【無職5年と9ヶ月】生活の報告(2024年7月)
いつの間にやら下半期。
ダラクソしてる間に2024年も半分が終わった。そして残された半分も6分の1が終了したという事実。
なにか年初めに「2024年のやりたいこと」なる殊勝めいた目標を立てた気がするけど、
現状3つほどしか達成していない。
爪を噛まない、など今日び小学生でも守れる習慣さえ身についていない。
大したこと書いてないんだから、もっと頑張れないものか?
そんなわけで久しぶりに振り返りnoteを書いていく。
ブログ運営報告(終)
長きに渡り続けてきたブログ運営の報告も、しばし休息。
というのも、昨年から色濃い『ブログはオワコン』の波に完全に飲み込まれてしまい、以前と同じ指標を追い続けていたらそろそろ気が狂うんじゃないかと思った次第。
5年も運営すれば月5万円ほど稼げるブログになり、生活の足しになる算段だったがとんでもない。
蓋を開けてみれば月5000円も怪しい。
一体なんの足しになるんだい? スイカ代?
心の安寧を保つために、収益やPVに関しては一旦まとめないことにした。
ブログ自体は続けていくので、気が向いたら別の視点からの報告的なものを再開するかもしれない。
今のところは未定。
できごと・生活
①SNSはゴミ溜め場
1ヶ月ほどSNS断ちを実践してみた。
Xやらインスタやらのアプリをスマホから消し、日々を過ごす。
するとこれが想像以上に快適で、危うく1ヶ月経っても戻れなくなるところだった。
以前「デジタルデトックスをしてみる」との企画で2日間ばかりデジタルを断ったが、あれの比じゃないくらい楽だった。
なんなら今もXとか馬鹿馬鹿しいゴミ溜め場くらいにしか思えなくなったから止めようかな、とさえ考えている。
②星撮りとVSジジイ
1月以降、星景撮影から遠のいていた。
どうも毎年2~5月の時期を逃しがちで、1度深夜徘徊(撮影)の習慣が途切れてしまうと、もともと出無精なのでめっきり行かなくなってしまう。
一体なにが悲しくて深夜の眠い中に外出なんかしなきゃいけないんだって感じ。下手なところに行くと熊がいるし。
ここらへんの手間を惜しむあたりに自分の限界が窺えて悲しい。
で、色々言うけどスッパリ止めることもできず、結局は晴れた一晩があれば出ていく。
霧ヶ峰のニッコウキスゲと梅雨の晴れ間が重なったので、念願のニッコウキスゲ×星が撮れた。
けど、なんか違うというか……もっと「一面の黄色い絨毯!」みたく絵になる風景を期待していたので、イマイチ迫力不足というか。
写真は難しいなぁ、と改めて思うばかり。
ちなみに朝方同じ場所へ行ったら、細い散策路に蟻が集るように人が群がりげんなりした。
道のど真ん中に三脚を広げ、人が通るのに道も譲らないジジイなぞが大量発生している始末。
ああいう奴らに限って金だけは潤沢だから、やたらに高いバズーカーレンズなんかを構えていてなお腹が立つ。
てめえの年金は誰が払ってると思ってやがる!
などと呪詛を吐く、全額免除の無職。
挙句それらを避けようと散策路の端を通ったら滑って盛大に転び、機材も服も泥にまみれてしまった。
反射的に「あああいってえなクソ!」とレディとはかけ離れた悪態を吐いてしまい気まずくなったので、しぶしぶ帰るはめに。
件のジジイはこちらに目もくれずファインダーをのぞき続けており、よほどカメラで殴りつけてやろうかと思ったが、そんな下らぬ罪状でお縄になりたくないため泣く泣く退散。
くたばれクソジジイ、みたいな罵声を「耳をすませば」雫よろしく霧ヶ峰の涼やかな風に溶かしてきた。
……待って、その流れだと最後ジジイと相思相愛になっちゃうじゃん……。
そんなこんなで、私はどうにも人が集まる場所に行かない方が良さそうなので、これからも大人しくモグラ生活をしていこうと決めた。
③アシナガバチの巣にケツアタック
7月の上旬だけで3度も蜂にさされてしまった。ジーザス!
庭にはボロボロな粗末きわまりないチャリ置きがある。
ある日チャリを出したときに、数匹の羽虫が突如ワッと足元から舞い上がってきた。
目に見えないエネルギーの流れが大地からあしのうらを伝わって、というくらい勢いのよい奔流もとい飛翔で、茫然。
何を言っているかわからないかもしれないけど私も理解不能だった。いきなり6~7匹の虫に囲まれた。
で、服の裾で払っているうち手のひらに鋭い痛みを覚え、見ると腫れていた。しかし腫れはすぐに引いたので、とりあえず買い物へ。
胴がくびれていて足が長く、フォルムはアシナガバチのそれだったけれど、スーパーでおやつを豆大福にするかモミジ饅頭にするか悩んでいるうちすっかり虫のことなぞ忘れてしまった。
そんなんだから帰宅して警戒もせずチャリ小屋に入り、再び虫との邂逅。
いや偶然でも何でもなく必然で、またも気づいたときには足首を刺されていた。
やはり蜂では? と疑うが、傷をさすさすモミジ饅頭を食べているうちに虫は記憶の彼方へと消えていった。
そして数日後。
大脳たるや鳩並みなので蜂(?)のことは忘れていたが、自転車を出したときに虫の大群に囲まれて思い出した。当然のように脚を刺された。
ここまでくるとさすがの私も「蜂!」との確信を持ち駆除にのりきる。
小屋の入り口にアシナガバチが巣を作っていた。
どうも私は自転車を出し入れするたびに、ハチの巣にケツアタックをかましていたらしい。
そりゃどんな温厚な蜂でも怒るわ。
でもこんなところに巣作りする方が悪いんだからね!!!! ご冥福!!!!
