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管理職以上になったら読んでほしい 【水滸伝/北方謙三】

北方謙三の描く水滸伝

北方謙三、歴史小説シリーズ第二弾!

以前紹介させて頂いた【三国志】に続き、またまた劇画的な中国歴史小説by北方謙三です。

水滸伝(すいこでん)

ある銀行家の方に言われた「管理職以上になったら、ぜひ読んでほしいのが、水滸伝」というセリフ。

なんでも、「20代は三国志」、「管理職は水滸伝」なのだそうです。

冒頭の掴みが上手いのは、北方謙三の十八番なのでしょうか?

いきなり、その世界にワープさせられました。

"頭ひとつ、出ていた。

人の波の中である。しかもその頭は剃髪し、陽に焼けて赤銅色に輝いていた。"

この文章で始まる壮大な物語。

登場人物たちが熱い

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見開きから、すごい迫力です。

全巻、巻頭に、そのシーンの中心になるような人物とその名前が描かれています。

第1巻は林冲(りんちゅう)

豪傑で槍(ヤリ)の使い手。

北方謙三、水滸伝の中でも重要な役どころです。

物語は、12世紀の中国。北宋末期に、近衛軍の武術師範、王進(おうしん)と、見開きの男、林冲がすれ違うところからスタートします。

腐敗しきった国を立て直すために、男たちが、ひとり、またひとりと集まってゆきます。

彼らの活躍は、まさに漢(おとこ)!

彼らの想いは叶うのか!?

全編を貫く、

「組織とはいかにあるべきか?」

「志(こころざし)とは何か!?」

この物語を読むことで、自分の考えや、在り方を振り返ってみては如何でしょうか?

そんな投げかけを与えられます。

是非、管理職以上になったら読んでみて欲しい。そんな本です。

是非、本棚へ。


あなたの推し本も教えてください。

ではまた

(=^ェ^=)










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