マガジンのカバー画像

上妻地区農業再生協議会「畑作公社」

28
相続もあり、故郷に三十数年ぶりにUターン。 そのつもりは無かったが、あえて、困難な路を選択することになった。 三年間で出逢った農家さんは多数いるが、稲作農家6名の集団と一昨年から…
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

地域の総合計画を描いた氣分!

地域の総合計画を描いた氣分!

政策を書いたのは、20年前が最初!とある省庁の大臣交替期に、大臣補佐官になった人物が居た。
さして親しい関係では無かった筈だが、突然、呼び出しをされた。
大臣が交替したので、構想を書いてくれないか?と。
事業構想を思い描いたことも無かったし、まして、紙に落とすこともしたことが無かった身。
それでも、とある公益法人の、循環社会研究所の運営を任されたばかり。
まぁ自分のためにも、ジャンプしてみるだけの

もっとみる
その7 ハウス、露地、果樹園、水田

その7 ハウス、露地、果樹園、水田


①主力は反収の多い施設園芸
 加温と無加温の双方があってもいいね!併せて1haもあれば。
 年間、併せて20品目程度が栽培できれば。
 北関東に限らずですが、冬期は野菜の品目が減少する。
 補えるのは、施設栽培であり、反収も露地と比べると一桁違う!
 イチゴ、トマト、胡瓜、ナス、ほうれん草、ブロッコリーなど。
②市内の果樹園は、梨とブドウくらいなので、多種の果樹園
 柑橘の北限であり、リンゴとサ

もっとみる
その6 農業入門塾と新規就農者

その6 農業入門塾と新規就農者

労働力と新規就農希望者と農業入門塾

就農することの愉しみと留意事項・女性は、紫外線対策が一番かな?
 畑や田圃の紫外線は、海のそれと同様!
・農機具は危険が伴うから慣れた時に留意が必要。リスク排除の心構え!
 昔の農業と違い、体力勝負では無い!過半は農機具作業。
 強いてあげれば、収穫が最大の体力かな?
・予定は未定!すべて天候と農作物次第!
 ハウス作業は除き雨天に出来ることは稀。天候に逆らわ

もっとみる
その5 組合員の農機具と農地面積

その5 組合員の農機具と農地面積

6戸の農家の農機具保有を調べてみた!氣絶しかねない程の農機具をお持ちでした^^;
一番稼働時間の多いのはトラクターと軽トラとスーパーカブあたりかな?
特に稲作農家さんは農機具への投資額が多い。
畑の管理機も多種多様、それこそ、品目と同じくらいの管理機がある。
田植え機やコンバインの稼働時間は二週間程度だろうか?
使用頻度の少ない農機具は、組合に集約したらいいやね。
無論、使用料は組合が支払う。

もっとみる
その4 交流施設化

その4 交流施設化

田圃や畑から人が消えて久しい
この季節になると、田圃のあちこちでトラクターが稼働している。
あとひと月もしないで、次は田植え機の出番になる。
その前に、水を張った田圃は、蛙の合唱団が登場する!
人口は減ってるわけでは無いのにこれはどうしたことだ?
人手だけに頼っていた農業が農機に取って代わられただけですが。
戦後の農政には批判も多いが、農村人口を製造業、サービス業に展開し、高度経済成長を支えたには

もっとみる
その3 肝心な農場像

その3 肝心な農場像

農場ゆえ、当たり前に農産物を育てないといけない!

①主力は反収の多い施設園芸
 加温と無加温の双方があってもいいね!併せて1haもあれば。
 年間、併せて20品目程度が栽培できれば。
②市内の果樹園は、梨とブドウくらいなので、多種の果樹園
 柑橘の北限であり、リンゴとサクランボの南限。後のことを考えて、
 新品種があっても良い。ハスカップ、ポポー、フェイジョア。
 野鳥さんように柿。栗、反収は氣

もっとみる
その2 「マルシェ」なる言葉の響き

その2 「マルシェ」なる言葉の響き

産直とか直売とかが定着して久しい!
道の駅は初期から随分と観ているが、なんか、コピーしてきたの?が多くて、ツマラナイ店が多い!
そりゃ新しい道の駅がいろいろと新企画になり、豪華になるのは当然のこと。かつて、量販店がそうであったように、道の駅間の競争の時代になりましたね。すべてを知ってるわけでは無いが、少なくても関東平野の道の駅くらいは、年間通して地域の農産物を供給してほしいよね❣
時折、他産地の農

