無職になるまで日記 〜喘息〜
【喘息】
2歳から付き合っている喘息
休みたい欲求の背中を押してくれるありがたい友人の側面がある一方で
コントロール不能な、なんの説得にも耳を貸さないヒステリックな一面もある
風邪をひいたりして、体力が落ちれば、自然と顔を出し、咳、痰を中心に症状を引き起こし、鼻炎も加われば、いやが上にも苦しさは増し、呼吸困難と睡眠不足に落ちいる。
加えて、自然と酸素量が減り、頭痛がしてきて、『死』が頭を過ぎる間もなく、ただただ目の前の症状に対応しながら、ひたすらに呼吸を繰り返す。
喘息のおかげで、座禅などせずとも、自らの呼吸とだけ、向き合い続ける時間がある。
喘息の時、僕は依頼心の強まりを感じる。
僕はこんなに苦しいのに、なんで助けてくれないんだ?なんで自分ばかり楽しそうにしてんだ?僕に興味がないのか?
など、依頼心が満たされないと、いじけた思考で、他者を見る。
シモくんは共依存だもんね
と、20年近い付き合いのある友人がサラリと言ったことがある。
日常的に、依頼心を満たしたい僕は、誰かの力になることで、自分もまた救われたいと願っているんだと思う。
喘息を起こした僕は、母が背中をさすってくれるまで、吸入器の準備をしてくれるまで、布団の上で、ひたすらに苦しいアピールをしていた。
小学校高学年ともなれば、吸入器くらいは自分でできたけど、母が起きてくるのを、ひたすらに待った。
自らの苦しみを吐露する時、人は決まって、背中をさすって欲しいんじゃないかなぁと思う(比喩的な意味で)
分析も、評価も、後回しにして、ただただ背中をさすってあげる。
僕は幼い頃の、あの安心感を届けたいんだと思う。
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