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長期入院の課題

高齢になってからの医療費については保険のCMで煽られているけれども、1割負担となる現実として、実際の請求書などを見ればその心配は不必要ということが分かる。
ただ、残りの9割が現役世代の税負担と考えるとモヤモヤする気持ちは相変わらず。

さて、現役世代が背負う見返りとして何か良いことがあるのだろうか。

国としては老人を見殺しに出来ないという人道的なモラルでしかないのだろうけれど、姥捨て山とは言わずとも延命治療は禁止にしてもいいと思う。死ねずに苦しむ人を見る家族も、必ずしも全員が望んでいる姿とは思えない。

もしこれを読んでくれている人が身内の延命治療について判断を迫られているとしたら、これだけは言える。絶対に拒否すべきだ。延命治療された人間の末路は本人にとっても家族にとっても地獄でしかない。税負担も削減できる現実につながるのではないか。

母の胃瘻について僕ら子どもに相談なく独断で進めた父の判断は今でも愚かな判断だと思っている。残される家族にとっても、国にとっても。

話は変わり。父の入院も25日を越え、入院も長期化してきた。
長期入院によるデメリットは多々あるだろうけれども、今回対峙すべきは「ボケ」だ。

どうやら今日前後から「夢」と「現実」が混同しだしたらしい。

刺激の無い白い天井を眺める日々に、夢での記憶なのか現実に起きたことなのかが分からなくなる現象。痴呆とは異なる勘違いな症状と思うのだけれども、脳がエラー起こしているには変わりない。

母の場合はここから悪化していった。母は脳の病気もあったけれども、父は肺癌。ただし、リンパへの癌転移と全体的な進行具合を見ると脳への影響も全く無いとは言えないと思う。素人判断だけれども。もし影響しているとしたら最悪なシナリオだ。

どちらにしろ、また一人暮らしへの復帰に向けた心配はひとつ増えた。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。