7月の園藝部DAY〜クセが強い、雑草の世界。もう雑草とは呼ばせない!〜
日時:2021年7月31日(土) 9時〜11時
場所:BONUS TRACK
こんにちは、園藝部の阿部です。
今回は、7月の園藝部DAYの様子をお届けします!
下北線路街園藝部では毎月最終土曜日に、園藝部DAYとして、下北沢の街の緑化活動や、園藝部の活動内容に関する話し合いを行っています!
①まちなか園藝教室
今月のまちなか園藝教室では、「〜クセが強い、雑草の世界。もう雑草とは呼ばせない!〜」と題した、ワークショップを開催しました。普段は「雑草」とそれこそ「雑」に扱われている草たち。じつはそう呼ばれるものの中にも多様な種類があり、それぞれの特徴をもっています。それらを楽しく学ぶことが、自動的にBONUS TRACKの植栽管理になってしまう!という画期的スクール企画。園藝部部員であり、ご自身で造園業を営むプロのマメシバ先生のもと、まずはレクチャーから始まります。
雑草をおおまかに5つのキャラクターに分類します。繁殖力の強いものから、独自の方法で生き抜くもの、また使い方によっては人の生活にも役立つものなど、本当に多彩であることがわかります。
(参考図書:稲垣栄洋「雑草キャラクター図鑑」誠文堂新光社 2017年)
そしていよいよ実践!参加者それぞれでBONUS TRACKの中から雑草を見つけて抜いていきます。「これは本当に雑草なんだろうか?」「これはどのキャラクターかな?」など、今までよりも高い解像度で草花たちを観察している自分に気づきます。
参加者それぞれが持ち寄った雑草のなかで、自身の推しをシートの上に並べた様子は、さながら「雑草品評会」!
マメシバ先生によるキャラクターの答え合わせや、さらなるレクチャーもあり、雑草世界の奥深さが垣間見えます。そんな気持ちに「これらの草たちは、あくまでも人の都合で”雑草”と呼ばれているだけなんです」という先生の言葉が響きます。
そして園藝教室で抜かれた雑草たちは……もちろんただ捨てるわけではありません。循環型社会のあり方を模索する園藝部では、抜いた雑草たちも利用します。よしじ隊長を中心にBONUS TRACK内に設置されたコンポストへみんなで移動です。
より効率的に分解が進むように、大きな草はハサミで細かく切り分けます。
上が今回コンポストへ投入された雑草たち。そして下が以前に剪定作業で切られた枝葉です。雑草たちもこんな感じでいい塩梅になっていくことを祈りつつ、今回のまちなか園藝教室は終了です。
今回の写真は園藝部員でプロカメラマンの、植田絵里菜さんに撮っていただきました!
②園藝部会議
午後は、恒例の園藝部会議です!
今月は、園藝部の法人化に向けた動きをシェアしつつ、園藝部運営の中心人物の1人であるランドスケープデザイナーの三島さんから、改めて園藝部のビジョンについてもプレゼンテーションがありました。
また下北線路街をはじめとしたシモキタエリアで使用できるコミュニティ通貨(電子地域通貨)の「キッタ」の導入についての情報共有や、来月の園藝部DAYに開催予定のイベント「樹ことばみくじ(仮)」についても役割や工程の確認を行いました。こうやって新しい動きがどんどん生まれています!
下北線路街園藝部 「まちのコイン キッタ」スタート!
シモキタ界隈で最近話題の「まちのコイン キッタ」。下北線路街園藝部もスポットとして参加し、シモキタのまちを楽しく盛り上げていきたいと思います。
「まちのコイン」アプリをダウンロートはこちら
👉 https://coin.machino.co
新しい人も何人か参加いただいた今回の園藝部DAY。こうやって少しずつでも園藝部と関わりのある人たちを増やしていけたらと考えています。ぜひとも今後活動をチェックしてください!
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下北線路街園藝部は、園藝のプロからアマチュアまで多種多様な人が集まりシモキタらしいみどりをつくり、いかし、はぐくむことをテーマに活動しています。活動にご興味があれば気軽にメッセージお待ちしております。