国内・海外市場の最新トレンドを大手上場企業89社から分析

国内の上場企業を市場規模の大きい業界の上位3位、48企業を上げ出し、海外も同様にFortune Global 500企業から41企業上げ出し、合計89社の業態、売上、純利益からトレンドを分析した。

業態は、1.IoT関連、2.インフラ(エネルギーなど)、3.ソフトウェア(WEBサービス含む)、4.マーケットプレイス、5.金融、6.人力サービス(教育、人材、建設、小売りなど)、7.製造の7つに分類

全体89社で1位は人力サービス(33社)2位が製造(23社)

まずは、社数をみてみると、海外41のうち9社が中国企業となっており、中国の経済成長ぶりがうかがえる。全体でみると人力サービス(33社)や製造(23社)が多い。この傾向は、海外・国内でもかわらない。

売上全体514兆円で1位が製造(184兆円)2位が人力サービス(173兆円)

次に売上高をみると、原価が高いせいか製造が184兆円と一番多きい、製造では海外はVWやDaimlerなど自動車やNikeやChrinsctian Diorなどのアパレルが入っている。中国は鉄道製造会社、日本は、トヨタ、日産など自動車、それから積水ハウスや大和ハウスなどの建設。

つぎに人力サービスで173兆円と同規模の大きさで、海外は、Walmartなど小売、Starbucks、マクドナルドなどの外食チェーン、そしてAdecco、ManPowerなどの人材会社が上位。

日本では、JapanPostが大きく、続いてイオン、セブン&Iなどの小売、JTB,HISなどの旅行そして、Recruitなどの人材と続く。

利益率は、金融が16%、ソフトウェア・マーケットプレイスは15%

純利益額でみると総額35兆円で、人力サービスが13兆円、製造が8兆円となっている。

利益率でみると金融が16%と一番高い。海外だと、Agricultural Bank of Chinaなどの銀行、Brookfield Asset Managementがあり、国内では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行のほか第一生命保険などの保険がある。

次にマーケットプレイスで15.4%で、海外は9%だが中国は、Alibabaがあるため68%と異常に高い。日本は15%程度。マーケットプレイスは、AlibabaやAmazoなどのEC、Plicelineなどの旅行会社で、国内も楽天市場などのEC系が強かった。

続いて、ソフトウェアが15.2%。こちらは、海外がMicrosoftやテンセントなど上げられる、国内は残念ながらこの業態では同規模の企業がなかった。

市場規模

国内

http://www.ullet.com/search.html#market/1/group/30/disp/1

海外

http://visualizing.info/cr/fortune/global500n/#m=2&cv=0&cn=13369344&cx=52224&cr=30&l=1&f=1

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