空き家の分類「その他の住宅」について

さて、今回は予告通り、空き家の分類の中にある「その他の住宅」の主な発生原因についてお話していこうと思います。

空き家「その他の住宅」とは

まずは前回の復習です。
「その他の住宅」とは、総務省が実施している「住宅・土地統計調査」内で分類されている住宅空き家のうちの一つです。売却用住宅、賃貸用住宅、二次的住宅以外の人が住んでいない住宅で、転居・入院などで長期不在の住宅や取り壊し予定の住宅などをさします。

「その他の住宅」に分類される空き家の発生原因

原因は様々ですが、居住者の死亡や転居、実家の相続などが挙げられます。
また、「その他の住宅」の中には居住可能な物件もあります。居住可能な状態でありながら空き家となっている原因としては、生まれ育った家に愛着があったり、将来親族の誰かが使うのではないかと考えたりして売却をためらうパターンや、他人が住むことに対して抵抗感があり賃貸にも出さなかったりするパターンなどがあり、結果的に空き家のままになってしまうこともあるようです。

実家が「その他の住宅」になる可能性

たとえ今、空き家を所有していなくても、親御さんが亡くなったり老人ホームへ入所したりなどがきっかけで、思わぬタイミングで家を相続することがあります。
そして、独立して自分の住まいをお持ちの場合、そのまま相続した家に住まないという選択肢もあると思います。そうすると、その家は空き家になってしまいます。実家が空き家になってしまうかもしれないという可能性は多くの方が抱えているかもしれません。

私も度々お勧めしていますが、現在親御さんが住んでいる家を将来どうするかなどについて、親御さんを含めた親族などの関係者全員で話し合っておくとよいでしょう。

参考URL:政府広報オンライン

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