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2023年公開を心待ちにしてる映画10本

皆さんが今年公開する映画の中で楽しみにしている作品は何ですか?

昨年は『トップガン マーヴェリック』や『THE FIRST SLAM DUNK』、『RRR』など様々な話題作が世間を賑わせました。

今年も宮崎駿監督の新作をはじめ、『インターステラー』、『TENET』のクリストファー・ノーラン監督の新作、『セッション』、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督の新作など、映画好きを超えて世間を賑わせてくれそうな作品が多数公開される予定です。

この記事では、2023年公開される映画で私が公開を心待ちにしている作品を挙げました。

ただ、楽しみにしてる作品だけだと正直キリがないので以下の2つの基準から選んでます。
・気になる作品の中から10本。

・日本での公開日、もしくは年内の公開が決まっている作品

このうちの何本かは確実に今年のベスト10に挙がりそうな作品です。

また選出からは漏れたけど楽しみにしてる作品日本での公開日は確定してないけど気になる作品など、総数25本の映画を挙げています。

今年どんな作品が公開されるのか、気になる人は是非覗いていってください。

『ノースマン 導かれし復讐者』公開日:1月20日

2022年製作/137分/PG12/アメリカ

『ウィッチ』、『ライトハウス』と公開される作品が、とことんツボに刺さるロバート・エガース監督の最新作。

これまでは閉鎖的コミュニティを舞台にした物語が描かれていたが、今作は「北欧を舞台にした1人の男の復讐劇」ということで、世界観に拡がり感じさせる。

主演は『ゴジラvsコング』のアレクサンダー・スカルスガル。『ウィッチ』で主演をつとめたアニヤ・テイラー=ジョイが登場してるのも見所の一つ。さらにアーティストのビョークも登場するなど、キャスティングだけでも一見の価値あり。

『イニシェリン島の精霊』公開日:1月27日

2022年製作/109分/PG12/イギリス・アメリカ・アイルランド合作

アイルランドの小さな孤島を舞台に長年の友人に突然、絶縁を言い渡された男の困惑と友情を取り戻すために奔走する姿を描いた人間ドラマ。

傑作『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督の新作ということで選出。正直、あらすじだけではどんな物語が繰り広げられるか想像つかないが、前作のような奇妙なストーリーテリングと心奮わせるようなドラマを期待してしまう。

タイトルの「精霊」とは、人の死を予告するというアイルランドの精霊がモチーフになっているところからきているとのこと。コリン・ファレルとブレンダン・グリーソンの名優同士の掛け合いも楽しみな一本だ。

『コンパートメント No.6』公開日:2月10日

2021年製作/107分/G/フィンランド・ロシア・エストニア・ドイツ合作

70年代のモスクワ、彼氏にドタキャンされ1人で寝台列車に乗り込んだフィンランドからの留学生ラウラ。同室の客はロシア人の炭鉱労働者リョーハといい、粗野な態度にラウラは辟易としてしまう。そんな最悪な出会いをした2人だが長い旅を通じて交流を深めていく…というあらすじ。

カンヌ映画祭グランプリをはじめ、多くの映画賞を受賞してるというのも気になるところだけど、一番のポイントは宣伝文にアキ・カウリスマキの名前が出ている点。

アキ・カウリスマキ好きの自分としては絶対に見逃せない。あのシュールとセンチメンタルが同居した世界に触れれるなら今年のベストにもなりえそう。滅茶滅茶楽しみな一本だ。

※話変わるけどアキ・カウリスマキの新作って続報聞かないけどどうなってるんだろう?

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開日:3月3日

2022年製作/139分/G/アメリカ

日々の生活に追われる中年女性がマルチバース(平行宇宙)を行き交いカンフーマスターになって世界を救う…というあらすじからしてぶっ飛んだ内容であることが想像できる。

監督・脚本があの『スイス・アーミーマン』のコンビということでこの内容も納得。本作に関しては去年から評判だけは目にしていたので「ようやく来たか」という気持ち。A24史上最高の興行収入も達成してるということも期待を後押ししてくれる。

『フェイブルマンズ』公開日:3月3日

2022年製作/151分/アメリカ

『E.T.』、『ジョーズ』、『ジュラシックパーク』など数多くの名作を世に送り出してきた巨匠スティーブン・スピルバーグの自伝的作品となれば、観るしかないでしょ。

キャストもミシェル・ウィリアムズやポール・ダノと実力派俳優で固められている。どんな人生が語られるのか…映画好きとしては特に気になるところ。

『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』公開日:3月24日

2023年製作/日本

傑作『ベイビーわるきゅーれ』の続編ならば期待しかない!

