三遊亭圓朝【怪談牡丹燈籠 九】 朗読時代小説  作業用、睡眠導入BGMなどに  読み手七味春五郎 発行元丸竹書房

■怪談 牡丹灯籠 最終話
 日本最大怪談話の一つ、牡丹灯籠
 四谷怪談のお岩さん、皿屋敷のお菊さん、にならぶ、これも日本三大幽霊の一人、お露さん。
 大本のお話は、中国明代の「剪灯新話」のうち「牡丹燈記」
 明治に活躍した三遊亭圓朝がこれら怪談や実話から創作したのが、牡丹灯籠。幽霊話に男女の愛憎に復讐劇と、あくつもの筋がからみあう長編作品とあいなりました。


■用語集
年回……年忌
香花……コウゲ・仏前に供える香と花
掃除屋……便所のくみ取りをする人
大悦……タイエツ・大きな喜び
応験……オウケン・ききめ。効能
解道……ゲドウ・理解して知る
醤油……シタジ
利剣……鋭利なつるぎ。または、煩悩や邪悪な物を打ち破る仏法や知恵のこと御主……オシュウ
代物付……家財道具や商品ごと。
捕方……罪人を捕らえる役人。捕り手。捕吏
人相墨色……人相見と墨色判断をする占い師。客に墨で文字を書かせて、吉凶を占った。
門辺……カドベ・門のほとり。門のそば。
筮竹……占いに用いる、50本り細い竹の棒。
山も飾りもない……いんちきや虚飾がない。
千辛万苦……つらいことや苦しいことをいろいろ経験すること
本意……本来の望み
生死……ショウシ
当用……トウヨウ・さしあたって用いること。さしあたっての用事
命数……メイスウ・天寿。寿命。運命。宿命
お広敷番……大奥の事務をとった。
黒気……妖気。不吉な気配。
早天……ソウテン・早朝。早旦。
小間……コマ・小さい部屋。茶道で四畳半以下の狭い茶室
目妻……メツマ・人の見る眼。人目
さのみ……それほど。さほど。
傷寒……ショウカン・腸チフス
差添……サシゾエ・脇差し
正当……ショウトウ・実直。真実。
妙珍……ミョウチン・戦国時代以来の甲冑師の家名
芋茎……ズイキ・サトイモの葉柄。
自儘……ジママ・周囲の事情など考えずに、自分の思うままに物事をすること
捨て札……罪人の名前や罪状などを記した高札。執行後、三十日間刑場に立てた。
濡れ仏……屋外に安置された仏像

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■登場人物
飯島平太郎=後、平左衛門
飯島平左衛門=平太郎の父
黒川孝蔵=平太郎に斬られる
藤助=飯島家僕
お国=平左衛門のめかけ
お露=平左衛門の娘
お米=お露の女中
山本志丈=医者。新三郎の友人。
萩原新三郎=浪人。お露と相思相愛となる。
黒川孝助=黒川孝蔵の息子。父の仇を狙う。
伴蔵=店子
お峰=伴蔵の妻
宮邊源次郎=飯島家、隣家の息子
相川新五兵衞=お徳の父
お徳=孝助の妻。孝太郎をうむ。
白翁堂勇斎=人相見
良石和尚=孝助に予言を託す
孝太郎=孝助とお徳の息子
おりえ=孝助の母

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