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テレワークどこでやってみる?

こんにちは。シミタカです。
都内でマーケティング関連の仕事をするロスジェネ世代です。
本日は、カフェ、シェアオフィス、電車、ホテル等でテレワーク*をした経験をまとめて紹介します。

みなさんは、普段どこでテレワークをされていますか?

テレワークの推奨が叫ばれてから久しいですが、未だ制度や設備が追い付かず「テレワークと言われてもどうしたらよいのやら」と思ってる方も多いと聞きます。

私なりに「テレワーク」を色々な場所でやってみて様々な気づきがありましたので、そんな方に少しでもお役に立てればと思い、こちらで紹介します。

*テレワーク:日本テレワーク協会の説明によれば、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。ここでは、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)の3つを総称してこう呼びます。

1.仕事の内容とニーズ

先に結論を言うと、仕事の内容やニーズによって、選択するテレワークの手段や場所・施設は変わります
ですので、先に私の普段の仕事内容をお伝えします。
もちろん、皆さんとは仕事の内容や密度が異なるかと思いますので、条件を足したり引いたりしながら、ご自身のケースを思い浮かべてみてください。
「そういうのはいいから、さっさとオススメの場所を教えやがれ」という方は、さらっと流して「2.自宅でテレワーク」にどうぞ。

・プログラム(PythonやRといった言語をよく使います)を書いてデータを分析する
・Excelでデータを集計する
・PowerPointでレポート資料・プレゼン資料・研修やセミナー等の登壇資料を作成する
・チームのメンバーとミーティングを行う
・上司や部下と面談を行う
・メール(Outlook)をチェックする・返信する、会議をセッティングする
Teamsをチェックする・返信する
Slackをチェックする・返信する

また、働き方を考える前提として、私のパーソナルデータは以下の通りとなっています。

・埼玉県在住、都内勤務の「埼玉都民」、大手私鉄で通勤
・朝5時起床、通常7:30~8:00には出社
・残業は多い日は21時頃まで
・既婚。子供1人(4歳)
・自宅はインターネット環境完備。ディスプレイもあり。
・会社支給のノートPC(A4サイズ)あり。常に持ち歩いてる。
・会社支給のスマホ(iPhone7)あり。常に持ち歩いてる。テザリング可
トラックボールユーザ
・社内会議が1~3件/日、社外会議(顧客訪問)が1~2件/日、そのため移動も多く、1日会議で終わる日も。

以上から、仕事場所として以下のようなニーズがあります。
それぞれのニーズは「絶対なきゃだめ!」(Must Have)というものと「まあ、あったらいいな」(Nice to Have)というものに分けられます。
All or Nothingというわけでも無いので、重要度を5段階で★マークで表してみました。

インターネット環境がある ★★★

Outlook、Slack、Teamsなどを使ってメールやチャットなどでコミュニケーションをとる場合は、インターネット環境が必須です。
ただし、私の場合は前述の通り会社支給スマホのテザリングが出来るのと、インターネットに繋がってなくてもできる作業(ローカル環境でPowerPoint作成など)で代替可能なので、絶対なきゃダメ!というわけでもないです。

机が広い ★★★

そこそこ重要です。具体的には、トラックボールが置ける場所が欲しいのと、テザリング環境の場合は少しでも通信環境をよくするために机の上にスマホを置きたいので、少しでも机が広いと助かります。

モニタがある ★★★★★

超重要です。星5つ。私はデュアルモニターで作業を行うことが多く、具体的には「HDMIで接続したサブモニタに表示した計数を見ながらメインモニタでPowerPoint資料を作成する」などといった仕事の仕方をすることが多いのですが、これが出来ないと著しく作業効率が落ちます。

電源がある ★★★★

かなり重要です。USB充電とかではなく、いわゆるコンセントです。特に1時間以上長居する場合は必須。現代人は電源が無くなるとほぼ何も出来なくなります。
スマホ充電はモバイルバッテリーでなんとかなりますが、ノートパソコンの充電はコンセントが必要です。

