハビリ中。再び一軍で活躍するその日を信じ、今は牙を研ぐ。

69 石井大智(いしい・だいち)

気持ちを込めたストレートで打者を押し込む右腕。そのストレートに加え特殊な握りで投げるシンカー、さらに新たに覚えたフォークを武器に飛躍を目指す。プロ野球選手では唯一の5年制高専を卒業しており、そこから独立リーグを経てドラフト8位で入団した特殊な経歴を持つ。今季開幕直前の実戦では結果を残し続けており、今季のブレイク候補。

92 渡邉雄大(わたなべ・ゆうた)

腕を大きく下げたフォームで左打者を撹乱する変則左腕。WBCで大活躍した吉田正尚の大学の先輩にあたるが、大卒即ドラフト1位でプロ入りした吉田とは対照的に卒業後は独立リーグに進み、そこで4年の時を経てようやくプロから育成6位で指名を受け、更にその後戦力外通告を経て阪神に加入した苦労人。そして昨季30歳にしてプロ初勝利を挙げ、諦めない気持ちの大切さを世に伝えた。今季もリーグを代表する左打者を幻惑する。

93 岩田将貴(いわた・まさき)

渡邉雄と同じく腕を大きく下げた変則的なフォームで立ち向かう左腕。元々は背番号3桁の育成選手として入団したが、二軍で好投を続け、昨季途中に背番号2桁の支配下登録を勝ち取った。特徴が似ている渡邉雄がライバルとなるが、岩田はよりダイナミックなフォームで力強く投げ込むことが武器。

99 ジェレミー・ビーズリー

力強い速球と曲がりの大きいスライダーが武器の新外国人右腕。三振を奪う能力に長けており、阪神の強力なリリーフ陣にさらに厚みを持たせる選手として期待がかかる。外国人投手としては意外と珍しい、ユニフォームのソックスを見せるオールドスタイルという着こなし方をする。

124 望月惇志(もちづき・あつし)

かつてはチームトップクラスの速球派として大いに期待された右腕。しかし、肩の故障などもあって振るわず、また制球難に陥ったこともあって昨季から背番号3桁の育成契約に。持ち味の力強さを取り戻し、再び背番号2桁に返り咲きたい。まずは故障からの復活を。 

125 伊藤稜(いとう・りょう)

阪神第2の伊藤姓。伊藤将司と同じく左腕だが、こちらは今季2年目の育成選手。入団以降ずっと怪我を抱えており、昨季は一度も実戦で登板することができなかったため、ベールに包まれた存在。しかし、昨年のファン感謝デーでは、新人全員参加のダンス対決で突如大ウケのダンスを披露しファンをざわつかせた。今季は本業の野球でファンをざわつかせたい。

127 川原陸(かわはら・りく)

入団以降長らく故障に苦しんできた若手左腕。昨季はようやく復帰し、二軍公式戦での登板を果たした。本来は打者の手元で伸びる速球を武器とする左腕だが、昨季は故障明けの影響もあってか、二軍でも打たれるシーンが目立った。今季はまずは二軍でアピールし、背番号2桁を勝ち取りたい。

130 佐藤蓮(さとう・れん)

速いストレートと大きく曲がるカーブが特徴的な大型右腕。将来の中継ぎエース候補としての素材を見込まれ入団したが、プロ2年間で怪我やコントロール面の不安が目立ったことにより二軍でもあまり成績を残せなかったため、今季から育成契約となった。大きく育ち支配下復帰を果たしたい。

編集にあたって

今年は侍ジャパンが14年ぶりに世界一を奪還し、日本における野球人気の高さ、そして野球の強さを示す一年のスタートとなりました。これを機に野球に興味を持った方もきっといると思います。そして、その中でも阪神タイガースに興味を持ってくれた方にこの名鑑が少しでも役立てばと思います。もちろん、以前から阪神を応援している方にも、今季のチームを知り、シーズンを楽しむ助けになるものとなっていれば幸いです。
侍ジャパンが示したように、日本には数多くの好投手がいます。その中でも特に優れた投手陣を持つのがこの阪神です。多種多様な投手陣を武器に阪神も優勝を奪回することを期待しています。
最後に、野手編も用意していますので、ぜひそちらもご覧ください!


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