市民ゼロポイントとは?
市民ゼロポイントは、市民としてのあり方について、原点(ゼロポイント)から学び考える場をつくるためのゆるやかなつながりです。松本市中央公民館と共催して、立場を問わず誰でも参加しやすい企画を行っています。2018年から活動を始め、松本市などに住む5人の企画運営委員で構成されています。
市民ゼロポイント趣意書
基本方針
・教育基本法の主旨に則って、政治的立場に関係なく誰でも参加しやすい場を作る。
・最低限、市民として知り、身に着けるべきことを参加者とともに探る。
やり方・進め方
・2人の社会学者を助言者にして、人権、民主主義の基本文献を読み、その基本を学ぶ。
・地域や社会で問題になっているテーマについて取り組んでいる人のお話を聞く。
・本会は、教育基本法の趣旨に則って公民館と共催で行う。
※教育基本法該当条文
第十二条 社会教育
個人の要望や社会の要請にこたえ、社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。
第十四条 政治教育
良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。
記:2018年7月14日
市民ゼロポイントブックトーク
本企画は、企画運営委員を手始めとして、それぞれに紹介したい1冊の本について話してもらい、参加者のみなさんとフリートークをする企画です。
2020年11月28日に第1回(紹介した本はチョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』)を開催しました。
コロナ禍で開催が不定期になっていますが、これからも行っていきたいと思っています。
これまでの企画
原点から考える(全10回:2018年7月14日~2019年8月31日)
本企画では、これからをつくる市民であるために必要な基本的なことについて、原点からともに考えることを目的として、小室直樹『日本人のための憲法原論』(集英社インターナショナル、2006年)をほぼひと月に1章ずつ、参加者の皆さんと読み、議論をしました。
立憲主義や民主主義、人権といった現代の市民社会にとっても大切な概念について、その発祥の地である西洋の歴史を辿りながら、それらがどのようにして形成されてきたのか、原点から考えました。
原点との遭遇(全6回:2019年9月21日~2020年8月22日)
本企画では、日常生活や社会活動のなかで気になったこと、疑問に思ったことについて、素朴な疑問をもった人から問題意識をもって活動している人まで様々な人に発表してもらい、参加者とともにフリートークを交わしました。
互いを尊重しあう開かれた場において、個々人の問題をみんなのものとすることで、民主的な市民性をともに育むことを目指しました。
「信大政治参加推進コミュニティーVOTERS」のみなさんや、精神障がい当事者の方、「池田町公民館使用取り消し問題」の当事者の方などのお話を聞いてきました。
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