【朗読時代小説】赤ひげ診療譚①-狂女の話 前編  山本周五郎作  朗読七味春五郎  発行元丸竹書房

舞台は江戸
小石川養生所でございます。

この養生所は、江戸中期から140年間にわたって貧民を救済した実在の施設で、主人公の新出去定のモデルとなった、江戸の町医者小川笙船もむろん実在。

敷設のきっかけは、徳川吉宗の目安箱にございます。小川笙船は目安箱を通じて嘆願を行い、施薬院の設置にこぎつけたんですね。自身も肝煎に就任しております。

この新出去定と、長崎留学をとげた保本登、さらに患者たちとの葛藤を描いております。黒澤明監督、三船敏郎の主演映画が有名でありますが、さて、山本周五郎の描くドクターヒューマンストーリー。いかがなりますことやら……

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