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草スポーツの負け方について考えたら、結局ビジネスの話に繋がっていた

事業承継チャレンジ中のワタシ。以前は草スポーツチームに所属し、たくさん練習して大会にも出ていた。

その時に感じたこと。学んだことを書いてみようと思う。

チームの立ち上げから参加していたが、優秀なプレーヤーがたくさんいるわけでもなく、単に仲間が集まって作った集団だった。

そこから、しっかりと練習を積んで地域の大会でも勝ったり、負けたり、勝ったり、負けたりをしていった。きっとそういうチームってけっこうあると思う。

みんなで作戦を立てて、試合に挑んで、勝って、負けて、飲んで、飲んで、飲んで。それが楽しかったりする。

で、少し強くなってくると欲が出てくる。

もっと勝ちたい!


そうなると、チーム内で「揉め事」が起こる。

”もっと勝ちたい”派から「なんで、もっと走らないの?」「なんで、そんな遅刻してくるの?」「なんで」「なんで」「もっと真剣にやろうよ」などなど。

”このままで楽しいじゃん”派からは「いいじゃん、楽しいし」「いちいち部活みたいなこと言わないでよ」みたいになる。


なぜか。

それはチーム内の個々人の勝利へのベクトルが異なってくるから

  • みんなと楽しくやりたい人

  • みんなが試合に出て、それで勝てるのがいい人

  • 何が何でも勝ちたい人

  • 優勝したい人

などなど。


よくある例えだけど

船が出航した。
とある船員は「これって小笠原諸島に向かうよね」という。しかし、ある船員は「え?アメリカじゃないの?」というこの船は上手く進まない。
ワタシのうろ覚え

・・・伝わりにくい。うろ覚え。ホントによくある話なの?




ま、そうすると、練習中からも不穏な空気が流れる。そして、チームが分解していく。


では、どうするか。

結局はどうまとめるかになるのかもだけど、カリスマリーダーがガツンとまとめて、何も言わせないくらいであるとまとまりやすい。これが一番簡単。

でも、なかなかそうは行かないと思う。そんな逸材はなかなかいない。


となると、ワタシが考えるチームがまとまる方法は「負け方を決める」ということ。「こういう負け方はOK」「こういう負け方はダメ」と。

じゃないと、全部勝つつもりなの?草スポーツでそれって苦しいよね。ってなると思う。

もちろん、どんな相手にも負けるつもりで挑むことはない。少しでも可能性があるなら、そこを目指していた。


で、それに合ったメンバーで戦えると良い。楽しい。基準が曖昧であるとか高すぎるとかだから、揉めるし分裂しちゃう。



負けるパターンとしては以下はある。

  1. 相手が強い(実力差)

  2. 自分たちのミス(自滅)

(もっとありそう・・・)


1.相手が強い(実力差)」で負けているのに揉めるパターンはいくらでもある。

圧倒的な実力差での敗戦でも勘違いして、「勝てたよー」とかで揉める。チーム競技で一個人が「俺は勝ってた」「もっとできた」とか感情面で話をしちゃうと、もう無理。

だから、この実力差のあるチームにどう負けたらOKとするかを決めておく。もちろん、勝つように準備してから挑む。何が起こるかわからないからね。

チームの約束事を全部出しきって負けたのなら、もう仕方ない。そこはシステムをバージョンアップさせるか個人がもっと努力すれば良い(個人技を上げるなど)。個人が単に「俺は勝ってたぜ」とか言っても無意味。


もうひとつ。「2.自分たちのミス(自滅)」で負けること。これをどうやって減らしていくかを話し合うことは大切。

ミスはもちろんあるので、そのミスをどうやって起こりにくくして(システム化して)、戦えるか。

で、システムをバージョンアップしていって、次の闘いに挑む。チーム戦なのに個人で「勝った」「負けた」なんて無意味だし。


そして、承継へ

スポーツのことを書いたけど、結局これって会社も同じことだなと。

ミスを減らしてく。ヒューマンエラーはシステムでカバーしていく。システムエラーは秒で解決していく。

で、負け方を決めておく。

「こうなったら仕方ない」
「これは撤退」

など。やはり、ビジネスにも共通しそうだ。

なかなか事業承継も上手く行かない中、次を見据えても同じことが言えそう。でも、きっとどうせ上手く行くけど。


負け方ーって書いたから、ネガティブに聞こえるけど、楽しくやるためにどうすればーって考えた結果、こうなりました。




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