なお蜂刺されの箇所は恐ろしいことに10日ばかり経てから再度腫れて痒みが生じた。
凄まじい怨念を感じた。成仏して~~!!!!
④幸せは1,800円で買える
スイカを召喚した。
この食べ物はすごい。たとえ今がどんなに貧相な無職でも、一口食べるとあら不思議。童心に戻れる。あの、何にもなれる気がしていた前途明るい幼少期のひと日が甦る。
掃き出し窓から脚をぶらり出してぺっぺと種を吐き、スイカが出てきたらいいな~とかなんとか脳たりんなことを考えていたあの頃――いや、今も大して変わってなくね?
しかも進歩した科学のおかげか、当時より美味!
腹が減ったらスイカ、喉が乾いたらスイカ、口さみしくなればスイカ。スイカスイカスイカ。馬鹿みたいにしばらくスイカを食べ続けている。
1日はうっかり腹を壊し、あやうく図書館で脱糞しかけた。
お菓子の代わりにスイカを食べていたのがよかったらしく、2kgくらい痩せた。
でもスイカ費用捻出のために食事バランスを欠いており一周まわって不健康。
先日もスイカ直売所まで行って、いちばん小さい大玉スイカ(1,800円)を購入してきた。
最大級は5,000円台だけど、さすがに冷蔵庫がスイカだけになるので諦める。
購入直後、車内でスイカを抱きしめキッスしてたら隣の車に人が乗っていて死にたくなった。
冷蔵庫を開けるたびスイカがにっこり微笑んでくれている気がして幸せ。今夜も楽しませてねスイカちゃんチュッチュ!
今月の1冊
なぜか玄関にいわさきちひろの絵画『わらびを持つ少女』が飾ってあり、ある日それを見ているうちに「窓際のトットちゃん」が読みたくなった。
トットちゃんこと黒柳徹子のあれだ。ギネスにも認定されているらしい。だが読んだことがなかった。
最近Amazonオーディブルの無料体験をはじめた私は、おそらく解除を忘れ永続する羽目になるのだろうけどそれはさておき、オーディブルで例の本を聴くことにした。
面白い。音より文字派なのだけど、この作品だけはオーディオブックというか、オーディブルで読むのをおすすめする。
というのも、オーディブルのトットちゃんは、黒柳徹子さん自身が朗読をしているのだ。
その独特な語り口がなんとも子気味良いというか、落語のようなリズム感というか。ラジオを聴いてるような(いや、ラジオはロクに聴いたこともないが)調子で聴けてしまう。
さすが伊達に半世紀近く「徹子の部屋」でトークをしていない。
トットちゃんが授業中ずっと机を開閉し続けるとか、窓辺でちんどん屋を呼び込むとか、教師が青ざめるレベルの問題行動により学校を退学させられる冒頭が笑いごとではないが笑ってしまう。
時代が時代だけに学校が空襲で無くなり物語は終わるのだけど、暗い出来事の中に伸びやかさや温かさの滲む作品。
昨年続編が出たらしいので読んでみようかと。
今月の英語学習
英語学習をはじめて半年が経った。とはいえ学習時間は大したことがないので、ようやく中学英単語が終わったくらい。
「英語耳」を利用して発音記号を覚えた。
が、実際には英単語と発音記号がセットで出てくるわけではないため、単語だけが出てくると読み方がわからない。
そんなわけで今月からは「あいうえおフォニックス」なるサイトでフォニックスルールを勉強しはじめた。
母音だけでも大量にあり過ぎてすでにげんなり。
東大出身ロサンゼルス在住の母ちゃん(サイト運営者)とバイリンガルの子供(YouTubeで先生をしてくれるふたりの子供)という世の上位階級者に慄きつつも、わかりやすいので聴いている。
「『ar』はwの後につくとオーになるんだね、だからwarはウォーなのか~」
みたいな、とても高等教育を受けた大人とは考えられない有様で日々学習中。
最近immediatelyとearlyの違いを知ってうれしい。この目的も目標もない英語学習が何になるのかは知らない。
今月のお食事
エサ。
きゃースイカちゃーん!
冷蔵庫を占領してる姿も素敵よー
スイカハイボール!!!!
そのた有象無象のエサ。
今月のお写真
よく見たらニッコウキスゲ祭り。
総括
日給スイカ1個分ニート。
そこらの日雇い労働者でももっと稼ぐであろう収入でスイカなど食べてるんじゃないよ。
こんな困窮下でスイカなんか買うの私か清太くらいだろ、どうすんだよマジで……。
といいつつも、清太同様に世界から隔絶した暮らしにも小説と創作があるから私は問題ないのである。
何もなくともスイカがいるから幸せなのである。
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