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人から馬鹿にされることを「恥ずかしい」と思ってしまう価値観は、人生の足かせだ【声がけメモSP】

もう卒園式の練習が始まっている頃であろう、ある日のこと。
幼稚園から帰ってきた長男が、しばらくしてから、堰を切るようにこう言い出したことがあった。

「今日…幼稚園で嫌なことがあった。お友達が…俺のことを見て、笑ってたんだよ!!!恥ずかしかった!最悪だった!あんな幼稚園もう最悪!もう行きたくない!!」

ひと目見て、『ああ、すごく惨めな気持ちにさせられた出来事だったんだな』と感じ取れるような表情で、いつにない語気の強さで、目には涙も浮かんでいて、今にも泣き出しそうというか半泣きで、見ていて辛くなるくらい、息子の気持ちがビシビシと伝わってきた。

その後、状況説明がまだまだおぼつかない息子に、あれこれと質問をしてかき集めた情報と、「そういえば、今日めこちゃんが幼稚園に行っている時間に、園から電話があったんだよ」という夫の報告とを合わせて整理すると、どうやらその日、園ではこういうことがあったようだった。

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