⑤自宅、職場、クライアント先から近い・通り道にある ★★★★

これもかなり重要です。自宅から遠いところにテレワークしにいくって、それ職場いくのとあまり変わらないですよね?という感じですし、クライアント訪問など外出先でちょっと仕事したい場合にやはり近い方がいいです。

飲み物が充実している ★★★

特に長居する場合は、フリードリンクは意外と重宝します。

紙印刷できる ★★

「今日はクライアントへの提案日!でも資料作成が間に合ってなくて…。外出先で資料を完成させて、印刷して持参したいんだけど、どこで印刷すればよいのかな?」みたいな時、ありませんか?
コンビニキンコーズなどを使うのも手ですが、そもそもテレワーク先で印刷出来れば嬉しいですよね。

邪魔されない ★★★★★

めちゃ重要です。「邪魔」とは、例えば騒音や周りの人の話し声、誰かに声を掛けられる可能性などを言います。
ですので、個室(あるいはそれに類する仕切りのあるブース的な場所)が最適です。
これは、「セキュリティが担保される」という意味合いもあります。
ノートPCがのぞき見されない、電話内容が聞かれない、などです。

改めて整理すると、代替手段がないものは重要度が高いです。
例えば電源は、スマホであればモバイルバッテリーで代替可能ですが、ノートPCの充電にはコンセントが必要です。
また、モニタに関してもモバイルディスプレイを活用される方もいますが、これも持ち歩くには限界があります。

また、例えば電車で立ちながら移動中に出来る仕事というのも存在します(例えばOutlook・Teams・Slackのチェックと返信など)。
というか、現代はスマホである程度仕事が完結しますね。
ですので、テレワーク先では極力ノートPCを使ってしか出来ない仕事(長文入力、PowerPointの資料作成など)を優先しています。

ちなみに、施設の利用料はそれほど意識していません。
安い(無料)に越したことはないですが、多少高くても良い環境が手に入るのであれば、そちらを選択します。
何よりも時間と働きやすさが貴重です。

さて、このようなニーズを満たしてくれるテレワーク先として、以下の場所を挙げてみました。

・自宅
・マクドナルド
・スターバックス
・H1T
・テレキューブ
・特急電車
・ビジネスホテル

以下、詳細に説明したいと思います。

2.自宅でテレワーク

いわゆる「在宅勤務」です。
前述の①~⑦はほぼ満たされます。
一見すると最高の環境に思うのですが、子供が幼稚園から帰ってきたり休日だったりすると、「遊んで攻撃」に合います。
同じぐらいのお子様がいらっしゃる方には想像がつくかと思いますが、ほぼ仕事にはなりません。
家族と一緒にいる時は家族との時間を大切にしたいものですし、出来れば私生活と業務は分けたいですよね。
ですので、外に出ることが一番です。

3.マクドナルドでテレワーク

日本人ならみんな大好き、マクドナルドです。
てれってってってー。
(一応、テレワークと掛けてます)

フリーWi-Fiサービスが無料で使えるため、①はOK。ただし、1時間限定です。場所によっては④の電源もありますが、これは店舗と空き状況によるので、確約は出来ません。

最大のメリットは、日本全国の駅近どこにでもあるという安心感です。ですので⑤もOK。看板が目に留まりやすいので、出先ではまずはマクドナルドを探します。
⑥の飲み物はもちろん完備ですね。私は100円の新プレミアムローストコーヒーを愛飲しています。

逆にデメリットは、時間帯によっては騒がしかったり、席が空いてなかったりすること。⑧は×ですね。机・モニタ・印刷も期待できないので、②・③・⑦も×。コンセントがある窓際席は人気なので確保できない場合もあり△です。なお、前述の通りフリーWi-Fiサービスが1時間限定なので、私の場合は居ても1時間程度です。

