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第107回薬剤師国家試験お疲れ様でした

薬剤師国家試験

先日2022年2月19日,20日の二日間にわたって薬剤師国家試験が行われました.
まずは受験された方,大変お疲れ様でした.

私自身も受験してきたわけですが,感想としては,「作問者側が,これまでの試験の在り方とは方向性を変えて,強く"意思表示"をしてきたのかな」と思っています.

具体的には,これまでの過去問を解いてきた印象では,定番の問題や薬の知識を中心によく物事を知っている人が有利になるような試験だったかと思います.
一方で,昨年,今年といわゆる「考えるタイプの問題」が増えたことで,対策の仕方が変わった,もしくははっきり言ってしまうと「試験問題を見てその場で考えるほか仕方のない問題」が増えた印象です.

私としてはこの変化はどちらかと言えばありがたい,というのも,2月上旬(試験の一週間前)まで実験室で助教や研究室の後輩とコミュニケーションをとりながら実験を進めていたり,来年度に向けて研究計画を作成したりしていたので,ほぼ一年間国家試験に全振りしている,主に私大の薬学部生とは知識量だけでは惨敗することが確定しているからです.

しかしながら,今年の問題で散見された,実験がらみの問題や図表からその場で考えるタイプの問題に関しては,普段からむしろそちらばかり扱っている私としては,むしろチャンス問題でした.

そんなわけで,全体的には,「考える問題が多くなって最低限の知識はもちろんのこと,あらゆる条件を見てその知識を運用する力のある受験者が合格するように作問された」ようです.

そういう意味で,過去問と見比べる限りかつての薬剤師国家試験とは様相が変化しているな,と感じました.

点数ですが…

さて,それで偉そうに試験の性質を分析しているお前の点数はどんなもんだったんだ,という話ですが,自己採点では,237/345点ということで,各薬学系の予備校が出している平均点とほぼ同じあたりに収束しました.

禁忌肢を踏んでいたりマークのずれ等のミスがなければ合格はしているかと思います.
ただ,受験の結果や知識的な面での準備不足を考えれば,満足していい点数ではない,というのが正直なところです笑


今後について

さて,今後は大学院に進学するので,研究のあれこれを書いていこうと思っています.

同時に,需要があれば,どんな参考書とか,一年間のスケジュールとかで勉強したら国家試験の直前まで研究と両立しながら,最低限,国家試験合格ラインまでもっていったのか,というあたりもまとめていこうと思います.

おことわりですが,現場で薬剤師として働かれる方は私の勉強などは絶対にマネしてはいけません笑
余裕をもって,たくさんの知識をつけて合格し,現場で活躍されてください笑

久々の更新になってしまいましたが,最後まで読んでいただき,ありがとうございました.
そして,同じく薬剤師国家試験を受験された皆さん,本当にお疲れ様でした.






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