生きるって目的要らないもん?

父は最近頻繁に口にする言葉がある「頑張るからよ」と。何を頑張るのか、頑張ってまで生き延びることに意味があるのだろうか。その言葉を聞く度に僕は同じことを思う。

食べ慣れた近所のスーパーの寿司を食べ、住み慣れた実家で何もしない時間を過ごす。くだらないテレビを観ながら。

そういうもんなの?

いや、分からなくもない気持ちもあるけど、「明日死ぬ」という思いがある時に「あれやっておきたい」って思うのは映画の主人公だけなのか。

こんな話を聞いた。重度の病人が朝目覚めた時、「今日も目覚めたから精一杯生きよう。」と一日をベットの上で過ごし就寝を迎える。そして翌朝同じことを思うと。

精一杯生きるとはなんだろうか。何かを成し遂げることなのか、生き抜くことなのか、それとも死が訪れるまでは受け身でいるだけのものなのだろうか。分からない。

ただ、相手が親とは言え、自分の時間が奪われる事に苛立ちは大きい。自分の時間を確保したところで情緒不安定な中で、無理やり動いている。

何かを成し遂げたいとなれば、それを達成する為に提案したり考えたり、色々な動き方がある。一方で、退院という目的の先に何も無い人間を見守る意味はあるのか。そしてその為に収入の機会を失い、支出も増える。

生きるって何よ。無駄に人の時間を使っておいて、何もえられない。子どもからここまで恨み買うような生き方に意味あるのかよ。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。