「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方を読んで

まとめ

リーダーは、部下にしたわれる必要がある
価値を生み出すには、時間の管理は大切
社内政治力ではなく、徳のある人間が重役に選ばれる

リーダーは、部下にしたわれる必要がある

学生時代、野球をやっていたが、万年ベンチだった。なのに突然キャプテンに抜擢された。後輩の面倒をよく見ていたのだが、自分が一生懸命練習している姿を見ていた後輩からキャプテンになってほしいと言う話がでたための抜擢だった。

アトラス時代、専門的な経営戦略は発表し共感を得られなかった。ボディショップ時代は、社員が「分かりやすい」7つの箇条書きの経営方針を発表した。内容は、シンプルだったが泣き出す人が出るほど、社員の心をつかむことができ、大きな業績も残すことができた。

自分が人事をする際は、部下の部下の意見を聞く。上長の信頼があっても部下の信頼が得られない場合は、評価しない。部下の信頼がなければ業績を上げることはできない。

評価も「人間性」「仕事ができる」の2軸をマトリクスにしたとき、人間性○、仕事×の人はいいが、人間性×、仕事○のひとは、チームの和を乱す、ので評価してはいけない。

部下からの報告も「事実」と「判断」は別物と考える必要がある。ネガティブな報告は必ず「事実」を聞く、部下の報告が「判断」だた場合は、のちに大きな問題を起こすこともある。

業績を上げるには、現場で働いている社員の協力が必要になる。現場の信頼を得ていないことには、業績を上げることはできない。つまりリーダーは、部下の信頼を得ていることが絶対条件である。

価値を生み出すには、時間の管理は大切

日産時代に、上司に「工場では、溶接の火花が上がる瞬間しか価値を生み出してない、それ以外の作業はすべて削減すべき」という話をきいたが、これは、会社のすべての業務に通じる。自分の事業でも「火花が上がる瞬間」はいつかを意識し、無駄な会議などは削減すべき。

エレベータのボタンは、「階数」より先に「閉まる」ボタンを先に押すと数秒が短縮される。そういいた意識ですべての社員がすべての業務を行うと、数日、数か月単位で無駄な時間を削減できる。

飲み会にはなるべく参加しない。特に二次会はいかない。寝る時間が0時を過ぎると次の日の業務効率がおちる。1時間と1日を交換することになる。

意思決定を先延ばししないことも重要。期限ぎりまで情報収集をして、最善の決断をする。

ただし人事は慎重に。

社内政治力ではなく、徳のある人間が重役に選ばれる

人は、頑張れるミッションがあると力を発揮する。好きなこと、得意なこと、人のためになることの重なる領域をミッションにするとよい。これを一人一人の社員が行うと大きな力を発揮する。

スターバックスには、「人々の心を豊かに、一杯のコーヒーから」といったミッションはあるが、接客マニュアルがない。あるとき店の前で交通事故がおきた時、店員がコーヒーを手渡し緊張する現場を和ませた。これは、マニュアルではできないこと。

ボディショップ社長時代「エコ」目的で包装をなくしたが、現場では「コスト削減」目的に変わっていた、これは違うと強く叱った。また、週に一回社長からのメッセージとして直接現場へメールを送るようにした。

社内政治やサラリーマン力が優れた人は、ある程度まで出世するが、そこで頭打ちになる。それは、徳がないから。自分が社長だったどうするか?を考えミッションを遂行することが重要。社長はそういう人を欲しがっている。結果として役員をまかされることになる。

リンク

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