D45　｜　2.できない自分もいるんだよね

白状すると、フリーランスになる前に務めていた時代、俺ってけっこう仕事できるんじゃない？って思っていたりしました。（今思うと、盛大な勘違いなようにも思うけれど、そう勘違いできていたポジティブさは、きらいじゃない。笑）

たぶん、当時の自分が今の自分を見たら、説教するんじゃないかな、と思うほどに、そのときやっていたことができなかったりします。とほほ…。

ただ、それで自分をすっごく責めたりはせずに、あぁ今はこれができないんだなぁって、それに気がついて認めていく日々だったと思います。昔ほど高く飛べないけれど、低空飛行のよさとか、低空飛行だからできることを見つけていくような感じでしょうか。

昔は高く早く飛ぶ能力が価値！と思っていたけれど、低空飛行の楽しさを知ったり、ゆっくり飛ぶことで見えるものに気がついたりもしてきました。
「できない自分もいるんだよなぁ」って、自分でわかってから、そんな自分ともイライラしたり、あせったりせずに付き合えるようになってきました。

自分に対してやさしくなれてくると、これまで見えなかったことが見えてきて、同時にたくさんの反省もしました。若い時は、やればできるのが当たり前と思っている自分がいたこと。自分の基準を周りにも求めていたこと。やりたくてもできないときもあること。普通は人それぞれ違うこと。なにが簡単でなにが難しいのかも人それぞれ、なにができて、なにができないのかも人それぞれ。気付いてみると当たり前のそんなことが、全然わかっていない自分がいたんだなぁって。

そして、おもしろいのが、「できない自分」を見つけると同時に「できている自分」にも出会えたこと。自分が当たり前にできていることって、なかなか気がつきにくい。
「できてない自分」を見つけて、認めてあげるのも、なかなか悪くはないなぁって、思っています。