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ライブの楽しみ方は十人十色(ライブ編)

このお話は前回の続きですが、初めて読んだ人でも楽しめるようになっています。ぜひお付き合いください!

前回までのあらすじTWICEの東京ドームのライブに参加した私、友人A、友人Bはグッズの購入には失敗したものの、ライブの開始時間にはなんとか間に合った。はたしてライブは無事に終わることができるのか、今回はその続きのお話になる。

ライブが始まった。

曲に合わせて中央からTWICEが登場する。

大音量のメロディに合わせてカラフルなレーザー光が会場内を照らす。

ファンの声援が加わり、会場は最高の熱量になった。

メンバーが手を振った方向にいる人達はペンライトやうちわを振ってそれに答えている。

私も前回のライブで買ったうちわを振り回した。

一方、私の友人AとBは手ぶらだったが、各々のやり方で楽しんでいた。ぜひ皆様の参考にしてほしい。

席の配置は上の通りである。私はAとBの間に座った。

Aの楽しみ方は叫びと運動だった。いや、雄叫びとボクシングに近いかもしれない。

Aは前にも述べた通り、周りの目線に関係なく興奮をさらけ出すことができる人物だ。

少しでもTWICEの可愛い瞬間があれば、「うぉー!」といった雄叫びをあげる。スクリーンに好きなメンバーが映ればそのメンバーの名前を叫び、合いの手だって欠かさない。もはやファンの鏡である。

さらに、彼のエネルギーはこんなものでは収まらない。彼は自分の抑えきれない興奮を周囲の人に向けるのだ。

詳しく説明すると、彼は自分に溜まったエネルギーを肘打ちやパンチに変えて周囲に発散する。それでも、彼は他人には危害を与えてはいけないといった分別は持っているので、この場合周囲の人間というのは私のことだ。

サナが見せ場のシャーシャーダンスをしたら、Aが私の背中をべしべしと叩き、ツウィがキラキラの笑顔で話し始めると、肩あたりにパンチが飛んでくる。こんなの危なすぎてライブに集中できたものではない。

肘打ちが私のみぞおちに入ったタイミングでふとBの様子を見ると、Bは違った楽しみ方をしていた。

Bはダンスが得意でTWICEの振り付けを覚えている。せっかくのライブということもあり、BはTWICEの曲に合わせてダンスを踊っていた。

ということは...

左右のAとBに挟まれた私は2人の動きにぶつかり、もまれながらライブを楽しむことになる。TWICEが派手なダンスをするほどAは興奮して私に攻撃を仕掛け、Bはダンスがますます激しくなっていく。

椅子のスペースは限られているので私は身動きが取れなくなった。

そして私は悟った。ライブの応援グッズを買うことはエネルギーを発散し、安全な楽しみ方を促してくれるものだということを。

次こそは応援グッズを買おう。



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