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超普通な人間が「凄い人」になれる方法


世の中には凄い人が一杯いるもんです。テレビをつければ、「医者が語る・・・」「東大生が○○する」「大金持ちの大豪邸」・・・こんなのばかりです。
何故、こういう番組が放送されるか?
ずばり、超普通の私たちは、単純にこういう人に成りたいのです。
今回は、超普通の私たちは、何をすべきなのか?をテーマに話を進めたいと思います。

①超普通な人間がすべきこと

超普通な人間は、飛びぬけてIQが高いわけではないし、有り余る資産もありません。
超普通な人間は、ずば抜けた才能もあるわけではありません。

超普通な人間は、何をやっても、大抵は普通の結果しか出せません。超普通に勉強して、超普通に仕事して、超普通に愚痴って一日が終わります。
超普通な人間は、食べるものも超普通です。

超普通な人間は、たまに背伸びしてブランド品を買います。
背伸びして、高いレストランに行って、凄い人たちの仲間入りになった気持ちを満喫します。
超普通な人間は、この束の間の「凄い疑似体験」をするために、毎日会社の命令に従い超普通に仕事をしています。

では、我々超普通な人間は何を目指し、何をすべきなのでしょうか?

もし、超普通な人間のあなたが、どうしても「凄い人」になりたいなら、すべき事は明らかです。

超普通な人間のあなたが、すべきことは、こんな凄い先輩がこんな風に言っています。

誰でも才能を持っている。しかし、才能を開花させるのは努力だ

マイケル・ジョーダン

マイケル・ジョーダン

ジョーダン先輩が言う様に、自分の目標を定めてコツコツと努力を積み上げることです。

だから。超普通な人間あなたも、これを続ければ、いつか必ず「凄い人」になれます。

②超普通な人は、普通が大嫌い

超普通な人間は、普通の事が大嫌いです。だから、毎日毎日愚痴や悪口を言います。
すると、周りにいる同じような超普通な人たちが集まってきて、一緒に愚痴や悪口で盛り上がります。
何故、愚痴や悪口を言うか?それは超普通な人や超普通な出来事が大嫌いだからです。

そうやって超普通な毎日が終わり、家に帰れば「凄い人」が出ているテレビを見て、その凄さに感銘し憧れてしまいます。
そして、テレビを見終わると、超普通な自分が嫌になり、超普通に自己嫌悪に陥ったりします。そんな時は、超普通の友達にLINEや電話をして、超普通の会話をして自分を慰めます。

そんな超普通の人間も、時には「何か凄いことをやってやろう!」という気持ちになったりします。「こんな超普通の人生を終わらせてやる!」と超普通に意気込みます。

でも、結局その意気込みは、超普通に三日坊主で終わり、また超普通な生活に戻ります。
超普通の人間は、超普通が大嫌いだけど、実は超普通の状態が一番居心地いいのです。

「凄い人」になる為に、超普通な人間のあなたは、自分の目標を定めてコツコツと努力
を始めますが、超普通に途中で止めてしまいます。

何度やっても、途中で止めてしまいます。

もしかしたら、超普通のあなたは、超普通が好きなのかもしれません。

③超普通の人も「凄い人」になる

そんな超普通の人の中にも、超普通であることが本当に嫌になる人がたまに出現します。いつものように「飲みに行こうよ」と誘ってものってこない日が増えてきます。
ついには、ランチもカラオケも休みの野球も断るようになります。

「アイツこの頃おかしいよな」と超普通の仲間たちは、彼の事を心配しながらも、いつの日かアイツの悪口を言うようになります。

こんことが半年も続くと完全にアイツは仲間外れ。

超普通の仲間から外れたアイツはいつも一人でランチ。耳にはイヤホンがいつもささっています。
帰りは自宅の途中で下車し、どこかに行っているらしい。

そんなある日、超普通の同僚がとんでもないアイツの情報を持ってきた。

「なあ、アイツ、資格の勉強をしてるみたいだぜ。なんでも行政書士を勉強してるらしい」
「行政書士ぃ?何だいそれ?資格なん取ったって意味ねえよな」
「そうだよな、俺たちには関係ねえよな。ほんとムダ~」
「そうだ、今日飲みにいかねか?」
「いいね~」

