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仕事の価値

製造業や物流業では、その仕事が

お客様(エンドユーザー)にとって

バリュー(価値)がある作業と
ノンバリュ(無価値)がある作業

とを分解して改善を行う活動があります。

たとえば、EC物流業を例にとると、お客様に
本当の意味で価値を与える作業は、最終工程の
「梱包・配送」ぐらい。

その前の作業、つまり、商品が倉庫に納品
されてそれを棚に入れる作業や、注文を受けて
棚から商品をとってくるまでの移動(歩く)作業
は「価値のない」作業として位置付けられます。

一方、エンドユーザーの立場からみると
この移動のコストは価格に反映されていますから
少しでも歩く移動距離を減らして価格を安くしてよ
と考えるわけです。

なので、自動化とは、そこに特化して生産性を上げ、
無価値な作業の削減を図ることになります。

これは、サービス業でも同じことがいえます。

上の記事でもあるようにおいしいたこ焼きを
「調理する」ということに価値を置いており
注文をとったり、配膳したりするのは、「無価値」
と位置付けそこを自動化しています。

当然、「接客」と「調理する」の二つに「価値」を
置くとそれなりに価格も上がってきます。

あと、10分間で散髪してもらえるサービスも
そうですね。
「カット」に価値をおいて「洗髪」「顔剃り」
は無価値と判断している。
これは、「時間」という価値をお客様に提供
するためです。

このあたりは、個人の価値観に委ねられるので
そこに見合ったお店に行くことになります。

このように自動化は、我々にさまざまな「選択肢」
を与えてくれます。

一度、店舗やサービスを受けてどこに「価値」をおこう
としているのか観察してみるのもいいかもしれません。

長く続けられるお店はこの「価値」と「無価値」
の取捨選択がうまくいっているところが多いとに気づかせ
られるはずです。


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