4.スターバックスでテレワーク

こちらも定番、スタバでお仕事です。

カフェであればドトールでもエクセルシオールでも何でも良いのですが、比較的フリーWi-Fiサービスや電源などの設備が整っていること、雰囲気がテレワークに即していることから、代表例としてスターバックスを挙げました。
マクドナルドと同じく、フリーWi-Fiサービスは無料で使えるため、①はOK。こちらは時間無制限です。
④もマクドナルドと同条件、店舗数はマクドナルドに比べるとやや少ないので⑤は劣るものの、⑥の飲み物は◎。マクドナルドの100円コーヒーと比較すると割高ですが、美味しいので。
静かな店舗が多いので、⑧は○でしょうか。
何よりも、同じようにテレワークをされている方が多いので、刺激にもなります。

5.H1Tでテレワーク

ここからは、いわゆる「シェアオフィス」です。
まずはH1T。

①~⑦、ほぼ全てが揃います。完璧です。
H1Tにはいくつかのスペースがあるのですが、私のお勧めは小分けに仕切られているBoothです。

①のフリーWi-Fi、③のモニタ、④の電源がきっちり完備されている上に、Boothは隣の部屋と完全に仕切られているため⑧の邪魔されない環境も完璧に確保されます。
Boothとは別に電話が出来る個室もあるため、急な電話などの場合はそこに行けばOK。テレワークしていると職場から電話かかってくることも多いため、これは意外と嬉しいです。
また、⑥の飲み物や文房具も完備で自由に飲んだり使ったりできます。

料金は、Boothの場合、200円/15分です。
設備としては何も言うことが無いほど完璧なのですが、唯一の難点はまだエリア拡大中で、東京都心部や神奈川エリアを中心に整備されているため、私の住む埼玉エリアにはほぼ施設が無いことです。
もう少し埼玉都民に優しく接して頂けると尚嬉しいのですが。

6.テレキューブでテレワーク​

駅の構内やオフィスビルなどで、このような電話ボックス型の施設を見かけたことはないでしょうか。それがテレキューブです。立派なテレワーク施設です。
スマホで予約・ロック解除ができます。予約なしでも、その場で(他の予約が入っていなければ)使用することが出来ます。

意外にもフリーWi-Fiサービスもありません。①は×。
机はまあ広いので、②は○。ただ、少し圧迫感はあります。
また、ご覧の通りモニタがありません。③も×。
電源はあるので④は○ですが、⑥・⑦は×。
また、普通に駅構内に流れている音楽や電車のモーター音とか聞こえるため、完全防音ではないです。ただ、ここはイヤホンをすれば良いだけなので、それほど問題にはなりません。⑧は△。
このテレキューブの良さは、駅構内で半密室空間が手に入るという素晴らしさです。
オススメの使い方としては、出先での急な電話・Teams会議参加です。
特に1on1の面談など、周りに会話を聞かれたくない場合に重宝します。
料金は、250円/15分(個人利用の場合)。

7.特急電車でテレワーク

意外と見落としがちですが、有料の特急電車は優れたテレワーク施設です。
代表例は新幹線の指定席。
東海道新幹線の場合、N700A・N700系車内での無料Wi-Fiサービスが使用できるので、①は○。ただし、トンネル内など回線が不安定な場合があるのが注意。
②は△でしょうか。私のノートPCは新幹線のテーブルにちょうど収まるサイズで、マウス使用は無理です。もちろんモニタは無いので③は×。
④が微妙なところですが、新幹線に乗り慣れている人であればご存じの通り、N700系の場合は窓際の席(A席、E席)と、各車両の一番前の席のすべて(A~E席)にもコンセントがあります。この席が取れるかどうかで東京~新大阪間の2時間半の出張の時間の使い方が変わってきます。
また、大手私鉄では新幹線ほどの設備ではないものの、テーブル備え付けの特急電車(小田急のロマンスカー、西武の小江戸号・むさし号、等)が多く、通勤中に作業をしたい場合に便利です。

