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「推し」がいる人生は素晴らしい!を実感した話

突然ですが、いま「推し」のいる生活を送っています。

毎日がとっても楽しいです。

「推し」がいるだけで、日常が輝きます。

「推しがいる人生は素晴らしい」

この本にも書いてありました。

推しができたことで人に優しくなれたり、
つまり人生が輝き始めるのです!!

「推し」を推しつづけることで、
最終的には自分のことが好きになれる。

最強じゃん!推し!!!

そして、これ、うそじゃないです!!!!

「推し」が本当に素晴らしい存在なんだと、
この1ヵ月で実感しました。

きっかけは先月の7月13日でした。

この日、奇跡が起きたのです。

もう結論から書きますね。
簡単に言うとこういうことです。

発売から毎日やり続けている「あつまれどうぶつの森」(以下、あつ森)に、「ララミー」というキャラクターがやってきたのです!!!!!

面倒なので「どうぶつの森」については割愛しますが、
ララミーについては説明が必要かもしれないですね。

これがララミーです。

リスです。

たぶん、リスです。

でも、リスだと思ったことはないです。

ララミーはララミーです。

べつに「どうぶつの森」のメインキャラってわけではありません。

ただのいち住民キャラクターです。

ただわたしはこのララミーへの思い入れがハンパではないのです。

そのことは前に少し書いたのですが…

説明すると、任天堂DSで2005年に発売された
「おいでよ どうぶつの森」(以下、おい森)を発売から9年間、
毎日遊び続けたのですが、
そのとき最初にわたしの村の住人になったのがララミーだったのです。

発売から9年間、毎日、ララミーと会話するのが日課でした。

このララミーがときどき理不尽なお願いをしてきます。
「あれが欲しい」「これもってきて」「○○にこれ届けてきて」「いらないからこれ買って、高値で」わがまま放題です。
言われるがままお願いを聞く毎日。

怖いのが、ときどきこっそり引っ越しの準備をしている時です。
何が気に入らないのか、突然ダンボールに荷物をまとめて引っ越そうとします。

それを必死で止めるんですが、
引っ越しを思いとどまるかどうかはランダムで決まるため、
何度も引き止める必要があります。

「いかないでー」って言い続けて、
「やっぱり、やめようかしら」ってララミーが言うまで
とにかく何度も止めるのです。

9年間でこのやりとりが何回あったことか…。
50回はあったと思います。

とにかく9年間、
ワガママを聞き続けて、引っ越しを止め続けるうちに、
ララミーが愛おしくてしかたなくなって、
人生の一部なんじゃないかと思い始めました。

そう「推し」になったのです。
この頃はまだそんな言葉はありませんでしたが、

ララミーはわたしにとって「推し」でした。


9年やり続けた「おい森」をやめるとき、
一番さびしかったのはララミーとのお別れでした。
いわゆるロスでした。
ララロス。

その後「どうぶつの森」シリーズは発売されるたびにプレイしているのですが…
いつもどこかでララミーを探していました。

Wii版「街へいこうよ どうぶつの森」は3年間毎日やり続けたのだけど、
ララミーに会うことはありませんでした。

3DS版「とびだせ どうぶつの森」も2年間毎日やっていたんですが、
やっぱりララミーには会えませんでした。

スマホ版「どうぶつの森ポケットキャンプ」も1年以上毎日やりましたが、
やっぱり会えませんでした。

どこの森に行ってもララミーはいませんでした。

去年発売されたSwitchの「あつ森」も、もちろん発売日に買いました。

今度こそララミーに会えないだろうか─。
無人島などにも足を運び、偶然の出会いを期待しつつ
必死にララミーを探しましたが、見つけることはできませんでした。

そうやって発売から1年4ヵ月毎日コツコツ遊んでいました。

毎日欠かさずやってましたが、やはりララミーには会えません。

さすがに1年以上遊んで、もうやることも見つからないし、
イベントもほとんど見ちゃったし、もうやめようかな…

そんなことを考えていた7月のある日、奇跡が起きたのです。

7月13日(火)AM6:30

その日は、ゲーム開始時に
「今日はキャンプ場にお客さんが来ているみたいですよ!」
ってアナウンスがあって、軽い気持ちで、
いつものようにキャンプ場をのぞきに行ったのです。

確かに誰かいますね!
はい、いつものように、あいさつして…

・・・・・・・・・・

ぎょえーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ラ、ララミー!!!!!!!!!!!!!!!!

