なりたい姿を終わりから考える
あなたは終わりから物事を考えたことはありますか?
なんだか寂しいような不思議な響きに感じるのは私だけでしょうか。
人は「今」を生きることが中心となっていることが多く、今の自分があるのは「過去」の経験があるからです。
なので、どうしても「今」や「過去」にフォーカスしてしまいがちで、そこから「近い未来」を考えていくことが多いです。
終わりから考えるとはどういうことなのか。
意識せずにありふれている終わりは「目標」だと思います。
人生の終わりとなると老後を考える人が多いです。老後は旅行にたくさん行って、大切な人と楽しく過ごして、お金に困ることなく生活して、健康に生きていたい。
このような目標というか希望が出てきがちですが、老後というのは人生の集大成に差し掛かっていることですよね。
中には老後のことは考えない、今幸せでいたいだけ。このように考える人もいます。
最終的にどんな自分でいたいか
この答えがしっかり出ていると、今現在の幸せも老後の幸せも叶えられるのと思うんです。
もっと大袈裟にいうと、自分の人生が終わる時どういう終わり方をしたいか。
死の直前に後悔を述べる内容って、もっと家族を大切にしておくべきだったとか、仕事のしすぎで家庭を省みなかった、もっと楽しむべきだったと言いますよね。
あなただったら人生の最後はどういう気持ちでいたいですか?
そして、自分の最後に大切な人からどう思われたいですか?
これが心から有りたい自分の姿だと思います。そして心から有りたい自分の姿を知る方法が以下だと思います。
あなた自身の葬儀で、大切な人から弔辞でなんと読まれたいですか?
私はこの弔辞の内容を考えた時に「自分はこういう人間になりたくて、こう生きていきたいんだ」ってはっきりわかりました。
仕事熱心で家庭を守ってくれた。
優しくいつも包んでくれた。
みんなに頼られてた。
明るくいつもみんなを笑わせてくれた。
人それぞれの答えが出ると思います。
最終的な自分が有りたい姿とは他人からどう思われたいのかで決めるものではないと思いますが、あなたの大切な人はありのままのあなたの姿を知っているはずです。そして、大切な人とどう向き合っていきたいか。
大切な人からどう思われているか=本当のあなたなのです。
知らなかったあなたの価値観に出会うかも知れません。
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