入院準備　持っていったもの（巨大子宮筋腫　体験談⑧）

【前回までの体験談】痩せて初めて気づいた手のひらサイズの子宮筋腫。私はサードオピニオンの病院で筋腫摘出手術することを決めた。ホルモン注射の治療は終了したが、いまだ医療保険の免責期間中･･･。更に手術の保証人は内縁の旦那さんではダメだと言われ･･･

保証人は結局叔母さんに

結局、保証人は叔母さんになってもらった。
ダメモトで手術の保証人をお願いすると、即答で「行くわ！」と言ってくれた。

叔母さんは小料理屋を営んでいて、私の旦那さんと一緒に顔を出していたから私たちが内縁だということを知っていた。
唯一の私の理解者だと言ってもいい。
ただ、「あんたが私の娘だったら絶対内縁なんて許さないけどね」って、いつも言っていた。

私にとって叔母さんは母以上に母のような存在だ。
箸の持ち方から、話の聞き方、所作まで無知だった私に一から教えてくれた。

結局度胸が据わっているのは女だ！

医療保険の免責期間も無事に済み、先生から手術の説明を聞く日がやってきた。
同席してくれたのは叔母さんだ。
叔母さんが、旦那さんに「先生の話聞きに行くよ」と声をかけてくれたけど、診察室の前まで来てくれてたのに怖くなったのか、「俺はいい。ここで待ってるから」と言った。

一瞬「え？」と思ったけど、かまってる暇はない。
ちょっとだけ心の中で「この臆病者が！」と思った。

先生はMRI画像を出しながら、この腫瘍が･･･と説明してくれた。
いつも思うが、MRI画像、何がどれなのか私にはサッパリわからない。
とにかく1週間で退院できることはわかった。
私より、叔母さんの方が食い気味で質問していて笑えた。

いよいよ入院の準備（あってよかったものと使わなかったもの）

入院するときに、ありがたかったのは、いろんな方の体験談だ。
何を持ってくといいよとか、これはいらなかったとか、手術の前後の話とか。
先に知っておくことで心構えができた。

主に書いてあったのは、

・生理用ナプキン
・靴下
・スリッパ
・上が前開きのパジャマ（チャック付きやゴムがキツイものは厳禁）
・洗面具一式
・シャンプー、リンス、ボディーソープ（持ち歩き用にポーチに入れる）
・トートバッグ（お風呂セット、着替えを入れる）
・フェイスタオル
・バスタオル
・おはし
・ティッシュペーパー
・テレビ用イヤホン
・ペン
・ストロー付きペットボトルの蓋
・ビニール袋（持ち手つき）
・時計
・読む本
・S字フック
・耳栓
・基礎化粧品
・パーカー（寒いとき羽織る用）
・髪をまとめるゴム・クリップ
・開腹手術の傷にあたらないよう、股上のある下着（マタニティショーツとか）
・テレビカード
・少量のお金
・メモ帳
・ハンガー
・ドライヤー
・くし
・充電器
・ボディクリーム

とかだったと思う。

私は個室をとったから、耳栓は必要なかった。
パソコンを持ち込んだから、テレビカードも本も必要なかった。（冷蔵庫も使わなかったし）
洗面台もついていたからウェットティッシュも必要なかった。
メモ帳は、入院時にもらう手術の流れが書いてある紙にメモを書いたから、まったく必要なかった。

下着はユニクロの股上の長いやつにしたけど、これは本当に良かった。
薄いし、締め付けないし、ゴムが無いから擦れておこる激痛が回避できる。

パジャマもユニクロでそろえた。ズボンだけは、腰を締め付けないダンサーがよく履いてるやつみたいなのにした。これも股上が長くて傷にあたらなくてよかった。

イヤホンは百均で、これでもかって長いのを買った。短いとかなり不便だっただろうな･･･。

パソコンでテレビを見れるアンテナみたいなのも持って行ったなぁ。
当然ながらWiFiは飛んでなくて、有線で繋いだような記憶もある。

時計も持っていかなかったなぁ。
スマホで時間を見る習慣が付いてるし、何より病院の机って狭い。置く場所も無いと思った。

なにより一番役に立ったのはビニール袋とS字フックだった気もする。術後は起き上がるのも辛いから、近くにゴミ箱としてビニール袋をかけておくと便利だった。更に、ビニール袋はシャワーの時の着替えとかを入れたり、机の上に置ききれない物を入れてベットの横にかけていた。

一番要らなかったのはストロー付ペットボトルの蓋だった。一回も使わなかった。

今は入院グッズのレンタルとかあるらしいけど、私の時は説明がなかったから無かったのかもしれない。
上記以外にも、腹帯とか必要だったけどそれは病院の売店で入院日に買った。

荷物は、旅行くらい大荷物になるからキャリーバックに詰めて持って行った。
取りに帰れないし、旦那さんに頼んだとしても、どこにしまってあるか分からないだろうから「必要かも？」と思うものは、とりあえず持って行った。