会議は会議室でやってはいけない
「会議は会議室でやるもんだ」
いつの頃からか、それが自分の常識になっていた。
サウナでやったり、温泉でやったらなんだが仕事していないみたい。
歩きながらやったら、周りの景色が気になって集中できなそう。
でも、これらはすべてが思い込みだ。
真面目な顔して「うんうん」唸るのが仕事ではない。
目の前の資料に集中していとしても、最高のアウトプットが出せるわけではない。
会議の目的はなんだろう。
もちろん会議にもいろいろあって、それぞれに目的が違う。
でも、新たなアイデアを得る。迷いごとをすっきりさせる。
まだ言語化されていない頭の中のもやもやに言葉を与える。
そんなことだったら、会議室を出てみることをお勧めする。
散歩するのもいい。
僕がお勧めするのは、森の中を歩くこと。
横並びになりながら、それとなく思っていることを口に出してみる。
そうやって言葉を紡ぎながら、時々風の音を聴き、時々虫の声を聴く。
そんなことをしながら歩いていくと、迷っていたことがすっきりする。
そこはかとなくあった将来への不安がすーっと消えていく。
そして、ゆっくりと肚の中で力強い意志がむくむくと立ち上がってきて、自分の中に溜まっていく。
それが充満してきた頃に、大きな決断ができるようになる。
海外のビジネス本を読んでいると、海外のエグゼクティブが、人を散歩に誘い出しし、歩きながら話をしているシーンによく出会す。そして、そこで決めたことがビジネスの大きな転機になっている。
それは、きっと珍しいことではないのだろう。
変な常識にとらわれず、森の中を歩いてみよう。
会議室を捨てて外で会議をしよう。
あ、今は緊急事態宣言中か。それが明けてからの話かな。
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