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【風が吹けば桶屋が儲かる】

一見、関係がなさそうに見えることに、因果関係があることの喩え。逆に、予想が当てにならないことの喩えとしても使われる。
風が吹くと土埃が舞って、目を病む人が増え、その結果、目の不自由な人の一般的な職業だった三味線弾きが増えるので、三味線が売れるようになり、三味線の材料の猫の皮が必要になり、猫が減った結果、鼠が増え、鼠が増えると桶がかじられるので、桶屋が儲かるという話を短くまとめたもの。猫好きに語ると殺されるので留意の要。
各項目間・構成要素間の影響は通常、ネガティブフィードバックなので、効果は逓減するが(一般的な経済学の想定)、まれに、ポジティブフィードバックがあり、それが産業集積や独占あるいは金融危機を引き起こす。SNSの炎上も一例。
「建設工事受注動態統計」の不正が「建設総合統計」に飛び火し、「国民経済計算」の供給面にも需要面にも波及。だが、ジュラシックパークが停電しても、人類にも米国にも被害は限定的だったので、今回もなんとかやり過ごせる(やり過ごす)のかもしれない。

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