ちなみにちょっとしたライフハックですが、N700系の一番前の席(A席~E席)は、いずれも他の席より机が広い(長い)です。私の場合、ノートPCを置いてもさらに奥に余裕があるため、そこに飲み物やスマホを置いています。
また、窓際席(A席・E席)にはちょっとした小机があります。そのスペースを使えば、さらにモノが置けるでしょう。

ちなみに、最近は大手私鉄を中心に有料の座席指定車両(京王の京王ライナー、西武のSトレイン、東急のQシートなど)がありますが、テーブルが無いことが多いため、ノートPCを広げて作業をするのは向いていません。
有料の座席指定車両は、「必ず座れる」というのがベネフィットです。
割り切って、ゆっくり座ってゆっくり休みましょう。

8.ビジネスホテルでテレワーク

番外編ですが、出張や観光を兼ねて地方都市のビジネスホテルでテレワーク、というスタイルもあります。

私の敬愛する西尾維新先生が旅行大好きで出先で早朝から執筆活動をされるというお話を伺ったのがきっかけで、ビジネスホテルのテレビをサブモニタ代わりにして作業をすることにハマりました。

実は前述の条件のうち、⑤と⑦以外はほぼ満たしているため、環境としては最高です。また、設備的には自宅とほぼ同様でありながら、自宅でも職場でもないサードプレイスであるという緊張感が、作業への集中力を高めてくれます。
何より旅先なので、作業に煮詰まったら気晴らしにふらっと観光も出来ちゃいます。

例えばモデルプランとして、関東在住者が名古屋に美味しいものを食べに行きがてら、ビジネスホテルで作業をするとした場合。

【1日目】
7:00〜10:00:移動(新幹線内で1時間半作業)
10:00〜12:00:モーニング
12:00~18:00:チェックイン、作業
18:00:食事がてら観光
22:00:就寝
【2日目】
5:00:起床
5:00〜7:00:作業
7:00〜8:00:朝食
8:00〜12:00:作業
12:00:チェックアウト
12:00〜18:00:食事がてら観光
18:00〜21:00:移動(新幹線内で1時間半作業)

これで、2日間合計15時間作業ができます。
ほとんど通常の勤務時間と同じですね。
しっかり観光もしてます。

昔の文豪もよく温泉旅館で執筆活動をしたと言いますが、あれって究極のテレワークだったんですね。
似たようなものだと思えば、ちょっと粋な気持ちになれます。

9.まとめと気付き

以上、いくつか紹介しましたが、結論としては

・長居(半日以上)するならH1T
・スポット(1時間程度)ならスターバックスかマクドナルド
・スマホでできる仕事は電車に乗りながら
・たまに気分を変えて地方都市のビジネスホテル

というのが私のテレワークスタイルです。

改めてになりますが、仕事の内容やニーズによって、選択するテレワークの手段や場所・施設は変わります
また、シェアオフィスはどんどん進化しており、皆さんの仕事の内容や密度も変わってきているはずです。
変化に応じて自分に合ったテレワーク場所を常に探して続けましょう。

様々な場所でテレワークをしてみて気付いたのは、自分にとって最も適した働き方とは何か?そもそも働くとはどういうことか?を考える時間が増えたことです。

はたらく場所を考えることで、はたらき方を考える。
それが、はたらくを自由にすることに繋がる
、という気付きがありました。

みなさんも自らを常にアップデートし続けて、素敵なワークライフを。

最後に。
この記事のタイトルは、私が現在どハマりしているアニメ「ダンベル何キロ持てる?」のタイトルの付け方からインスパイアを受けました。
おそらくほぼ99%の方は気付かれなかったかと思いますが、もし気付かれた方は、ぜひそっとスキを残して頂ければ幸いです。

ナイスバルク!!!

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