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自動車ディーラーDX案 その2:試乗車予約のDX

「勝手にDX」シリーズ第1弾の自動車ディーラーDXの第2回目:試乗車予約時のDX案です。

今回は以下の車購入プロセスのうち、試乗車予約の部分です。

対象プロセス

試乗予約のところです。ここはメーカーごとに何回か繰り返します。

新車購入プロセス_試乗予約

行動や思考

1.Google mapで近くの販売店を検索。メーカーサイトは使わない。

試乗予約をする販売店を探すためにまずやったことが、Google Mapでの検索です。なぜ、メーカーのサイトでの店舗検索をしないかというと、
・Google Mapのほうが使い勝手が良い
・そして、複数のメーカーで試乗をする予定だから
です。
店舗を探すためなら、Google Mapのスマホアプリを立ち上げたほうが速い。メーカーを跨って、家の近くにあるディーラーがわかるので、試乗の計画が立てやすいです。

家の近くに同じメーカーでもいくつか店舗があったりします。どの店舗にするかは、Google Mapのレビューを参考にしました。やはり★の数が多いこと、レビューの中で書いてある、店舗スタッフの親切さ、店舗の広さなどを参考にしました。

あんまり狭いと、レンタカーやカーシェアで訪問するときや、購入した後に訪問するときに、駐車しづらそうでいやだなと思うからです。

2.メーカーや販売店のサイトで試乗予約できるかを調べる

電話するのも億劫なので、WEBで予約できるかを調べます。
・レクサス⇒WEB予約できる
・スバル⇒WEB予約できない
・ホンダ⇒WEB予約できない

レクサスができるので、さて予約しようと思ったら、入力フォームが長い!
・名前、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、職業、
 さらにアンケート。。
いやぁ、まだ本格的に検討するかどうかわからないのに、こんなに入力したくないよね、と。

なので、結局すべてのディーラーには電話をしました。

電話すると、丁寧に応対いただき、またレクサスは折り返しでしたが、スバル、ホンダは通話中に予約してくれました。

不満や不安、不足

1.店舗選定時の情報不足
まず、試乗予約をする店舗選びですが、メーカーのサイトに行くと、販売店の住所などの情報や外観の写真程度しかありません。
例えば、広さや、点検時の入庫スペースの台数などの店舗のスペックなどは情報としてあってもいいのではと思いました。それをGoogle Mapのレビューで調べるというのはどうなんだろうと。
また、レクサスは別格にキレイとして、スバルやホンダなどのメーカーは店舗のキレイさなどが気になります。しかし、写真がない。外観しかない。

2.WEB予約ができない、やりづらい
平日は仕事をしていると、結構電話てってかけるタイミングが難しかったりします(もちろん人それぞれですが)。IT系の会社だと携帯電話が、作業場に持ち込み禁止のところもあるくらいで。

なのでWEB予約できるとありがたいわけです。
また、レクサスのほうに予約はできるが、入力フォームが多すぎるのもどうかと思います。もっとクイックに、手軽に予約がしたいと思いました。

DXのチャンス・企画案

1.Googleマイビジネスを用いてGoogle Mapを使いやすくする

これはDXといえる作業ではありませんが、Googleマイビジネスの設定をしっかりと行い、Google Mapで検索しやすいようにしてあげる必要があります。

例えば店内や外観の写真をGoogle Mapから見られるようになるといいでしょう。

メーカーや販売店の自社のウェブサイトですと、制作会社に依頼するなど面倒でしょうから、以下のようにGoogleマイビジネスでビジネス写真を登録するとよいでしょう。

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2.予約SaaSを活用して、試乗予約システムを自前で用意する

試乗予約の仕組みをスクラッチで作ると、結構コストかかると思います。ユーザーサイド、運営サイドの画面がそれぞれ必要で、外部公開なのでセキュリティ対策もしっかり必要。
となると、規模の小さい販売店では用意するのが困難なので、メーカーにシステム開発を依頼することになりますが、メーカーに頼むと結構時間かかります。色々な開発案件が山積してますので。
ということで、販売店が自前で予約SaaSやASPを活用した、試乗予約サービスを立ち上げたほうが早いと思います。

例えば、以下のようなサービスがあります。
・リクルート AirReserve
 https://airregi.jp/reserve/
・STORES.jpのSTORES予約
 https://stores.jp/reserve

AirReserveであれば、複数店舗での管理もできるので、販売店も利用しやすいかもしれません(使ったことがないので、憶測ですが)。
またもう1つ大事な点として、いきなりトヨタ・レクサスのような多くの項目の入力が必要なシステムにしないことがあげられます。
試乗の段階では、本格的な検討の手前です。なので、顧客側はあんまりたくさんの情報を提供したくないですし、する必要性も感じないかなと。

DXのチャンスまとめ

ということで、今回のディーラーDXのチャンスまとめです。

1. Googleマップ対策をしっかり行う
2.予約SaaS/ASPを用いて、簡単に予約できる試乗予約サービスをたちあげる

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