続編というと不安がつきものだけど、阪本監督の作品、基本どれも面白いから安心してたりする。

内容もだけど、まひろを演じる伊澤彩織さんのアクションにも期待。以前、インタビューか何かで続編では新しいアクションを試したいと語っていたから、それがどう活かされるか楽しみにしたい。

『マッシブ・タレント』公開日:3月24日

2022年製作/107分/PG12/アメリカ

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ(劇中での名前はニック・ケイジ)を演じるというメタフィクションっぽい作品。

ただ、アイデアが秀逸なだけじゃなく評価も興行収入も良いので期待。何かポスターだけ見るとこの作品もマルチバースっぽい作品に見える…

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』公開日:5月26日

2023年製作/日本

ここ数年の年末の恒例番組になりつつある『岸辺露伴は動かない』シリーズ。私もジョジョ好きだし毎年観てるがまさかの映画化とは。

実は原作も持ってるのだけど、本作は岸辺露伴の過去にも繋がる作品。怪異に遭遇してきたこれまでの話と違い、より露伴のパーソナルな面が描かれるんだけど、そこをハマり役の高橋一生さんがどう演じるのかが見もの。

またドラマは原作を上手くアレンジしてるんだけど、本作の映画化にあたって元の原作をどんな風にアレンジしてるかも気になる。

『君たちはどう生きるか』公開日:7月14日

2023年製作/日本

前作の『風立ちぬ』が引退作に相応しかったからもう続編は見れないと思ってたら、また引退を撤回するとは…宮崎監督は生涯現役な人なんだろうね。

内容はまだ明かされてないが、どんな内容であろうと新作が見れることが嬉しい。私みたいに思ってる人も少なくないだろう。名実ともに今年一番の話題作になることは間違いない。

『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』公開日:2023年公開予定

2023年製作/アメリカ

前作の『スパイダーバース』は、その年のNo.1映画にしたくらいハマったので(IMAXで3回観た)続編の本作も当然期待しかない。

今作は更に数多くのスパイダーマンが登場するとのことで、そこも楽しみな点なんだけど、前作の「これが現時点のアニメーションの到達点だ!」と言わんばかりの表現にも感動したので、今作では前作を越えてくれる表現も楽しみにしてる。

年内公開が決まってる中で気になってる8作品

この項目は、日本での年内の公開が決まってる作品の中で10本には選ばなかったけど、気になってる作品を選びました。

【気になってる作品一覧、タイトル:公開日】
・バビロン:2月10日
・ベネデッタ:2月17日
・逆転のトライアングル:2月23日
・シン・仮面ライダー:3月
・私、オルガ・ヘプラナヴァー:4月28日
・ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー:4月28日
・ゴジラ最新作(タイトル未定):11月3日
・獅子少年(ライオン少年):年内

2月10日公開の『バビロン』は『セッション』、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼルの新作だし観に行くとは思うけど、海外での評判・興行が芳しくないということが気がかり。後、上映時間も長いんだよね(189分)。

鬼才ポール・バーホーベン監督の新作『ベネデッタ』(2月17日)。試写等で既に観た人の評判が凄く良いんだよね。『エル ELLE』でもぶっ飛んだストーリーを描いていたけど、今作もやばそう。

2月23日公開の『逆転のトライアングル』は『フレンチアルプスで起きたこと』、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のスウェーデン出身のリューベン・オストルンドの新作。この監督、いつも底意地が悪い作品を撮るんだけど唸るくらい面白い。今作は船が難破したことによりヒエラルキーが逆転する話ということで、このあらすじだけでもブラックな内容であることが伺える。

3月公開の『シン・仮面ライダー』。庵野秀明ということで期待はするんだけど、実写の庵野監督の作品って実際どうなんだろう?という気がしないでもない。予告も現時点では惹かれるものがないので見に行くかは評判次第かも。

