18.しめちゃんにやってほしい役

アイドルのサイコパス役が観たい。全ジャニオタが胸に秘めている願望である。自担が「最低の役」を演じている姿をファンが求めてしまうのはなぜなのか。理由なんてなくて本能なのかもしれない。

芝居の良いところはやはり普段なら見られないアイドルの姿を見られるところ。役作りによって新しい一面を見せる彼に出会える。キラキラしてないところだって愛したい。愛させてくれ。ファンはアイドルが一皮剥けたところが見たいのだ。役によってこんな表情や仕草をするのか、と発見できるのはいくつになっても喜びなのだ。

私は明るい物語も暗い物語もどちらも好きで、人並みに映画やドラマを観ている人間である。これまで観てきたものを思い起こしながら七五三掛龍也があの役を演じたら…と妄想してみたい。でもなかなか最近の作品を追えていないので、価値観が古いと思う。以下、映画やドラマのネタバレを気にせず書くので要注意。ネタバレNGな方には申し訳ない。


【七五三掛龍也にやってほしい役その1】
  ヒモっぽいだらしない男性役
これは個人的嗜好が反映されていますが、ヒモっぽい男は色気がすごいから優勝なんだよね。きみはペットのモモ役、七五三掛龍也でリメイクどうですか?バリキャリ女性のペットで天才ダンサーの龍也、ぜっっっっっっったいハマり役だから…。
理想は最高の離婚で綾野剛が演じた諒さん、あとは凪のお暇で中村倫也が演じたゴンさん。女たらしでだらしなくてととのった顔面と地獄に引き摺り込む優しさで、まるで悪事を帳消しにしちゃう男の人を演じてほしい。女性の敵みたいな役を七五三掛龍也がやったらどうなるのか、超観てみたい…。最初は優位なポジションにいるのに物語が進むにつれて転落していく最低の男、七五三掛龍也にオファー来ませんかね。女性と絡むシーンもがっつり欲しい。ショックを受ける準備と覚悟をしておくので、メンヘラ製造機な七五三掛龍也をお待ちしています。

【七五三掛龍也にやってほしい役その2】
  色々こじらせてしまった男性役
七五三掛龍也の性格から遠いようで近いような。徐々に追い込まれる系の役が観たい。ピンクとグレーの主人公とか、ラストフレンズの宗佑とか。
こじらせて神経質っぽくなる人ではなくて、堕落していく方のメンヘラ気質がある役を是非演じてみてほしい。きっと上手いから。泣きながら懇願するシーンとか欲しい。ひたすら悲しんで自暴自棄になり気味で、幸せになれない役。ステージでは見ることができない表情をできれば映像で。舞台で生で目撃したら感情移入して泣いちゃうから…。舞台で声を張る姿も観たい…!壊れてしまう硝子の龍也をください。


【七五三掛龍也にやってほしい役その3】
  不倫する年下男子の役
まじでこれが観たい。まじでお願い。映画やドラマを作ってくれる偉い人、七五三掛龍也に不倫させてくれ。
不倫は絶対条件ではない。ただ、年上女性を翻弄するなら純愛でも何でも良い。魔女の条件とかanegoとか東京タワーとか(当時見てなかったけれど有名な作品として挙げています)、ジャニーズが得意な年下男子のやつ演じさせてほしい。胸キュンよりもドロドロな関係が良い。フィクションなんだから思いっきり演ってくれ。当て馬役なんて生ぬるいから俄然切ない報われない結ばれない方でお願いします。
年下男子役来ないだろうか…。しめちゃんの年下男子、主婦層に刺さってバズるに違いないのに…!


【七五三掛龍也にやってほしい役その4】
  同性愛者の役
片想いしてる役、見たい。ほんわか系のストーリーで男性に恋する役、どうですか?いいよね!片想い中の七五三掛龍也はマシュマロのようなかわいさで視聴者を夢中にさせるはず。おっさんずラブとかきのう、何食べた?のような雰囲気がベスト。日常系のストーリーは七五三掛龍也との親和性が実に高いと思うのだ。でもただの日常ドラマで七五三掛龍也を出演させるのは宝の持ち腐れである。大きな悩みや不安を抱えながらも自分らしく暮らしている、希望に満ちたヒューマンストーリーであってほしい。見た目ではわからない葛藤や二面性を七五三掛龍也がどう演じるのか観たい。深夜ドラマで実現しないだろうか。七五三掛龍也が出演する少し癖のある深夜ドラマ絶対良い。


【七五三掛龍也にやってほしい役その5】
  悪事に手を染めてしまう役
カルテットの吉岡里帆がやった役はしめちゃんが演じてもハマると思う。まあ、サイコパスなんですけれど。「人生チョロかった!」って笑顔で言う七五三掛龍也さん、絶対かわいい。生まれてきちゃってごめん側の人間であること確定。あとホラー。七五三掛龍也がサイコパスを演ったらホラーになる気がする。
がっつり犯罪者になっちゃうサイコパス役というよりは、黒に近いグレーな行為で人間関係を破綻させていくサイコパス役がよく似合うと思う。可愛い顔で平然とやってしまうんだ…やべえ…っていう、嫌いになれないけど無理だ〜っていう役を是非。もうやりたい放題じゃないか!でもしめちゃんなら許す!というはちゃめちゃな展開を希望。どんなストーリーなんだそれ。



これまでの七五三掛龍也のお芝居を全部観てきたわけではないので、彼のキャラクター性と顔面の良さと個人的趣味を加味して今日は役について考えてみた。
映画やドラマや舞台の現場ではアイドルが普段関わらない人との交流や刺激が盛り沢山な気配がする。お芝居を通して吸収できることがたくさんあるだろうし、役から学ぶことはとても貴重だと思う。実際、七五三掛龍也は雑誌の取材でとある監督から受けた影響について語っていた。好きなアイドルには、色々な役に挑戦してほしい。向き不向きもあるけれど、演じる楽しさも味わったうえでアイドルの仕事も全うしてくれたらいいなと思う。

2023年は七五三掛龍也が28歳になる年。20代のうちにまたお芝居する機会はいただけるのかな。ミュージカルでもドラマでも何でも良いので観れたらいいな。トラジャのメンバーで誰か朝ドラ出演しないのかな、と勝手にわくわくもしている。七五三掛龍也のこと、センスのある監督さんなら見つけてくれるって信じてる…。いっそ私が監督になりたい。
私が彼にオファーする日には、笑顔のかわいいサイコパスな役をお願いしようと思います。

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