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コインチェックに入社して - エンジニア主導の開発組織で、金融・暗号資産への興味を形にする

はじめに

こんにちは!コインチェックの梅下です。
2022年10月1日に入社して、トレーディングシステム開発運用部販売所開発グループで主に販売所に関わる開発を行っております。
暗号資産の業界未経験で入社して、業界のことや技術面で学びの多い毎日を過ごしております。
コインチェックに興味を持ってくださっている方や、同じく未経験で暗号資産業界に興味を持っている方に向けて、コインチェックの魅力や働き方をお伝えできればと思います!

自己紹介

学生時代から現在までを簡単に書こうと思います。

  • 学生時代
    大学では経済学部に入っており、金融の分野を専攻しておりました。趣味でプログラミングを学び始めたのですが、思った以上に楽しくてシューティングゲームなどを作って遊んでました。(夢中になりすぎて気づいたら朝までプログラミングしている日もありました。)

  • 前職
    新卒で入社した前職では、主に製造業の領域で生産・販売購買・在庫管理のシステム開発を行っておりました。入社2年目の頃にSalesforceを使った自社プロダクトの開発が始まり、主にこのプロダクト立ち上げに関わっておりました。(立ち上げ直後の部署内のエンジニアの数は2人でかなりカオスな状態でしたが、0からの開発はとても楽しかったです。)

  • 現職(コインチェック)
    金融業界への興味もありコインチェックへ入社しました。前職を退職してからは地元の福井に引っ越したため、現在は福井からリモートワークで働いております。趣味は旅行と野球観戦で、コインチェックに入社してからはプライベートの時間もかなり取れるようになったので、近場に旅行に行ったり、たまに県内の高校野球の試合を見に行ってます!⚾️

転職先としてコインチェックを選んだ4つの理由

なぜ暗号資産業界に興味を持ったのか、そしてコインチェックの何に魅力を感じて転職したのかを書こうと思います。

金融業界・暗号資産業界への興味

学生時代に金融の分野を学ぶのが楽しいと思っていたこともあり、漠然と金融業界への興味がありました。エンジニアとして金融業界に深く関われる分野を探していたのですが、暗号資産自体がプログラムで出来ていることもあり、暗号資産業界が1番当てはまりそうと思い、この業界に興味を持つようになりました。

エンジニア主導での開発

暗号資産業界の会社の中でも、コインチェックは特にエンジニア主導での開発が進められていると思い、その点に魅力を感じました。前職では「要件定義を行うチーム」「設計・コーディング・テストを行うチーム」と大きく2つに分かれており、両方に関わることが難しい状況でした。将来的にはより上流の業務も行なっていきたい!でも設計やコーディングも行いたい!と思っていたのですが、その両方が叶えられそうだったのがコインチェックでした。

技術面で様々な経験を積める可能性

コインチェックのサービスの中でも、暗号資産売買を行うための取引所や販売所の開発は「新規」というよりは「拡大」の時期にあると思います。前職ではサービスの新規開発に関わることが多かったこともあり、次はサービスを拡大する時期の開発に関わることでエンジニアとして貴重な経験ができそう!と思った点でも魅力を感じました。
サービス拡大時期ではサービス規模に応じた技術選択や継続的なプロダクト改善に耐えうる実装、技術的な汎用化、開発チームを大きくするためのチームビルディングの取り組みなどが必要になると考えてますが、それらの取り組みを行うことがエンジニアとして貴重な経験を積むことにつながると思っております。また暗号資産の取引が活発化する時には大量アクセスをさばくことが求められるなど、私にとって技術的に経験したいことがたくさんあると感じました。私にとってはまだまだ背伸びの必要な取り組みが多いですが、1つ1つ経験していくことが今後のエンジニアとしてのキャリアにプラスになると考えています。

気さくなチームメンバー

選考時、複数回の面接を通じて一緒に働くこととなるチームメンバー全員と話すことができました。その際、トレード用botや私の地元である福井に関する雑談をしてくださったり、私の考えをポジティブに捉えてくださる場面もあり、気さくで気を楽にできる雰囲気が印象的でした。チームとしてHRT(謙虚・尊敬・信頼)の原則を大切にしていると事前に聞いていましたが、それを体現していると感じたため、自分もこのメンバーと働きたい!という思いが面接を重ねるにつれて強くなっていきました。

コインチェックでの仕事内容

入社して約半年経ったのですが、これまで行った仕事内容を書こうと思います。販売所開発グループに所属していることもあり、コインチェックの販売所に関する開発が多くなっております。
トレーディングシステム開発運用部としてのより詳しい仕事内容が気になる方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください!

