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幸せ

今までの人生は、
自分の環境、身の回りの世界の中で生きてきた。

そんな中でこの半年間は環境も自分の力で変えて
やっと「幸せ」を見つけた。

その幸せが今崩れようとしているかもしれない。
「幸せ」だと感じた環境が、世界が、
もう消えてしまうのかもしれない。


音楽をする、歌を歌うことが、
19年間の人生で「幸せ」だと思っていた。
それは必死で、歌うことで密度の低い膜を張って、
自分を誤魔化してきた。

それが自分の今までの「幸せ」だった。


でも、「歌で穴を埋めた」なんていう
偽ったやり方なんて所詮誤魔化しだった。
気付かないふりをしていた。
本当に歌が全てだと、歌が自分自身なんだと、
そう思っていた。

気付いてしまった、本物の幸せに。
密度の高い「幸せ」を感じてしまった。
19年間誤魔化し続けた穴が、
びっくりするほど、いとも簡単に、


でもそんな生活が終わってしまう。
そしてそれを再開できるかも分からない。

喉を潰されて声が出なくなって、
一生声を出すことすら出来なくなったとしても、

それでも、
その「幸せ」を感じていたいという
自分の意思がある。

あれだけ固執していた音楽から離れたとしても、
贅沢なことかもしれないけど、


それでも、この半年間は満たされすぎたんだ。


くさいのは好きじゃないけど、
それでも、君はずっと僕のエイミーだったよ。

君が笑う世界を描きたい。
君の生き様を、ずっと傍で見守り続けたかった。

僕が見ている世界とは全く違う、
君と居ると、僕だって変われると思ってしまった。


今年の誕生日も、
悲しい日になるのかな。


言葉だけが、ただ溢れる。


「大丈夫」だと口に出しても防げなかった。
涙が止まらない。お腹も空かない。息が出来ない。


まだ元に戻れる世界線はあるのだろうか。

苦しむ為にもう頑張りたくない。

生きたくない。



「幸せ」なまま全てに別れを告げたい。

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