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フリーランスに大切なこと1 期待をほんの少しだけ超える

気がついたらフリーランスで仕事をはじめて21年経った。
2001年に会社を辞めてフリーで仕事をはじめて、
いま22年目のフリーランス人生を歩いてる。

フリーランスでデザイナーをやっている井上新八です。
特に意味はないけど、
「はじめまして」な気分で書きはじめてみた。

それなりに長くフリーで仕事してきた。
その間、質のことは知らないけど、少なくとも仕事の量は増え続けてる。
フリーランスなので仕事の量=収入です。

やっていることのメインは本のデザイン。
主に本の表紙のデザインをしています。

どういう仕事かはこちらを読んでください。

12年くらい前に仕事が殺到し始めて
物理的に「もう限界」ってところまできた気がした。
この辺が限界かな…そう思ったんだけど、
翌年は意外にそれよりたくさん仕事をこなせていた。
それからずっと毎年「限界」って思いながら超え続けてる。

最初は1年に50冊もデザインしたら倒れそうだったのが、
年100冊になり、150冊になり…
今はそれ以上の冊数を毎年デザインしてる。

別にスタッフを増やしてカバーしてるわけじゃなくて、
全部ひとりでやっている。

ただ数をこなせば良いとは思わないけど
適当にただ量をこなしたら確実に仕事は減る。
「この人に頼もう!」って、
選んでもらうことからしかこの仕事は始まらない。
なので数字は評価の表れでもあると思っている。

質を上げつつ、信頼を裏切らず、その上で数をこなす。
そういう体質を常に作り続けることが長く続ける上で大事な事だと思ている。

才能とか、そういうものは無関係だと思う。
はっきり言って才能という意味では、
わたしにデザインの才能はない。

もしあったとしても、
それと仕事を長く続けることは無関係だ。
才能ごときで乗り越えられほど甘いものではないし、
逆に才能やプライドが邪魔をすることの方が多い気がする。
才能なんてなくてよかったのかもしれない。

つまりわたしがやってるのは
「凡才で非力な人間の生存戦略」だ。

でも特別なことをしてるわけじゃないし、
やってることは極めてふつうのことだったりする。

もしかしたらこれは言語化できるかも…
というわけで、
フリーランスで仕事をしていく上で大事だなーって思うことを、
これから少しずつ書いていこうと思う。

当たり前のことすぎて読むのがバカらしくなるかもしれない。

ま、凡人の戯言を思って読み飛ばしてくださいな。

前置きが長くなりました。

1回目なのでたぶんすごく大事なことを書きます。

大事なのは
「締切を守ること」
これです!!!

大体これさえ守ればたいていのことはうまく。
あたり前すぎてバカみたいだけど、
実際のところこれより大事な事はほぼない。
締切さえ守っておけばどうにかなる!
そうなんだけど、これは当たり前すぎること。
本当に長く生き残るためにすることはそれじゃない。

フリーで仕事をしていくために
本当にすごく大事なのは

期待をほんの少しだけ超える

ってこと。

10求められるところを
10.5くらいで超えていく。

例えば締切なら、
火曜日までが締切と言われたら
最悪でも月曜日の昼くらいまでに送る。

明日までって言われたら
今日中に送る。

「締切よりほんの少しだけ早く出す」
これが一番大事なこと。

それは締切りだけのことではなくい。
デザイン案を3案欲しいと言われたら4案出す。

「こう修正してください」
と言われたらそうじゃない修正のパターンも1つ出す。

小さくてもいいから、
ちょっとだけ相手の期待の上をいくようにする。

仕事の小さなこと全てにおいてその意識を持つ。
ベースに常にそれを持っておく。

できるできないの問題じゃなくて、
「小さくちょっとだけ上を目指す」を意識する。
相手の期待をほんの少しだけ超えるように心がける。

それを「心がけ」「続ける」こと。

それが長く生き残るために大事なことだ。


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