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はーーーーーー

あわわわわわ。

(*´Д`)ハァハァ

心の臓が鼓膜から飛び出すかってくらい驚きました。

いや、ほんと、ショック死寸前でした。

ララミーが、そこに、いる。

いる。

いた。

ララミーがいるじゃない。

おそるおそる話しかけてみました。

「はじめまして、ララミーです!」
(会話のやりとりを正確には覚えてないです、すみません…)

「あ、し、しんぱちです。お久しぶりです。
あ、久しぶりというか、たぶんはじめましてなんですよね、
やっと会えましたね!あ、もう興奮して手汗が…
きもいですよね、すみません」

「この村、いいですね!
なんだか、ここで暮らしてみたいな!なんて思っちゃいました」

「あー、もう、もう、はい、もう、ぜひぜひ!!
あのいま住民でいっぱいですけど、誰でも追い出しますので」

「え、そんな、誰かを追い出してだなんて、そこまでは…
ちょっと迷ってしまいますね…
ちょっと決断に踏み切れないのでゲームをして、
あなたが勝ったら引っ越してくるってことでどうでしょう?」

「しょ、勝負を?」

「はい、ではトランプを1枚引きますので、
そのカードの色が赤か黒か当てるゲームをしましょう。
さーいきますよ!!!」

黒と赤のカード。

つまりスペードかクローバーなら、黒。
ハートかダイヤなら、赤だ。

カードの枚数はどうだ、赤も黒も同じ数のはずだ。

つまり確率は2分の1。

2分の1の確率ということは、半分がアタリで、半分がハズレだ。

どっちかが天国で、どっちかが地獄だ。

黒と赤、どっちを選ぶ。

一回きりの勝負。これは負けられない。

対象がトランプであるなら、根元事象が有限個しかないと考えられるわけで、つまり根元事象は E1,E2,E3,で表されて標本空間Ωは…

うーん、ダメだ。
どう計算しても確率は2分の1だ。
変わらない。

二分の一は、2分の1だ。

ここは直感だ!直感に頼るのだ。

直感を研ぎ澄ますためにヨガのポーズだ。

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心を無にして、赤か黒か心の目に気を向けるのだ。

集中しろー。

集中…。

集中。

しゅうちゅう、、、

ピキーン!!!!!!

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み、見えた。

赤だ!赤にちがいない!!!

「赤、赤、赤、絶対、赤です!!!」

「はい!では、めくりますねー」

ペラッ

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「はい!はずれーーー

いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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お、おわた…。

確かに見えたのに、赤が見えたのに。
あれは死を暗示した血の赤だったのか…

終わったよ、もえつきた。
もう寝よう。まだ起きたばっかりだけど。

ちょ、

ちょっとまてーーー!!

ここで諦めてどうする。

引っ越しを止め続けたあの時の粘り強さを思い出せ!!

何度も話しかけるんだ!!
あきれられてもいい、きらわれてもいい、
何度でも立ち上がって挑戦するんだ!!!!!!!

いけ!しんぱち!!!!
立ち向かえ!しんぱち!

そうして何度もララミーに話しかけ続けた。

何十回目だっただろうか…
ついにチャンスがめぐってきた。

「もう、そんなにお願いされたら…
ではもう一回だけ勝負しましょう。
今度はカードのマークを当てるゲームです。
わたしが引いたトランプのマークは4つのうちのどれでしょう?」

チャンスが来た。
ただし、今度はトランプのマークを当てるゲームだ。
スペード、クローバー、ハート、ダイヤ…
つまり確率は四分の一だ。

いや、これは単純に4分の1の勝負ではない。
理論上は4分の1だけど、さっきスペードが出たという結果がある。
同じマークが続けて出る確率は低い。

いや嘘だ、確率的には前の結果は無関係で
2回続けて同じカードが出る確率は同じはずだ。

さっき出たのがスペードだとしても、
今回スペードが続く確率はやはり4分の1だ。

そう考えれば、どのマークが来てもおかしくない。
確率は同じだ。

ただ、やはり同じマークが続く確率は低く感じる。
スペードは外してもいいのではないか…
よし、スペード以外から考えよう。

とすると、クローバーか、ダイヤか、ハートか…

ん?
いや、ちょっと待て。

本当にここで考えなければならないのは、
さっき2分の1をハズした自分の運の悪さだ。

さっきハズした自分は、
同じカードは続かないだろうと予測を立てて
スペードを外して考えている…

運が悪いときのセオリーで言えば、選ばない方が正解になる。

つまり、除外して考えているスペードこそが今回の答えだ。

今回の勝負、じつはスペードかそれ以外かの2択なのではないか?
運がいいか、悪いか、つまり2分の1なのだ。

ここは自分の運の悪さを信じた方がいい。
つまり2回続けてスペードだ。

と、何の根拠もないカイジばりの思考を巡らせる。
そしてその結論にすべてをゆだねることにした。

スペードだ、それしかない。

「ス、スペードで…」

「スペードですね。間違いないですね。

では、めくりますよ。

結果は、

・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はい!



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スペードでしたー!!!

大当たり〜!!」

ぃ、やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


やった!!ララミーが、ララミーが!

村にやってくる!!!!!!!!!!!!!!

