「不条理ナンセンス」について
1979年生まれの私は、子供の頃はドリフターズと赤塚不二夫の漫画に夢中になっていた。
テレビっ子だった私はビートたけし、とんねるず、ダウンタウンとお笑い番組にとことんのめり込んでいく。
当時はYouTubeが無い時代なので、近所のレンタルビデオ店でお笑い番組の歴史を遡り始めた。
そして最終的に立川談志にたどり着く。
漫画で言えば赤塚不二夫。
映画で言うと鈴木清順。
音楽だと井上陽水。
小説は筒井康隆。
絵画ではマルセル・デュシャン。
共通しているキーワードは「不条理とナンセンス」。
辻褄の合わなさに快楽に近い快感を覚える。
これは子供の頃に夢中になったものが「ドリフターズ」から始まった事に理由があるのか。
人間自体がそもそも不条理で矛盾した生き物だろというのが私の思想の根っこにはある。
人間など言葉という都合の良いものを身につけてしまった為に後付けするのが上手くなっただけで、決して高等な生き物ではなく、実際は不条理でナンセンスな生き物なのではないか。
カフカと安部公房を読みたくなってきた。
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