超普通の仲間たちは、いつものように、いつもの居酒屋へ。終電手前の時間まで会社の愚痴で盛り上がる。最近はアイツの悪口が主題だ。

それから1年半が過ぎた頃・・・
超普通の同僚が駆け寄ってきた。

「どうしたんよ?何かあったのか?」
「アイツ合格したらしいよ!行政書士とかいうのに!」
「へえ、良かったじゃん。まあ。俺らには関係ねえけどな」
「それがさ、それだけじゃないんだよ。会社も辞めるみたいなんだ・・・」
「えっ!?会社辞める???頭おかしいんじゃないの?」

それから2年が過ぎた頃・・・
超普通の同僚が駆け寄ってきた。

「どうしたんよ?何かあったのか?」
「アイツのこと覚えてるか!アイツ結構稼いでるみたい!」
「へえ、良かったじゃん。まあ。俺らには関係ねえけどな」
「それがさ、それだけじゃないんだよ。ネットで結構有名になっていてさ、かなり凄いみたいだぜ!」
「えっ!?本当かい?」

超普通の同僚たちは、スマホでアイツの名前を検索してみた。
そして、出てきたリンクをクリックすると見慣れたアイツの写真が掲載されていた。
しかも、大勢の人の前で堂々と話している写真が・・・。

「〇〇行政書士は、あなたの身近のトラブルを解決します。」

超普通の同僚たちは、行政書士をクリックしてみた。そこには、何やら難しい内容が掲載されていた。

「行政書士って有名な資格じゃん・・・。」
「ああ、結構難しいんだな・・・・」
「ああ、アイツ凄えな・・・」
「アイツ、いつの間にこんなになっちまったんだ・・・」

➃超普通の人も目覚める時がある

出社すると、いつもの超普通の仲間がいたので声をかけてみた。

「今日の帰り一杯どうだい?」
「いや、今日は止めとくよ」
「どうした?調子でも悪いのかい?」
「ああ、ちょっとな・・・」
「調子悪いんじゃ仕方ないな、またな・・・」

数日後・・・

超普通の同僚が駆け寄ってきた。

「どうしたんよ?何かあったのか?」
「知ってるか?○○が資格の勉強始めたらしいぜ!」
「へえ、良かったじゃん。まあ。俺には関係ねえけどな」
「・・・・・」
「どうしたんよ・・・」
「俺も始めようかな・・・」
「何を?」
「・・・・」

そして、数か月経ち、超普通の仲間たちは、群れなくなりました。
一人残された超普通の俺も、考えていた。

「俺も・・何かやろうかな・・・」
資格学校のパンフレットを眺めながら、呟いていた。
超普通の人も「凄い人」になれるんだな・・・。

⑤本当に「凄い人」になれるといいな・・・

但し本当に「凄い人」はあくまでも自分のことを「凄い人」なんて
これっぽっちも思っていません。

生まれや学歴、社歴、業績、資格、そんなものを盾に自分を「凄い人」と
思っている人は実は「超普通の人」なのかもしれません。

最近で本当に「凄い人」と言えば大谷翔平さん。
この人は自分を「凄い人」だなんて思っていません、きっと・・・。
あんな結果を出しながらも、未来の自分が本当に成りたい姿を想像して楽しんでいる感じがします。

だから、本当に「凄い人」は、他人から評価されるとかどうでも良いのです。
本当に「凄い人」の基準はいつも自分自身。

だから失敗して転んだって、凹んだりする時間はありません。
失敗して転んだら、それを武器にして次に自分の成長を考えます。
その基準はいつも自分自身です。

だから「超普通の人」は謙虚に一歩ずつ今の自分を乗り越えようと
頑張るのが良いのです。

そうして志高く「今目の前のやれることをやって」続けていけば、いつの間にか「凄い人」になっているでしょう。

―今日の名言―
「群衆の中にあっても 孤独を守る人こそ、 至高の人である。」~エマーソン


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