入社〜3ヶ月目

入社後3ヶ月間はオンボーディング期間として、コインチェックでの働き方や取引所・販売所といったサービスを知ることも兼ねて業務を行っていきました。内容としては、主に取引所・販売所のリファクタリングや機能改善など保守系の開発業務を行っていきました。仕事内容の粒度も日を追うごとに徐々に大きく設定していただき、また毎週チームメンバーからフィードバックももらえるため相談なども行いやすく、充実しております。
自分がコードレビューを受けるだけでなく、慣れてくるとレビュアーとしてチームメンバーのコードレビューも行っていくため、レビューを通じた技術的な学びや取引所・販売所に対する学びが多いのも印象的でした。

4ヶ月目〜現在

販売所に関する開発が多く、暗号資産の調達ロジックの開発・運用や、販売所での新規通貨上場の開発業務を行っております。暗号資産業界という性質上、経理処理・法律・リスク管理といったドメイン領域的な側面でも考慮することが多く、様々な部署のメンバーと関わることが増えてきます。そのため、他部署の業務内容の理解も重要になりますが、決算業務の勉強会など各部署で自由参加の勉強会が開かれているため、その勉強会に参加して多方面でのスキル習得も行っております。

これから(できるようになりたいこと・行いたいこと)

入社してからの半年だけでも暗号資産業界の中で様々な変化があったため、業界的な変化を自分でも察知できるように情報のインプットを行いたいです。社内でも業界ニュースや動向などがよく共有されるためそういった情報に触れつつキャッチアップしていきたいと思ってます。
また上述したように、他部署メンバーとのやりとりも増えているため、経理など他部署メンバーとも同じ目線で会話をできるようになりたいです。コインチェックには社内留学という複数部署へ所属できる制度があり、このような制度も活用して他部署の業務理解も深めたいと思っています。

コインチェックに入社して感じた5つのこと

コインチェックで働いて実際どうなのか、入社してから思うことを書こうと思います。

良いと思ったらどんどん導入

コインチェックは変化が激しい暗号資産業界でサービスを展開していますが、その変化に対応できる生産性の高い開発組織を作るためにスクラムを導入しました。スクラムマスターであるCTO室の大村さん(@sota_omusan)をはじめとしてスクラムの浸透を推し進めるなど、自分達にとって新しい試みでも良いと思ったものはどんどん導入する文化を感じました。
(事前の計画も大切ですが)ある程度動きながら考えるという文化は(いつも新鮮な気持ちで働けることもあり)個人的に好きです!

チームメンバーからの学び

周りのメンバーからの学びも多いと感じました。例えばコードレビュー。チームメンバー間でレビューを行うのですが、自分もレビュアーとしてコードレビューを行うことで他のエンジニアが書いたコードを見ることとなり、実装のレパートリーを増やすという意味でも学びに繋がるなぁと感じております。
また部内で週1回、お題自由のライトニングトークを持ち回りで行っており、そこでも楽しく学んでます。(Rubyや暗号資産といった専門的な話から、水泳や筋トレといったカジュアルな話まで様々なテーマが持ち寄られて、毎回楽しんでます!)
各メンバーが異なる分野で強みを持っており、レベルの高いメンバーに囲まれて学び多く開発を進められることも特徴の1つだと思います。

エンジニア主導での開発

開発ではコードを書くことに加えて、仕様の調整や他部署を巻き込むことも多々あります。その際、現状の仕様から変更したい点や新しく追加したいものがあれば、提案してみることで意見を聞いてもらえて、エンジニアの意見がプロダクトの機能にも反映される場面もあります。そのため、勉強会などで学ぶだけでなく、学んだことをアウトプットする機会もたくさんあります。
また(前職ではあまり考えられなかったのですが)部長や役員の方もコードを書いたりコードを読む場面があり、役職関係なく技術的な話を同じ目線でできることもエンジニア主導で開発ができることにつながっているのかなと思います。

リモートワーク

私は基本的に自宅からのリモートワークで開発に参加しております。入社前は不安な点も多かったですが、実際に仕事を進めてみるとリモートワークでも特に支障はなく、隔週で上長と1on1を行ったり、デイリーの会議で雑談を行ったりと気軽に話せる機会もたくさんあります。また業務の中でもSlack上で質問するとチームメンバーの誰かは反応して答えてくれたり、HRTの原則を大切にした文化もあり、リモートワーク下でも安心して働けています。

課題

社内的な課題もいくつかあると考えてます。1つ目は、コードのメンテナンスに関してです(肥大化したコードの分割や汎用化、デッドコードの削除など)。この点に関しては、五十嵐さん(@igaiga555)を招いてのペアプロが日々行われており、このペアプロを通じてより良いコードの書き方を学ぶことやコードのメンテナンス性向上にも繋がると考えております。
2つ目は、経理処理・法律・リスク管理などドメイン領域の理解です。それぞれ専門部署はありますが、開発を行う際にエンジニア側でこれらの理解が進んでいるとよりスムーズに開発を行えると考えております。この点に関しては、各部署で自由参加の勉強会が開催されているため、それらに参加することでドメイン領域の理解を進めております。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。
コインチェックに少しでも興味を持っていただけましたら、いつでもお気軽にご連絡ください!
採用情報なども掲載しておりますので、ぜひご覧下さい。

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