大判カメラの王、リンホフとの出会い
リンホフ マスターテヒニカというカメラを買いました。英字で書くとlinhof master technika、カメラに詳しい方なら知っているメーカーかと思いますが、中大判のフィルムカメラを作っているドイツのメーカーです。今でもまだあるみたい。http://linhof.com/
リンホフが欲しくなったのは、なんとなくもう少しお金をかけたい気持ちになったのがきっかけでした。良い機材は撮影欲を高めてくれます。アポジンマーというレンズを購入したこともあり舶来品で大判環境を統一したかったのもあります。もともと4x5大判カメラは国産機を使っていましたが、操作感が普通過ぎてテンションが上がらないカメラでした。リンホフは4x5のフィールドカメラのなかではある程度高級な位置にあるメーカーの一つでして35mm機で言うライカM3のような感覚に近い?
リンホフの素晴らしいところは「かなりアオれる」ところ。アオりの解説は省きますが、写真表現、補正の自由度がかなり上がります。ビューカメラに比べればある程度は制限がありますが、ウイスタやトヨなどの機種ではここまでの動作は出来ませんでした。(実際つかうのかどうかはおいておいて。)
肝心の操作感、使い心地も大変良く、ジナーに似た気持ちよさを得ることが出来ます。野外で使うことを考えて作られているのでもちろん快適な撮影体験を得られます。
大きさも適度で重さも適度。目星をつけないで出かけても大丈夫です。
作例を付けてどうにかなるタイプのカメラでは無いですが、もちろんいい感じに写ります、大判は良いですね。たまに使う程度でも良いスパイスです。
大判フィルムは取り回しの良いものではありませんが、今の時代にはそんなに見かけない描写を楽しめるので良いものです。
もちろん、グラフロックのバックなのでデジタルバックも使えます!こんな感じ。
大判カメラで気軽にデジタル。とてもいい時代です。
中判センサーでもかなり横長の画像も撮れます。4x5のイメージサークルは大きいので。
こういうのを気軽に撮りたくなるのもこのカメラのおかげ。個人的にはウイスタとかだと少し乗り気になりません。どれくらいの付き合いになるかはわかりませんが、とりあえずよろしく。
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