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続・WEB屋がカレー屋を初めたらブルーオーシャンだった話


※前編はこちら

1.この記事を読むと

「続」としていますが、前編を読まなくても大丈夫です。

そして、冒頭でお伝えしておくと、この記事には「売上を上げるためには◯◯をやれ!」みたいな話は一切出てきません。
なので、"読んだら売れた気になる"内容を欲しがる方は時間がもったいないのでここで離脱してください。

2.「東京ビーフカリー」が売れる理由



 "誰でもできることを誰にも出来ないレベルでやり続ける"

"東京ビーフカリー"がスタートしたのが2022年3月です。
販売方法はデリバリープラットフォーム(UberEatsなど)を利用したデリバリー、テイクアウト販売のみです。

「日商50,000円いったら凄い」と言われるデリバリー業界(※大手は除く)ですが、東京ビーフカリーはスタートして3ヶ月目で日商80,000円を越え、その後日商100,000円も達成しました。

こうなると業界では割と有名になったりするもので、デリバリーの売上が伸びない飲食業者さんから「(デリバリーが)なんでそんなに売れるんですか?」という質問をもらうようにまで成長しました。
めんどくさい質問なんですが、この質問をいただいたら"やっていること全て"を答えます。

主な答えは下の3つです。

  1. 朝からやってる

  2. 広告費かけてる

  3. 毎日SNSアップしてる

これを答えると、「なるほど」と言いますが、この答えを聴いてもアクション(実践)しません。「売れない」と悩んでいるのにです。

そんな「やらないさん」が言うことはこれです。
「ランチタイムが11:30からだから朝は仕込みが」
「広告ってもったいないでしょ?手数料高いし」
「インスタは週に3,4回やってます!」

はい。絶対デリバリー売れません。売る気がないんだから売れません。正直こういう人とは関わりたくないと思うレベルでちょっと腹が立ちます(笑

なぜなら、誰でもできることをやらないからです。

朝からやる←誰でも出来ます
広告費かける←誰でも出来ます
毎日SNSアップ←誰でも出来ます

つまり、私がやっていることは誰でもできることです。
誰でもできることを誰にも出来ないレベルで継続する。これをやっているだけです。

お店の運営に関わらず、誰でもできることを疎(おろそ)かにしてチャンスを逃している人って実はたくさん居ると思います。

例えば何かしらの「ミートアップイベント(交流会のような場)」に呼ばれたとしましょう。
そこに誰が居るかはわかりませんし、行っても時間の無駄になるかもしれません。
「今日は疲れてるからやめとくか」「予定は空いているけどなんとなくダルいからやめとこ」こんな理由で足を運ばない人って多いですよね?
でも、こういう場に足を運ぶことって何のスキルも経験も要らない「誰にでもできること」で、その機会を有意義なものにするかどうかはその人次第でしかありません。
足を運ばないという選択をした時点で、あらゆるチャンスは逃げていってしまってるんです。※何でもかんでも参加すれば良いという意味ではないので誤解しないでくださいね。

そして、「誰にも出来ないレベルで継続する」というのは、例えば電話営業やメールでの営業を想像いただくとわかり易いかもしれません。
「電話を掛ける」「メールを送る」は「誰にでもできること」です。
それを「毎日300架電する。」「毎日100通のメール送信をする。」これができるかどうかが成長スピードの差に現れるのだと思います。
※スパムや機械的にアクションすれば数字は行きますが、そういうことではありません。

東京ビーフカリーは定休日がありません。やれるときがあれば2時間でもやります。朝からやります。SNSも毎日アップします。イベントに呼ばれれば飛んでいきます。

こうやって書くと「自慢すんなよ」って思われそうですが、フードデリバリー事業を初めてやる自分だから、必死にやり続けるしかないんです。

誰にでもできること
誰にもできないレベル

常にここは意識をしています。

3.飲食店がデリバリーの売上を伸ばせない理由

フードデリバリー市場が大きく伸びたのは2020年、コロナによるパンデミックの影響で在宅ワークが激増したことが大きいですが、それ以前から「働き方」というのも大きく変わってきています。

飲食店を利用する人の多くは「働いている人」です。その「働いている人の環境」が大きく変わってきているんです。

にもかかわらず、今も飲食店の常識?固定概念?としてあるのが
ランチタイムは11:30〜14:00!
ディナータイムは17:00〜23:00!
月曜日は休もう!

です。
なぜこの「飲食業界の常識」がずっと続いているのでしょうか?
(本気で謎なので分かる方居たら教えて下さい。)
この時間にみんな一斉に稼働してます。そして、決まった数のお客様を取り合い、「今日は売れた」「今日はお客さん少ない」という運ゲーに挑んでます。

フードデリバリーを利用する多くの人はこの「飲食業界の常識」にマッチしているのでしょうか?
お分かりの通り、マッチしてないんです。
12:00~13:00にランチを取る人は外で食べるんです。出社してるんです。めちゃくちゃ忙しい時や何かしらの要因が発生しない限りデリバリーは頼まないんです。

「最近ランチが弱いからデリバリーも始めるか」じゃ売れないんです。

実店舗を構えて飲食業を営むかたが陥りがちな「デリバリーが売れない」という理由はここにあります。

「飲食脳」になっていて、運ゲーに挑んでるんです。ギャンブルするようなもので、当然勝つことは稀です。

もし、これを読まれている飲食店のかたがいらっしゃれば、思考を大きく変えて挑むことを強くおすすめします。

世の中の働き方は大きく変わっています。自分が当事者じゃないと実感わかないですが、想像以上に「働く人の環境」は変わっているんです。

4.最後に

なんだか偉そうに書きましたが、まだまだ目標達成には程遠い状況です。
日々試行錯誤し、PDCA回しながらやっていきます。

なんとなく見えた答えみたいなものを書きました。
現状これが全てです。
細かいテクニック的なことは当然あります。
戦略立ててやっています。

「デリバリーやりたい」「デリバリーの売上が伸びない」と悩んでいる方、一報いただければ何かしらご協力できると思います。

関わる人(お店も、配達員さんも、お客様も)全てが笑顔になれたらなと本気で思っていますので、いつでも連絡お待ちしています。※営業メールなどは、100%スルーします。

最後までお読みいただき感謝いたします。

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