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愚かさ

「プロじゃない人とつるまない方がいい。」
昨日言われた言葉だ。

お金を貰ったらそこからプロだ。


彼はどうなる

MIX師としてはプロかもしれない。
でもセルフプロデュースや
それによって得たリスナーは居ない。

彼とはもうつるまない方がいいのか、
彼とは、MIX師として音楽人生を歩めた方がいいのか、


音楽の世界で生きている人と話をして、
思ったより自分の考えは浅はかだった。

というか、本質を忘れていたのかもしれない。
自分を考え直すいいきっかけとなった。

自分自身に問いかける。
お前の本気度はどこまでか。
ひとつひとつ100%を超過するものを生み出せるのか。
人間を超えられるか。

勿論心理的観点から100%誰かと
比較しない方がいいと思う。
モチベーションが下がるからだ。

しかし、比較することを忘れてはいけない。


「どこで歌いたいか」
という質問に、場所に拘りはない、あまり分からない
と回答してしまった。

違う、愚かだ。

誰に伝えたいかによって、
その伝えたい人に伝えられる場所を
想像しなければいけないんだ。
そして自分が立たなければいけないステージが
見えてくる。

本当に愚かだった。

もっと本気で取り組まなければいけない。
何を気休めに私情を持ち込んでいるのだ、と。

誰かに相談するということは、
自分の質が問われるということ。

こんな自分が情けない。不甲斐ない。やるせない。
もっと音楽を、その世界を感じて、考えるべきだった。


常に自分と向き合い、
自問自答を永遠と繰り返しながら
やっとプロとしてのスタートラインに
立てるのだと思った。

今までの人生、自問自答だらけだった。
しんどかった。辛かった。

だけどそれは、今もこれからも
「プロ」になる為の持続必須の材料だった。

生きているだけで偉い、は違う。
向き合い続ける、それが当たり前なんだ。


そう考えると
彼に怒りを憶えなければならないくらいには
研ぎ澄まされていないと駄目なんだと思った。

一部の感情に左右されてはいけない。
同情で音楽は成り立たないんだ。


過去の自分に対して思う。
何がこうなりたい、だ。

こうなる以外他は無い、だろうが。
そうやって「夢」を見続けている間は、
「憧れ」を持っている間は、

プロには成れない。


夢を追う者は
心を鬼にして見捨てなければならない。

自分が成りたいものに成れたとき、
漸く後ろを振り向けるんだ。

そして言ってやらなければならない。

「どれだけ必死で、どれだけ辛くて、
どれだけ頑張ってきたか、お前には分からないよ」と。


痛々しい生傷と向き合い続けて、
漸く孵化するんだ。


人間を捨てて、人生をかけて、
這いずり上がってやろうと思う。

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