リーダーになる人に知っておいてほしいこと II(松下幸之助)を読んで

まとめ

人は灰になるが行動は永遠にのこる、よく学びよい行動をとれ
善も悪も生かす、石垣の如くすべての石が役目を果たすと頑丈になる
私利私欲では大成をなすことはできない

人は灰になるが行動は永遠にのこる、よく学びよい行動をとれ

人は死ぬと灰になるが、人の行動は永遠に消えることはない。そのため、良い行動をすることは重要であり、良い行動とは人を幸せにすること。そのようなリーダーが必要。

そのためには、自分で学ぶことが大事、同じ体験でも生かす人、捨てる人がいる、一見無駄な小さなことでも、その背景を深く考え、自分で体験して確かめる実学の積み重ねが人格を作り出す。

善も悪も生かす、石垣の如くすべての石が役目を果たすと頑丈になる

悪を捨てるという普通の考えでは、すべてを救うことはできない。悪ですら生かすという考え方が必要。人は追い詰められて、いい知恵が出てくる。

ただし清も濁も飲むというのはだめで、濁は捨てないといけない。適材適所が重要である。石垣は、大きな石、小さな石など様々であるが、それぞれ役割があり、すべての石が役割をはたさなければ、頑丈な石垣にはならない。

大企業と中小企業もおなじである。手広く事業を広げてはいけない。狭く深く、一つの道を世界レベルまで極めることで、不況を乗り越えられる。そうやって平和で幸せな社会をつくるのである。

私利私欲では大成をなすことはできない

真の青春とは、心の若さであり年齢は関係ない。チャンスが訪れたときに、情熱をもって取り組む準備がひつよう。お釈迦様は、何年も山で修業したが悟れなかったため、山を降りた。降りたところでフッと悟りが開けた。

善意をもって、正しい行動をしつづけたものに、チャンスは来る。それは、運命としか言いようがない。その時流に乗って、まさに仏教が仏の教えであるように、天の要望に従うように社会を導くのである。

そのような状況で「かならず成功する」と信じ、辛抱することが重要である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?