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子どもが嫌いなものを頑張って食べさせる習慣は、危ない

子育ての悩みのひとつに、「子どもの好き嫌いが多くて困っている」というものがあります。とくに、「野菜を食べてくれない」と悩む人は少なくありません。細かく刻んだりすりおろしたりと工夫して、なんとか野菜を食べさせようとする人も多いなか、下田美咲さんは「嫌いなものを頑張って食べる習慣など持たせるべきじゃないと思う」と言います。一体どういうことでしょうか?

一般的に「食べ物の好き嫌いは良くない」とされている。

親は子どもに「好き嫌いをせずに食べること」を望みがちだし、教育の現場では長年「残さず食べること」を義務づけがちだったと思うし、時代が変わって近年では義務づけるまではいかなくなってるようだけど「食べられるところまでは頑張って食べてみよう!!」と、一口でも多く食べさせようとする大人が多いのは相変わらずなんじゃないかと思う。

SNSでは、ピーマンが苦手な我が子に何とかピーマンを食べさせようと、姿が見えないようにして料理に紛れ込ませるなど、工夫を凝らしてまで食べさせようとする母親をよく見かける。

私は、そんな世論や、頑張る母親を見かけるたびに「謎だ」と思い続けてきた。

何のために嫌いな食べ物を食べさせる必要があるのか、シンプルによく分からない。「え、別に食べられなくても良くない?」「そこまでして食べさせる必要性が、どこにあるの?」と、ずっと不思議に思っている。


ピーマンやニンジンである必要はない

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