『私、オルガ・ヘプラナヴァー』(4月28日)はちょうどこの記事を作成してる時に情報が流れてきたんだけど、ポスターと予告編で一気に心を掴まれた。実在したチェコスロバキア最後の女性死刑囚を主人公にした作品ということで題材からして引き込まれる。予告編のモノクロ映像も格好良い。

同じく4月28日公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は正直どんな内容でも心の懐かしい部分を刺激されそう(予告編のマリオカートの下りだけでも感極まってしまった)。イルミネーションスタジオ製作だから、多分、子供でも大人でも楽しめる作品に仕上げてきてると予想。

11月3日公開予定のゴジラ最新作、山崎貴監督って映画好きの間では賛否両論ある存在だけど、インタビューなんか読むとゴジラに対する熱い思いが感じ取れるから本作には期待してたりする。西武園遊園地のアトラクションの『ゴジラ・ザ・ライド大怪獣頂上決戦』も映像見る限り、かなり良い感じなのでCG面でも期待。

年内予定の『獅子少年(ライオン少年)』は正直、3DCGアニメーションということくらいには良く知らないんだけど、見た人の感想の熱量が凄くてそれで気になっていた作品。去年公開されていた時に見逃して悔しい思いをしたので、全国公開が決まって嬉しい!

日本公開日未定だが気になってる7作品

この項目は、日本での公開日はまだ発表されてないけど、気になってる作品です。まあ、日本でも年内に公開される筈でしょという作品もあるんですが、現時点では未定ですし、最近は洋画の日本公開遅れは目立つのでね…

【気になってる作品一覧、タイトル:公開日(国)】
・ジョン・ウィック4:3月24日(アメリカ)
・Beau is Afraid:4月公開(アメリカ)

・ザ・フラッシュ:6月16日(アメリカ)
・バービー:7月20日(アラブ首長国連邦)

・オッペンハイマー:7月21日(アメリカ)
・DUNE: PART TWO:11月3日(アメリカ)
・ウォンカ:12月15日(アイルランド)

『ジョン・ウィック4』に関しては全シリーズ観てるので、もはや付き合いのようなもの(そういう意味では長シリーズのワイスピの新作も今年公開でしたね)。今作は真田広之も登場するので楽しみではあるんだけど、シリーズ重ねるごとにキアヌの動きがもっさりしているのが気になってたりはする。

Beau is Afraid』は『ヘレディタリー』、『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の新作。今作はコメディらしいけど絶対癖が強いと思う。個人的にアリ・アスターは「笑いと恐怖を紙一重でいく監督」だと思っていて、そんなギリギリの笑いが見れるのではと思ってる。ホアキン・フェニックスの演技にも期待。

『ザ・フラッシュ』は主演のエズラ・ミラーが色々不祥事を起こしてるせいで、素直に楽しみ!と言えないのが残念なところ。ただ、それでも前評判がかなり良いのと、DCUの転換的作品に当たるということでDC好きとしては観に行かざるを得ない。監督も『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』のアンディ・ムスキエティなので面白いには違いないんだろうな。

『バービー』は正直未知数なんだけど、先日公開された予告編がぶっ飛んでてそれだけで期待値が上がる。マーゴット・ロビーのバービー姿も期待なんだけど、ケン役のライアン・ゴズリングがかなり良さそう!

クリストファー・ノーランの新作『オッペンハイマー』はきっと楽しみにしてる人は多いだろう。筆者も当然楽しみにしてるし、きっと日米同時公開なのではとも思ってる。一つ懸念なのが題材が題材だけに日本では荒れそうな気がする…

DUNE: PART TWO』は前作『DUNE』が序章という感じだったので、物語が本格的に動き出すのはこれからでしょという期待を込めて。観るなら当然IMAX!

『ウォンカ』、あの『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚となる作品で若きウィリー・ウォンカをティモシー・シャラメが演じているというだけで気になる作品。個人的には感動作にせずに思いっきりブラックな作品にしてほしい。

ということで、私が気になってる作品を25本挙げましたが、気になる作品はありましたか?ここには挙げてないですが、まだまだ多くの作品があるので気になる人は是非チェックしてみてくださいね。


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