小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く、ただ一つの道
もう何度書き直しただろうか…
あぁでもないこうでもないとやっているうちに気づけば2週間が過ぎようとしている。
一つ一つの事柄を説明してると途轍もない文量になるので、かなり割愛していくことを先に記しておくこととする。
私は政治・選挙に全くと言っていいほど興味がなかった。
政治と宗教のことは周りに話すな、と散々言われてきたことと
どうせ聞いてくれやしない、と諦めにも似た心境になったからだ。
5月某日
友人から1通のメールが届いた。
「手伝ってくれませんか?」
いろんな感情が押し寄せてきた。
悪い意味は一切ない、待ちに待っていた瞬間だったのだ。平静でいろと言う方が難しい。
私は震える手を制しながら「はい!ぜひよろしくお願いします!」と回答した。
これまで選挙は遠い存在だったが、一気に身近に感じられた瞬間でもあった。
参院選2022に出馬を決めた友人
しかも無所属
手も足もない彼は真面目に必死になって自身の行いたい政策を聴衆に訴えかける。
ときにユーモアを混ぜながら
ときに自虐ネタを混ぜながら
そして毎回必ず傾聴してくださった方々に質問を促す。それについて必ず全力で答える(応える)
その名は 乙武洋匡(ひろただ)
彼自身生まれながらのマイノリティーだ。
だからこそマイノリティーに対する政策をするのではないか?と疑問を抱かれる人も少なくない…
彼はこう答える。
「マイノリティーのための政策はマジョリティーのための保険になる」
この言葉は何度聞いても "たしかに" と唸らされる。
詳しくは自らの足で街頭演説へ行くかSNSなどを駆使して調べてもらいたい。
それは齟齬がないようにするためでもあるが、ここからそれについて私見を述べるからである。
乙武ひろただ本人が言ってるわけではないことを理解して読み進めてほしいと切に願う。
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私がマイノリティーやマジョリティーという言葉を本当の意味で理解したのはつい最近のことになる。
理由は簡単で、私のなかで分ける必要などないことだから大して気にも留めなかったのだ。
今は"マイノリティーの象徴"とも呼べてしまう乙武ひろただのボランティアスタッフとして携わっていることもあり、自然と耳にする単語である。
否、単語だけではない
実際マイノリティーとして現代社会での生きづらさを感じる人、またその関係者らが多く集まる。
ある種自然の流れなのだろう。
これまでどうしようもなかった思いや経験を聞いてくれて、受け止めてくれて、それを自身の政策に活かすという人が表れて寄って行かない方が不自然である。
…しかし、だ!
私はそこに一つ疑問というか、複雑な感情を抱いてしまうのだ。
『いやいや、そうじゃない!それだけじゃないだろっ??!』
と。
どういうことかというと
マイノリティーの象徴というだけではなく《令和の坂本龍馬・現代の坂本龍馬》だろう、と私は言いたいのだ。
(ここではあくまで世間一般的に知れ渡ってる坂本龍馬のこととする)
薩摩と長州を手を組ませることに成功し、倒幕に一翼を担ったとされる。
また彼なくして明治維新は訪れなかったとされている人物、それが坂本龍馬。
私には乙武ひろただの立ち位置があまりにもそっくり過ぎると考えている。
・与党、野党関係なく友人、知人がいる
・無所属での出馬
・カリスマ性、聡明さ
こじつけや似て非なるモノなど、人それぞれ意見はあるだろう…あって当然だ。
だからたとえ偏見と言われようとも、それでも私は乙武ひろただを令和の坂本龍馬・現代の坂本龍馬だと思って止まないのだ。
だからこそマイノリティーの象徴"だけ"で終わってほしくないと、余計なお世話だということは重々承知だが思ってしまうのだ。
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…本来ならここで
「そんな乙武ひろただに1票を!」と綴って締めるのがキレイかもしれないが、私は私のモットーに従って綴るとするならそれを綴れないのだ…
私の根底には「選択するのは自由。だからこそ自分で責任もって選択せよ」というモットーがある。
だからここでキレイに締められない…のだが、一つ言えるとしたら
『政見放送見て、街頭演説聞いて、選挙に行って自分で選んだ候補者に1票入れろ!』
かつての私みたいに行かないという選択肢を選ぶのもアリだとは思う。
それを選んだなら文句言うなよ?と強く言いたい。
参加する権利を自ら放棄しておいて、アレが悪いコレが悪いは無責任にも自分勝手にも程がある。
だからこそ私は「参加しない、する気もない。だから文句は言わん」という自分ルールを作った。
そんな私はこの先もずっと政治とは縁のない生活を選択して生きていくのだろうと思っていた。
1票の重さも知らずに…
ここまで読んでくれた人のなかには「たった1票入れたところでどうせ何も変わらない」とかつての私みたいに思ってる人もいるかもしれない。
そんな人にとある有名人の言葉を捧げよう
《小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く、ただ一つの道》
byイチロー
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