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2019年9月の記事一覧
新選組八犬伝における、沖田総司の周辺事情
江戸での沖田総司は、千駄ヶ谷の植木屋平五郎宅で療養していたそうです。両親を幼くして亡くし、母親代わりとなって育ててくれた姉ミツも、夫林太郎とともに、庄内藩に去った後です。史実では、総司を看取った家族はいなかったようです。
新撰組八犬伝では、病床の沖田を仁右衛門が守っていたことになっていますが、総司のすすめで、彰義隊の決戦に参加してしまいます。総司とは一つ違い。試衛館では、よきライバルであったよう
新選組八犬伝主人公、奥村仁右衛門という人物と、物語前夜について
新選組八犬伝の主人公、奥村仁右衛門は、徳川幕府御家人、御徒組の侍ということになっています。幕末の時点では、洋式部隊に組み込まれ、幕末の戦争を戦っています。物語は、上野戦争から始まるので、この時点では、幕府はなくなっているのですが。
本人は、フランス伝習隊に配属されているので、鳥羽伏見の敗戦後に江戸まで戻って参りました。史実では、伝習隊は、江戸脱走組と、残留して新政府軍に組み込まれたものと、敵