見出し画像

罵倒語を種類別に分類して理不尽な怒りに対処する

怒り、嫌ですよね~~~

僕は他人の怒りに触れるのがマジで嫌いで、なるべく怒りという感情を避けて生きてきたような節があります。理不尽に怒られた日なんかにはしばらくテンションが下がりっぱなしです。

そこで、今回の記事は罵倒に使われる言葉や表現=罵倒語を6種類ぐらいに分類することで、そんな状況に対処しようという回です。

「比喩型ばっかりでレパートリーが乏しいな…」とか「頭脳型で攻めてきてるけど、間にちょくちょく属性型を混ぜ込んできてるな…」のように分析しながらやり過ごせば、怒鳴られている間も心安らかにいられるはずです。また、種類別の対処法を覚えれば、冷静なまま反論できるかもしれません。それでは行きましょう。

注意: 記事の題材上、差別的な表現を紹介している箇所もあります。ポリコレ的に悪い表現には※をつけていますが、苦手な方はご注意ください。また、使い方によっては罵倒語に当たらない言葉も、罵倒に使われることがあれば例に含めています。

1.外見型

一般的に悪いとされている外見的特徴をあげつらい、罵るタイプ。相手の中身を全く知らなくても使えるので、初対面の関係で使用されることが多い。

例: ブス・デブ・ガリ・ハゲ・チビ・メガネ・弱っちい・貧乳 etc…

<対処法>
まずその外見的特徴が本当に悪いものなのかどうかも怪しいし、たとえそうだとしてもそれが自分に当てはまるかは相手の主観でしかない。何を言えばいいかわからないので、パッと見でわかることを口に出しているだけだと考えよう。

2.属性型

相手が所属している集団や、その人が抱えている属性をやり玉に上げて罵るタイプ。その性質上マイノリティ差別に繋がることが多いので、比較的リスキーな表現。また、実際にその属性を持っているわけではなくても、それに属すると決めつけるパターン(いわゆるレッテル貼り)もある。

例: 男・女・ジジイ・ババア・ガキ・おっさん・オタク・陰キャ・※オカマ・ヤンキー・負け組・底辺・〇〇厨・※ジャップ・※チョン・※ニガー・※キチガイ・※ガイジ etc…

<対処法>
定義が曖昧なものに対する勝手な決めつけが無意味なのは当たり前な上、そもそも自分がある属性を持っていることと、それが悪いものであるというのは全く別の話。自分を罵倒するために、何かしらの特徴を適当に探してきているだけと考えよう。

3.頭脳型

相手の頭の悪さや行動の愚かさ、ダメさを罵るタイプ。罵倒語の中でも最も攻撃力が高く、またバリエーションも豊富。自分に落ち度がある場合が多いので反論もしにくい。叱責の延長線上にあるため、言葉を選べば丁寧な表現の中に混ぜ込んで使うことも可能。

例: バカ・アホ・ボケ・マヌケ・ドジ・イキリ・怠け者・ダメな奴・役立たず・使えない・無能・頭悪い・頭おかしい etc…

<対処法>
確かに自分がした行動は愚かだったかもしれないが、それだけで自分の頭脳の全てが決まる訳ではない。1回の失敗を過分に拡大解釈して、罵る道具として使っているだけだと考えよう。

4.比喩型

一般的に悪いとされている物に相手を例え、罵るタイプ。単体では攻撃力が少ないので、ほかのタイプと組み合わせて使われることが多い。

例: クソ・カス・ゴミ・クズ・虫けら・ブタ・鬼・悪魔・化け物 etc…

<対処法>
この言葉自体に大した意味はないので、ほかの罵倒表現を強調するために使っているだけだと考えよう。

5.感想型

自分が相手に感じた悪い印象をそのまま表現するタイプ。

例: キモイ・気持ち悪い・気色悪い・死ね・不快・目障り・消えてほしい・汚い・臭い etc…

<対処法>
「あ、この人は自分のことを無茶苦茶に嫌ってるんだな〜」と、ただの個人の感想として捉えることで受け流そう。

6.予測型

相手の身に将来悪いことが起こると予測することで、間接的に現在の相手を罵るタイプ。すぐには罵倒と気づきにくいので、後になってから嫌な気持ちになることも多い。

例: 結婚できない・これから先やっていけない・どこに行ってもダメ・10年後苦労する etc…

<対処法>
当然ながら将来のことなど誰にもわからないし、自分の将来を予測できるほど相手が自分のことを知っている訳でもない。反論できない言い方をして、自分を困らせようとしているだけだと捉えよう。

まとめ

こうやって分類してみると、罵倒語は「相手のことが嫌で仕方がないので、どうにかして相手を不快にさせたい」という気持ちから生まれているとわかります。そこで自分が怒ってしまったり、相手を言い負かそうと思ってしまったら、それこそ思うツボです。

「この人は自分を嫌な気持ちにさせたいんだな」と一歩引いた視点から眺め、冷静な自分↔感情に突き動かされている相手、という関係性を崩さないようにするべきだな、と思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?