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トラマナを覚えよう!

『実践マーケティングデータサイエンス』ではビジネスにおけるデータサイエンスをRPGになぞらえてますが、RPGではたまに宝箱を取るためにダメージ覚悟で毒の沼地や溶岩などを通らないといけないケースがありますよね。

データサイエンス案件でもベネフィットを得るために多大な労力をかけることがあったりします。出来ればダメージは避けたい。その為に覚えたいのがトラマナ*1です。

トラマナはマイナーな魔法ですが、これ覚えて唱えると地形ダメージを気にしなくて良いので行動範囲が広がります。
これ、実はビジネスでも大切で、トラマナを覚えない(唱えない)で消耗戦に突っ込むパターンがめちゃ多い。宝箱はなんとか取れたけど終わってみたらみんな傷だらけ、みたいなことが起こります。

*1 ちなみに豆知識ですが、トラマナは「"トラ"ップを踏"まな"い」の略だとどこかのファミ通に書いてありました。

なので、トラマナ覚えようねって話です。
もちろんこれは比喩で、トラマナ的なものは色々あります。
例えば、

  • クライアントへのヒアリング項目をリスト化しておく

  • データクレンジング手順をマニュアル化しておく

  • 特徴量を自動作成するツールを導入する

などです。
早くビジネスに慣れたい新卒社員の方は

  • ショートカットキーを覚える

  • タッチタイピングを速くする

  • チームメンバーとコミュニケーションをとる

あたりも広い意味でトラマナ感あります。

プロセスを決めておく、というのも大事なことです。
で、次に何するんだっけ?と考えるだけでパワーを使うので、予めデータサイエンスに取り組む基本手順を決めておくと良いでしょう。
例として、『実践マーケティングデータサイエンス』では機械学習モデル構築を

  • 定義する

  • 学習する

  • 予測する

  • 検証する

という4ステップで紹介しています(第10章)。

こういったマニュアル化・手順化・ノウハウ化・ナレッジ化(呼び方はなんでもいいです)は、えてして進まないものです。
時間をかけてまで自分のノウハウを溜めて他の人にも使ってもらおう!という人はあまり多くないですからね。
ですが、こういったノウハウ化は自分の為にもなり、チームが余計なダメージを受けない為にも大事なことです。

週イチでふりかえりをしながら、ちょっとした仕事上のコツをチームメンバーと共有する、なども良いでしょう。意外な発見があるかもしれません。
出来ればそれを習慣にするとなお良いです。習慣付けできれば余計な体力使わなくて良いですからね。

ぜひ自分なりの「トラマナ」を覚えて、効率よく仕事を進めていきましょう!

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