もっとみる
その1主役は子どもたちと知恵の伝承者 

その1主役は子どもたちと知恵の伝承者 

老後なる言葉が昔から好きでは無かった。

明治生まれのジイちゃん子だったこともあるかも知れない。
脳裏に残るのは、幼児期にジイちゃんに諭されたことと背中で語っていた父親の姿。
ジイちゃんは、農地の境界争いを修める名人だったようだ。
穏やかな人柄だった所為か? 無欲の人物だった所為か今となっては真偽はわからない!
幼児期ゆえ、たぶん、4~5歳の頃。
何度もその場に連れていかれた。
境界のクヌギを一夜

もっとみる
その10 循環農業の町。耕畜連携❣

その10 循環農業の町。耕畜連携❣

畜産王国は輸入穀物王国でもあるし、堆肥原材料の宝庫!

農林水産省は昨年度「みどりの食糧システム戦略」を打ち出した!
たぶん、内閣府のムーンショット目標や国連のSDGsに連動してのこと。

農家の皆さん! 好機到来ですよ!
個々の政策に目くじらを立てることなく、邁進すると明るい未来が拓けます!

循環農業のまちの作り方わが町の農産物生産高は、年間120億円程度。と近隣市町と比べると耕作面積の割に数

もっとみる
その9 有機栽培は謳えない!

その9 有機栽培は謳えない!

有機栽培の定義は、無農薬、無化学肥料とされている。
無化学肥料と定義付けされると、おいおいおい! 
なによりも、慣行農法を続けてきた皆さんにとっては、ハードルが高すぎる!新規就農の皆さんにとっても同様です。
先日、知りあいに問われたので、絵にしてみた。
結果として、農薬を使わず、化成肥料も少なくなることを続ければ世間で云う有機の世界にたどり着く可能性が高まりますが・・・。
何よりも、折角植え付けた

もっとみる
その8 「食」と「学校給食」

その8 「食」と「学校給食」

飢餓への備えから、身体を良くする「食」の時代へ

たぶん、明治生まれや、昭和一桁、戦中世代、戦後世代の皆さんは、記憶にあるだろうが・・・。
我が家でも、父親が存命の時代には、古米を随分と長い間、食していた。
出来秋に一度だけ新米を食べるが、その後は、飢饉に備えていた、備蓄米(当然古米になる)を食べていた。
勤め人家庭から嫁いで来た奥さんは、常々、こぼしていたっけ?
なぜ、新米を食べないのかしら?

もっとみる
その7 農商工連係と在留外国人と食

その7 農商工連係と在留外国人と食

医食同源とアーユルベーダ
帰郷して一年は故郷の現状を知ることに費やした。
なにしろ、30数年ぶりの故郷暮らし。
二年目に、一般社団を設立し、活動を開始したが、それでも手探り状態。
帰郷した折にスマホの登録者を半減させたが、いまでは、それを凌ぐほどに増えている。
加齢と共に、(昔からだが)固有名詞が出てこない身。必死^_^でおぼえた。その中の一人の女性が、近隣にスリランカ食材の店を開いた。
改めて、

もっとみる
その6 「安心・安全」と生産・販売

その6 「安心・安全」と生産・販売

土作り八分と苗八作

表記のような整然とした畑を見るたびに思います。
美味しい農産物が育つんだろうな~と。
製造業には、3Sとか4Sとかの標語があります。
整理、整頓、清潔、清掃だったかしらね? 
雑な畝作りの畑をみると、_| ̄|○したりするのは偏見でしょうか?

農水省が昨年から「みどりの食糧戦略」を打ち出している。
唐突感は否めないが、SDGsやらの影響もあるんであろうね。
戦略の中で銘記され

もっとみる
その5 歴史の上で生きている!

その5 歴史の上で生きている!

歴史は多層構造
表題の画像は、村で唯一の前方後円墳。浅間塚と呼ばれてますから、浅間神社も祀られてるのかも知れません。畏れ多いので、立ち入ったことも無いし、市役所の歴史にも書かれてない様子。夕刻の一枚です。
地主さんは村の個人らしいので、近々、聞いてみようかと思案中。
五世紀頃と伝わる、南北50mほどの大きさ。関西に残されている墳墓とは規模に違いはありますが、立派な前方後円墳です。
大地の下には、肥

もっとみる