あーーーわっしょい、わっしょい。
嬉しい。嬉しい。嬉しい。

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もう一枚、記念に。

なんだか、一気に気持ちが明るくなった!!!!!!!!

嬉しくて外に飛び出して踊りたくなるような、
そんくらい気分がアガった。

公園に飛び出して踊り狂う「モテキ」の森山未來の気分だ。
「500日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィットでもいいや。

とにかく町中を踊って歩きたくなるくらい嬉しさが爆発していた。

そのときの日記…

なんという奇跡。たぶんその確率たるや、目をつぶって適当にキーボードを打ってたら偶然シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」が書き上がっていたくらいの確率に近いはず。そんな奇跡が起きたので、もう一生分の運は使い果たしたに違いないです。嬉しすぎて写真を撮る手も震えます…。

嬉しすぎてすごいテンションになってる。

そこからは、本当にララミーが引っ越してきてくれるのか…

ワクワクしすぎて大変だった。

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村を出て行くことなったひでよしさん、ごめんなさい。


7月14日(水)AM6:45

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空き地になったここに、明日、ララミーが!!!


7月15日(木)AM6:50

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朝いちでアナウンスがありました。

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家が建ってました!!

「ララミー」の家!!!!

正直、ドアを開ける手が震えます。

一応、お出迎え用にきっちり正装してきました。

扉を開けます。

・・

いたーーーーーーーーーー!!!

家にララミーがいたーーーーーーー!!!

(*´Д`)ハァハァ

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ほうきもって、片付けしてて、全力で、かわええ

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ご挨拶

な、もうっ
あーもう、ええわー、死んでもええ

ほんとにララミーが来た

夢みたいだけど、夢じゃない!!

7月16日(金)AM6:30

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はじめての外での会話。

7月17日(土)AM7:30

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風邪を引いて寝込んでいたので「おくすり」を…と思ったら、店が空いてない。
しかたなく材料を調達して、蜂の巣を必死で見つけて、
くすりを調合して届けにいきました。
誰かのために「おくすり」を調合したのあつ森で初めてかも…

7月18日(日)AM7:05

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風邪が治ってよかった!のごあいさつ

7月19日(月)AM6:50

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初めてのプレゼント!

季節はずれだけど、まずはスイーツを…

そして思い出しました。

「推し」に貢ぐことの喜びを。

そう、貢ぐから推しなのだ。
貢ぐ、何かを捧げる、そうすることで相手が「推し」になる。

これからは惜しみなく、推しに貢ぎます!
それこそが喜びなのです。

この日のプレゼントをきっかけに…
朝、村の中でララミーを探す
必死で探す
見つからないときは村中をスミからスミまで歩く
(ほとんどストーカーだ)
そしてプレゼントを貢ぐ!
(気に入ってもらえたらお返しをもらう)
これが日課になった。

ちなみに「ブッシュ・ド・ノエル」のお返しは、
「ゴールドプリントTシャツ」だった。
もらってその場で着替えて写真を撮った。

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7月20日(火) 
クマのナミちゃんをプレゼント > お返しはなし

7月21日(水)
プレゼント:ウクレレ >  お返し:アルコールランプ

7月22日(木)
プレゼント:ノームのおきもの >  お返し:コックさんのふく

7月23日(金)
プレゼント:しましまTシャツ >  お返し:なし

7月24日(土)

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はじめてお手紙をもらう。
手紙はもちろん永久保存。



た、楽しい。

楽しすぎる!!!!

毎日が本当に楽しい。

村での生活が楽しくて仕方がない。

そして、日常までもがなんだか輝いてみえる。

ああ、神だ。

ララミー、あなたは神だったのですね。

ララミーが引っ越してきてから、世界が一転した。

惰性だけで続けていて、正直あまり楽しくなくなっていた「あつ森」が、
ララミー、つまり「推し」が来たことで激変した。

まるで別の世界に来たみたいじゃないか。

これが「推し」がいる世界か!?

そこあるのは、それまでと変わらないいつもの世界なのに、
「推し」がいるだけで世界が違って見えてくる。

推しがいることで「大切なもの」に気づくことができたんだ。

たとえば君がいるだけで心が強くなれること
何より大切なものを気付かせてくれたね

浪漫飛行だ…。

世界はもともと素晴らしい。
そんな世界の素晴らしさに気づかせてくれたのが推しの存在だった。

「推しがいる人生は素晴らしい」

ほんとにその通りだ!!!

ありがとうララミー!

なんだよ、人生最高かよ。


最近のハイライト!
昨日は、一緒に花火を見ました!

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今朝は遅ればせながら…七夕衣装のペアルック!

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毎日が楽しすぎるぜ!こんちくしょーーー


はじめて写真をもらった話はこちらです

そして3年で 50枚以上の写真をもらいました

54枚

53枚


やった!52枚!



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