架鉄雑考 #1「バーチャルと現実」

バーチャルライバーにハマった。

脱線から始まるnoteってどうなんでしょうか。
どうも、新平です。

というわけで、半ばライフワークのような感もある架空鉄道について考えてみたいんですが、その前に推しについて語ってもいいですか。
鈴木勝くん、竜胆尊様、郡道美玲先生。
はい、全員にじさんじライバーですね。
鈴木勝くんについては、また別の機会に話すと思うのでそこまで話しません。ただ、すごいかわいい。尊い。あとすごく一生懸命で真面目。
竜胆尊様も、それこそ本題から逸れるので最小限の語りに留めますが、下ネタが下品に聞こえない。声がきれい。あとかわいい。
郡道先生。最近メンバーシップ入っていよいよ子豚化が進んでますが、全肯定ASMRすごくいい。これについては詳しいnoteがあるんで読んでいただきたい。

さて、郡道先生の過去の配信で、何気ないひとことなんですけども、「にじさんじ」の世界観の片鱗が見えるような発言があったので、拾っておきたいと思います。

「郡道美玲が本名なわけないだろ?」
「郡道っていう苗字の人はね、この世にいないんすよマジで」

(49:11からの発言)

この発言が、ぼくのかんがえたさいきょうのかくうてつどうと、非常に似たベクトルを感じるんですよね。

架空鉄道におけるリアリティーと「にじさんじ」が持つ世界観

この3月に大学を卒業するにあたって卒業論文を書いたんですけども、その参考文献として「ユリイカ」2018年7月号を参照しました。
その中で非常に興味深かったのが、泉信行さん執筆「にじさんじ公式ライバーたちの実質的現実」という記事。
それまでのVtuberにはあまり見られなかった、「現実世界との交差を前提とする」にじさんじライバーたちの表現や存在形態を踏まえた上で、泉さんは以下の興味深い要約を示しています。

「『実体はないが実質的に存在している』と感じさせることこそが『バーチャル』という語の本質だと言える」

これは、私たちの作る架空鉄道にも同じことが言えるのではないでしょうか。

間違いなく、我々の住む現実世界には物理的には存在しない。
だけれども、ちょっと世界線をずらしてみたらそこには確かに存在していて、私たちが住む世界線と同じ時間を共有している。
西暦2021年2月28日という同じ時間を生きている。
それが、にじさんじライバーと私たちとの関係であり、ひいては私たちが創る架空鉄道と私たち自身との関係でもあるのではないでしょうか。

そして、私たちが創った架空鉄道は、同じ時間を生きる以上、創作者以外の影響も当然に受ける。だからこそ、「新拓都」は架空都市「観測」サークルとして活動するのだと思います。
創作者ですら、勝手なことはできない。我々の架空都市を我々と同じ時の流れに載せた以上、その下流にはいろんなifが待っていて、多少の操縦はできるかもしれないが、その操縦が果たしてきちんと目的地につくために、アルカディアに到達するために最善の操縦なのかは我々にも分からない。あるいは、流れに身を任せることそれ自体が、アルカディアへの一番の近道かもしれない。そこに、「創作」サークルではなく「観測」サークルとして活動する本義があると、僕には思われるのです。

果たして宇橋別先生と解釈一致であるかどうか、不安ではありますが、ひとまず僕の見解を述べるとすればこんなところだろうと思います。

あまりまとまりはありませんが、雑考なのでこのくらいでちょうどいいかなと思います。
また思いついたことがあれば、書いてみようと思います。


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